shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

Final Night In Japan 2020 Live At Nagoya Dome / Queen + Adam Lambert

2020-03-18 | Queen
 まず最初に私事で恐縮だが、先日転勤の内示が出た。今の職場には8年間もおっていい加減うんざりしてたし、次行くところは今よりもかなり近くて仕事もラクそうやしで、ハッキリ言ってめちゃくちゃ嬉しいヽ(^o^)丿  コロナで閉塞感がハンパなかった私にとって久々の良いニュース。これでますます音楽漬けの日々が送れそうだ。
 その音楽に関して言うと、ビートルズの最初期スタンパー盤が中々市場に出てこず(←ポンポン出てきたらそれはそれでビックリやけど...)、最近はクイーンのブートレッグを聴きながらオークションは息を潜めて様子見の状態だ。ということで今回もクイーンのブートレッグ... もうこーなったら “春のクイーン祭り” でもやったろか...(笑)
 前回は「映像編」ということでライトハウスが出している埼玉、大阪、名古屋の3枚を取り上げたが、じっくりと鑑賞するに値する映像ブートが埼玉オンリーという悲惨な状況に悶々としていた私は “ポールの時に競い合ってた他のブート屋さんは一体何をしとるんや???” と疑問に思い、色んなメーカーの名前を入れてググってみたところ、Nankerレーベルから埼玉と名古屋のブルーレイが出ている(←何で大阪だけ無いねん!!!)ことを発見。埼玉2日目は既に最高峰の①があってアレを超えることは多分ありえないし、埼玉1日目は説明文の “映像を織り交ぜたミックス編集” という表現に地雷臭しかしなかった(笑)ので、“基本的な映像はスタンド真正面からの撮影によるもので、もう1台の撮影カメラを補足用として使用” という名古屋の方を購入。今回のラプソディ・ツアーはセトリも演出もめちゃくちゃ素晴らしかったので、できるだけ埼玉以外もフル・ショウの映像で残しておきたいというのがファン心理というものだ。
 ここまで映像モノはハズレ率が高かったのでひょっとして Nankerもアカンかな... とブルーレイが届くまでは正直不安だったのだが、届いた盤を観始めた瞬間に“やったー\(^o^)/” という感じで大喜び。ちょうどステージとその後ろの巨大スクリーンがバッチリ映る絶妙な距離・角度からのハイビジョン映像でカットなしのフル・ショーが記録されており、まるでプロ・ショットのライヴ番組を見ているような気分にさせてくれるのがいい。LH埼玉盤をクロース・ショットの傑作とするなら、さしずめこちらはステージ・ショットの傑作というところか。
 ただ、一つ残念だったのは映像にシンクロさせたという音声で、メーカーは“最前列付近からの音圧豊かでステレオ感抜群の高品質な極上サウンドで収録したオリジナルマスター”と胸を張るが、テーパーの傍で “ホゥ ホウ!” と叫びまくるこのクソダサい奇声、LHが出している「Nagoya Dome 2020」と全く同じではないか! 2013ポールのEVSD盤や2015ポール武道館盤の時にも書いたように、私は女性の黄色い歓声やライヴの一体感を味わえる手拍子は大歓迎なのだが、この手の不快な自己陶酔型の奇声は大嫌いなので、1回聴いただけでウンザリして隣室行きになったLHの「Nagoya Dome 2020」と同じ音声が使われていてガッカリ(>_<)  まぁライトハウスもナンカーも基本的にはネット音源をパクって商品化するのが常套手段のブート屋なので他にマシな音源が無かったのだろうと推察するが、映像が素晴らしいだけにヴォリュームを上げられないのが返す返すも残念だ。
 とまぁこのように下品なオーディエンス・ノイズが玉にキズとはいえ、映像作品としてはLH名古屋2DVD-Rの “なんちゃってフル・ショウ” なんかよりも数倍楽しめるこのブルーレイ、クイーン好きにはたまらない傑作ブートだと思う。

【おまけ】名古屋公演の“Crazy Little Thing Called Love”の最中にブライアンのギターにトラブル発生し、ブライアンがギターを取り替えに行ってる間、アダムが“He's getting the other guitar, because he wants to get bluesy now~♪” と即興の歌詞でつなぐところがめちゃくちゃクールでカッコイイ! Nankerのブルーレイでは下のYouTube映像とは別の角度からこのハプニングのシーンがバッチリ撮れててめっちゃ面白かった(^.^)
20200130 QAL 名古屋公演でのハプニング
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