shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

マッシュアップ・ビートルズ特集2015

2015-04-11 | Mashup
 ポールの大阪公演まであと10日となった今日、クラウドサージで取ったチケットがキョードー東京からクロネコ便で届いた。実は4月に入ってから目のまわるような忙しさで疲労困憊していたところに昨日あたりから風邪気味で今日は一日グッタリしていたのだが、これは何としても来週までに治さなければいけない。こんな時は何も考えずに笑えるネタが一番だ。ということで今日は久々にマッシュアップ特集をやりたいと思う。

①「A Hard Day's Night」+「Girls Girls Girls」(Motley Crue)
 常にクオリティーの高いマッシュアップ作品を生み出し続けているオーストラリアのマッシュアップ・アーティスト、Wax Audioの新作がこれ。以前取り上げたメタリカもそうだったが、マッシュアップにおけるビートルズとヘビメタの相性は抜群で、この作品でも違和感を感じさせない音声ミキシングと映像処理で大いに楽しませてくれる。リンゴの爆裂ドラミングやポールのヘッドバンギング(笑)のシーンも良く出来ていて感心してしまったが、何と言ってもモトリーのラウドなメタル・サウンドを向こうに回して一歩も引かずに圧倒的な存在感を示すジョン・レノンの歌声が一番の聴きどころ。ジョンの歌声は史上最強だ。
A Hard Girls' Night (The Beatles + Motley Crue Mashup by Wax Audio)


②「Twist And Shout」+「La Bamba」(Ritchie Valens)
 残念なことにこの作品は音声ミックスのみだが、映像無しのハンデを補って余りある見事なマッシュアップだ。耳に馴染んだ「ラ・バンバ」のイントロに続いていきなりジョンの “ウェ シェケナベイベ ナウ~♪” が炸裂する瞬間の快感を何と表現しよう? バック・コーラスを始めとして細部に至るまで「ラ・バンバ」と「ツイスト・アンド・シャウト」が信じられないくらい見事に一体化し、理屈を超えたロックンロールの躍動感を伴って迫ってくるのだからたまらない(≧▽≦) これはホンマに凄いわ!
The Beatles Vs. Ritchie Valens - La Twist And Bamba (Cabox MashUp)


③「Come Together」+「I Love Rock 'n' Roll」(Joan Jett)
 2つの楽曲を組み合わせて一つの作品を作るだけでも大変なことだと思うのだが、これは何と5組ものアーティストの楽曲を絶妙にミックスして実にクールでカッコ良いマッシュアップ作品にに仕上げてあるのだからその音楽的センスはもう見事という他ない。サイプレス・ヒル、ハウス・オブ・ペイン、レイジ・アゲインスト・ザ・マシンという3組のアーティストは全然知らないのだが(←ヒップホップっぽいサウンドとかかな?)、私的にはジョーン・ジェット姐さん一世一代の名曲「アイ・ラヴ・ロックンロール」の名リフをバックにジョンが歌う「カム・トゥゲザー」が聴けるだけで鳥肌モノだ。ちょいちょい挿入される “ロック・ショウ” ポールの映像もファンとしては嬉しい。
The Beatles vs. Joan Jett vs. Cypress Hill vs. House Of Pain vs. Rage Against The Machine Mashup


④「Rock 'n' Roll Music」+「Rock 'n' Roll」(Led Zeppelin)
 ビートルズの「ロックンロール・ミュージック」とレッド・ゼッペリンの「ロックンロール」を組み合わせるという、今までありそうでなかったマッシュアップがこれ。ボンゾの爆裂ドラミングから始まる例のイントロに続いて “ジャスレッミィァ サマザ ロックンロールミュージック~♪” というジョンのヴォーカルが炸裂する前半25秒間がこの作品のすべてと言ってもいいだろう。中盤以降はあらかさまな手抜きでほとんどゼップの「ロックンロール」一辺倒なのが惜しまれるが、後半3分4秒の所でプラントとジョンのヴォーカルが交差する瞬間はめっちゃカッコいい。取って付けたようなエンディングは笑えますな。
Led Zeppelin vs The Beatles - Rock and Roll Music


⑤「Honey Pie」+「I'm Coming Virginia」(Django Reinhardt, Sidney Bechet, Barbara Lea)
 最後はちょっと趣を変えてビートルズとスウィング・ジャズの融合だ。接着剤はジャンゴ・ラインハルトが奏でるマヌーシュ・ギターのリズム。「ハニー・パイ」という曲は元々オールド・ジャズのパロディーとしてポールが書いたものなのでこのマッシュアップは当然の帰結と言えるものだが、それにしても曲全体をキリリと引き締めているドラムのビートといい、後半部に絶妙のタイミングで挿入されるバーバラ・リーのヴォーカルといい、入念に作り込まれた逸品だと思う。
The Beatles (Feat. Django Reinhardt, Sidney Bechet) - Honey Pie (Grant Lazlo Mashup)

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4 コメント

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ワクワクします (shiotch7)
2015-04-16 00:10:13
fab-forさん、こんばんは。
マッシュアップ、面白かったでしょ?
特に「ツイスト・アンド・バンバ」はツボでした(笑)

ポールとの再会まであと6日...
ハッキリ言って全然仕事が手に尽きません。
楽しみやなぁ...(^.^)
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もうすぐです (fab-for)
2015-04-15 18:41:38
shiotchさんどうも。
今回もたのしいマッシュアップ揃いですね、1番目2番目なんて結構自然な感じのもあり楽しめます。

大阪はもう来週じゃないですか、体調を整えて楽しんで来て下さい。
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Coming soon!!! (shiotch7)
2015-04-12 19:33:20
goigoiさん、こんばんは。
マッシュアップ、楽しんでいただけて何よりです。
こーゆーの、大好きなんです。
また気が向いたらやりますね。
ポール公演まであと少し。
とにかく早くこの風邪を治さねば...
来週にはベスト・コンディションに戻して
思いっ切り楽しんできたいと思います。
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マッシュアップ☆ (goigoi)
2015-04-12 13:28:14
shiotch7さん、こんにちは♪

マッシュアップ、たいへんたいへんタノしいですねぇ
たくさんのご紹介、
ありがとうございます
ポールさんのOUT THERE 2015、
タノシミですね
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