shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

シェア・スタジアム公演の私的名場面特集

2016-10-10 | The Beatles
 映画の封切り以降、週末の夜になると橿原くんだりまでのこのこ出かけて行って映画館の大画面で躍動するビートルズを堪能している。昨日で計3回観たことになる(笑)のだが、この映画は何度観ても新しい発見があって全然飽きない(^o^)丿 ということで今日は「エイト・デイズ・ア・ウィーク」のスピンオフ企画としてシェア・スタジアム公演映像の中から個人的に強く印象に残っている名(迷?)場面を特集してみようと思う。

①私が初めてシェア・スタジアムのライヴ映像を観た時に一番印象に残ったのが「アイム・ダウン」で嬉々として右肘でオルガンをグリグリ弾きまくるジョンの姿で、今でもこのシーンがシェア・スタジアムのハイライトだと思っている。 “見て見て!”みたいな感じでジョージにちょっかいを出すジョンの底抜けに楽しそうな表情が最高だ。


②「ア・ハード・デイズ・ナイト」にはジョンからポールへとヴォーカルが入れ替わるパート(←“ウェナンホ~♪” のところ)が2ヶ所あるのだが、シェア・スタジアム・ライヴではその2回とも自分のパートを歌い終わったジョンが “ハイ、次ポール!” みたいな感じで右手で合図するシーン(←2回目はジョンの左足にも注目!)がバッチリ映っている。ホンマにさり気ない動作なのだが、ファンとしては何度観ても萌えてしまう名シーンだ(≧▽≦) 


③ビートルズのライヴは “絵になる” シーンが満載だが、そんな中でも私が “く~ッ、たまらん!!!” と萌えてしまうのがジョンとポールが顔を近づけて1本のマイクでハモるところ。シェア・スタジアム・ライヴでは「ティケット・トゥ・ライド」と「ベイビーズ・イン・ブラック」の2曲でこれが観れるのだが、マイクを挟んでの2人のドアップが映画館の大画面に映し出された時のゾクゾク感がたまらない(≧▽≦)  それにしてもこの頃はまだ2人ともホンマに楽しそうやなぁ...


④「ティケット・トゥ・ライド」の曲紹介でポールが“1つ前に出たレコードからの曲” と言いながら時を遡るようなしぐさで腕を回すとすかさずジョンが茶目っ気たっぷりにそのしぐさを真似るシーンがあるが、この時期の二人の仲の良さを如実に物語るようなツー・ショットに心が和む。こういうシーンがあるから、数あるビートルズ・ライヴ映像の中でもこのシェア・スタジアムが私的№1なのだ。


⑤「ヘルプ!」の曲紹介の時にポールがふざけて場内のブーイング(←制止を振り切りステージに向かってダッシュした少女を警備員が取り押さえたことに対するものらしい...)を真似て“Boo... boo...” とやった時(←当然ながら映画ではバッサリとカットされてたけど...)、慌ててジョンが駆け寄ってきて“オマエ、アタマ大丈夫か?” みたいな表情をするところは必見! ヘラヘラして上機嫌だったジョンがこの日で唯一真顔を見せた貴重なシーンだ。


【番外編】史上初の野球場コンサートということでこの日のカメラはステージだけではなく観客席の様子も克明に捉えており様々な人達が画面に映っているが、一番インパクトがあったのが「ヘルプ!」のリズムに合わせてノリまくる陽気な兄ちゃんだ。まるで身体が勝手に動いてしまうといわんばかりの盛り上がり様は見ているこっちまでウキウキした気分になってくる。又、彼に続いてカメラが捉えた母娘の姿も絶叫/失神する女の子たちの中でひときわ異彩を放っており、まるで “あれがビートルズよ。ステキでしょ?” と娘に話しかけているかのようなママさんとビートルズよりもアイスが気になって仕方がない少女のあどけない表情のコントラストが妙に印象に残るのだ。


 ココに上げた以外にも、“ステージ袖で首を振りながら上機嫌で演奏を聴いているエプスタイン”や“ハイになってるジョンの意味不明なデタラメMC”、“莫大なお金をかけて地球の反対側から今夜のために連れてきました... とリンゴを紹介するポール(←珍獣かよ!)”、“まるでアメフトのようにステージに向かって全力疾走するファンと警備員の追いかけっこ”など、とにかく見どころツッコミどころ満載のこのライヴ映像、まだ見てない人は急いで映画館へGO!!!

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