shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

Freshen Up Japan Tour Nagoya Dome 11.8 2018 / Paul McCartney

2020-03-25 | Paul McCartney
 前回取り上げた Nanker レーベルの「Final Night In Japan 2020 Live At Nagoya Dome」は通販で買ったのだが、そこのお店を利用するのは初めてだったのでクイーンの他のタイトルやビートルズ関連のタイトルで何かエエのはないかいな... と色々チェックしていた時に偶然見つけたのが同じ Nanker から出ているこのブルーレイ盤「Freshen Up Japan Tour Nagoya Dome 11.8 2018」だった。
 ポールのナゴド映像はライトハウスでもらったギフト盤が一番気に入っているのだが、自分が見に行ったライヴをハイ・クオリティなブルーレイで 、しかも “サイド・スクリーンとステージを捉えた完全固定映像” と “ステージのみを捉えた完全固定映像” という2種類の違った目線からポールのライヴが楽しめるというのだからこれは絶対に買いである。メイン・カメラが1階3塁ベンチ上付近最前列あたりということで、自分が体験したのと大体同じような角度から見れるのも嬉しい。そこの店はクレジットカードが使えず代引き着払いのみという実に不便極まりないシステムなので単品で買うと代引き手数料を支払うのがバカらしくなるが、私の買い物はクイーンとポールの2タイトルで送料無料になっていうことナシ。ということで、前回 “春のクイーン祭りでもやったろか” とか書いたが前言撤回。まぁナゴド繋がりということで... (笑)
 届いた盤をまずディスク1から視聴開始。ところがサイド・スクリーンなどどこにも映っておらず、ただひたすらステージのみを撮っている。当然ディスク2も同じだ。一方ディスク3と4はサイド・スクリーンをメインでずーっと映しており、ステージはハッキリ言っておまけ程度と考えた方がいい。要するにスクリーン・ショットとステージ・ショットがメーカーの説明と真逆だったのだ。まぁどっちがどっちでも問題はないが、それにしてもエエ加減なメーカーやなぁ...
 実際に観た感想だが、ディスク1と2の“ステージのみを捉えた完全固定映像” の方はステージ上のポールが近くもなく遠くもなくというビミョーな距離感。しかも文字通りの “完全固定映像” なので画面がやや単調で、数曲観るとサイド・スクリーンが恋しくなってくる。このディスク1&2はまさに、“ライヴに行って双眼鏡も何も使わずにただジーッとステージを見つめている”... そんな感じなのだ。
 一方 ディスク3と4の “サイド・スクリーンとステージを捉えた完全固定映像” の方は ディスク1&2に比べるとステージ上のポールはかなり小さくてハッキリ言って米粒程度の大きさなのだが、それを補って余りあるのがサイド・スクリーンに映し出されるプロ・ショット映像で、単調極まりないディスク1&2よりは遥かに楽しめる。スクリーン下のトランスレイションがバッチリ映っているのも面白い。もちろん理想を言えばクイーン・たまアリ映像のような “かぶりつきのクロース・ショット” がベストだが、それが無理ならこのように割り切ってサイド・スクリーンに映し出されるプロ・ショットをキレイに観れるのがいい。結局実際のライヴ会場での我々の目線に一番近いのがこのディスク3&4の “サイド・スクリーンとステージの映像” ということになるのだろう。ラストのドアラまでバッチリ映ってるし...(笑) ただ、曲間のMCでピントがボケるのが玉にキズ。ポールのライヴは喋りも重要な要素だということが Nanker さんには分かってらっしゃらないようだ。
 音声面は “高品質なオーディエンス録音最高峰のアルティメイト・サウンドを映像にシンクロ” しているとの看板に偽りナシのスーパーウルトラ・ハイ・クオリティ。情報によると Nanker の名古屋ブートはあの T&J がネット上にアップしたマトリクス音源を使っているらしいとのことだが、この音を聴いてその可能性は非常に高いと思った。私にとって2種類の映像はどちらも及第点の出来だったが、この素晴らしい音が手に入っただけでも買った甲斐があったというものだ。このブルーレイ4枚組アイテムは私にとって、あのニャゴヤの夜のリマインダーとしては十分な逸品... だがや。
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