shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

【隠れラウドカット】「Tug Of War」ポルトガル盤

2022-10-09 | Paul McCartney
 先日久々にB-SELSに行ってきた。8~9月はお店が休みだったり私が多忙だったりで中々行けなかったのだが、ラッキーなことにたまたま平日の昼からオフが取れたのでB-SELS詣でを決め込んだ。
 私:こんにちわ。
 Sさん:おぉ~、これはこれはshiotchさん。
 私:ホンマにお久しぶりです。コロナはもう大丈夫ですか。
 Sさん:ええ、もうすっかり元気ですよ。
 私:それはよかったです。来れない間もずーっと「日記」見てたんですけど、最近グアテマラとかニカラグアとかバルバドスとか、各国盤がホンマに凄いことになってますね。
 Sさん:ハハハ...
 私:1年前に盛り上がってたウルグアイやペルーやトルコが今ではめっちゃ普通に思えますもん(笑)
 Sさん:でもね、売れるのはほとんどUKオリジナルなんですよ。
 私:まぁそうでしょうね。パナマ盤がガンガン売れたらこわいですもん(笑)
 Sさん:だからUK盤の補充が追い付かなくて... 1枚出品するのにもやっぱりそれなりの時間がかかりますから。
 私:いつも1枚1枚丁寧にクリーニングして試聴してから出してはりますもんね。売れたら売れたでその分の商品の補充が大変なんや...
 Sさん:でも常連のみなさんがこうして来てくださると元気が出ます。
 私:そう言っていただけると嬉しいです。
 Sさん:最近はどうですか?
 私:いやぁ~、円安がヤバすぎてeBay見てもちょっと腰引けますね。DiscogsはDiscogsでβヴァージョンとかいうクソ見にくいレイアウトになったのでこっちは絶縁しましてん。
 Sさん:へぇ~
 私:今はもうすぐ出る「Revolver」のボックスがめっちゃ楽しみです。
 Sさん:なるほど...
 私:で、今日なんですけど、何かこう...魂を揺さぶられるようなラウドカット盤ないですか?
 Sさん:ラウドカットですか...(大笑い)
 私:はい、こちらでいただいたベネズエラの「赤盤」やイスラエルの「Abbey Road」みたいな知る人ぞ知る隠れラウドカット盤があればぜひ聴かせてほしいんですけど...
 Sさん:あぁ、それならエエのがあります!(と言ってエサ箱から1枚レコードを取ってこられて...)これです。
 私:へぇ~、「Tug Of War」のポルトガル盤ですか。
 Sさん:shiotchさん各国盤いっぱい持っておられるからポルトガルも既に制覇済みかもしれませんが...
 私:いえいえ、ポルトガル盤なんて1枚も持ってなかったと思いますよ... 多分。最近年のせいでボケてきてるので確かじゃあないですけど(笑)少なくとも「Tug Of War」は持ってないです。
 Sさん:それはよかった。聴いてみやはります?
 私:もちろん!ぜひお願いします。
 Sさん:(A①「Tug Of War」がかかる)どうですか?
 私:おぉ、これめっちゃエエですやん!(とサムズアップするとSさんニッコリ)
 Sさん:ポルトガルの独自カットなんですよ、これ。
 私:商品説明ポップに「大迫力!!」「スバラシイ音です!!」って書いてありますが、ホンマにこれは凄い音ですね。こんな音の「Tug Of War」、聴いたことないですよ。
 Sさん:(A面が終わってレコードを裏返しながら)B面はもっと凄いですよ!
 私:えぇ~、楽しみ♡
 Sさん:(B①「Ballroom Dancing」がかかる)どうですか?
 私:うわぁ、これはヤバい。各楽器の1音1音が強いですね。
 Sさん:(その後、B面がかかっている間、Sさんは他の常連さんの接客をされていて、私はひたすらその凄い音に集中。やがてBラス「Ebony And Ivory」が終了...)ね、凄いラウドカットでしょ?
 私:いやぁ、参りました。ポルトガル恐るべしですね。これ、いただきます!
 Sさん:よろしいんですか?
 私:もちろんです。こんな凄い音の「Tug Of War」が聴けるなんて思いもしませんでした。今日は来てよかったですわ。
 Sさん:ありがとうございます。そんなに喜んでいただけるとは。
 私:私の座右の銘は「三度のメシよりラウドカット」ですからね(笑) 早よ帰ってウチのシステムでも聴いてみたいので今日はこれで失礼しますわ。

 久々の収穫にウキウキしながら家に帰って早速聴いてみたのだが、まごうことなきラウドカットの音で大喜び\(^o^)/ 音がクリアーで、尚かつめっちゃ近いのだ。かぶりつきで聴く快感と言うか、これほどキレッキレの「Tug Of War」なんてちょっと他に記憶にない。躍動感に満ちたA②「Take It Away」や疾走感がヤバいB①「Ballroom Dancing」など、手持ちの「Tug Of War」LPの中でも三指に入る超高音質盤である。
 B-SELSは高価なUKオリジナル盤や珍しい各国盤だけでなく、こういう隠れ高音質盤もちゃーんと在庫してるところが凄いなぁと改めて感じ入った次第。ここでB-SELS関連の耳寄りな情報をひとつ:大阪方面から阪奈道路を東進し、奈良県庁を超えて交差点を左折→左折したところにある「奈良登大路自動車駐車場」は平日のみ2時間無料で停めれるので、遠方から車でB-SELSに来店される方には超オススメ。無意味な駐車料金数回分を浮かせてレコードを買うのがビートルマニアの生きる道だ。

P.S. お礼が遅くなりましたが、東京のWWさん、焼き菓子をどうもありがとうございました。おいしくいただきました。お心遣いに感謝感謝です。いつかB-SELSでご一緒できたらいいですね(^.^)
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