Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

歌でワインを釣る。

2008-06-20 07:56:39 | アメリカ生活雑感
先週の日曜日の出来事。

いつも食料の買出しに行く近所の韓国マーケット、Hmartに一人でお買い物に出かけたときのこと。
食料を買い込んで店を出ようとしたとき、店の奥のほうからカラオケらしき男性の歌声が聞えてきた。
「誰や、スーパーで歌っとんのは?」と不思議に思った私は、カートを引いたまま歌声に釣られるように奥のほうへ・・。すると、店のアルバイトの男の子がひとりで退屈そうにカラオケを歌っていた。
私に気づいた彼は「どうですか、一曲歌っていきませんか」という。

なんでやねん!なんでここやねん!!

丁寧にお断りしてその場をすごすごと出ようとしたそのとき、お店のマネージャーがすれ違いざま向こうからニコニコしてやってきた。
「今、イベント中なんですよ。カラオケで90点以上出した人に、ワインほかいろいろな商品を差し上げているんです。」

ぐぐぐ・・ワイン・・・ほ、欲しい・・でも恥ずかしいし、やめとこ。

そんな私にすかさずたたみかける。
「100点が出たらお米ですよ!」

ぬおおお・・・おこめ・・・それは欲しい。
どうせ一人やしな。誰も見てないし。急いでるわけでもないし。

そして私は決意した。
「やります。」

韓国の歌は知らないんですというと、マネージャーはすかさず英語、日本語、中国語のカラオケブックをどさっと持ってきた。
しかし、こういうときに困るのは選曲。何でもいいっちゃ何でもいいんだが、いろいろ見ているうちに混乱してきた。歌謡曲なんてとんと歌うことがなかったのですぐにぱっと選べない。
かといって英語の歌は点数出なさそうだしな(←けっこう本気)
見かねたマネージャーが「これならボクも知ってますよ」と「こいびとよ~」と口ずさみ始めた。

あ、じゃ、それにしときますわといってあっさり決めたのが、五輪真弓の『恋人よ』。
異常にドラマチックなイントロが場違いなスーパーの片隅に響き渡る。
こんなところでカラオケに盛り上がる3人の存在など、買い物客のいったい誰が知ろう・・。

そして、緊張の結果発表。
ダララララララ・・・「96点!!!」

おめでとうございま~す!!!!!
やった~、ワインだワインだ!!ちょうどお客さんもいるし欲しかったんだよな~。
でも本当はお米ねらってたんだよな。



安もんのオーストラリアワインだけどね

家に帰って報告したらPちゃんバカ受け。一緒に行くんだった、と悔しがっていたけど、一緒だったら多分やらなかったから、これでいいのだ。
Comments (8)
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