前回に引き続き「Beatles For Sale」各国盤バトルロイヤルの後半戦をどーぞ。
④フランス盤(マト枝番なし, 174g)
私:これは独自マトです。
Sさん:この前の「With The Beatles」もそうでしたが、フランス盤は音がデカい(笑)
私:これ、今まで聴いたUKマザーの3枚よりも元気があって気持ちイイです。私は眠たいUKの音よりもこっちの方が断然好きですね。
Sさん:歪む直前のぎりぎりまで音圧を上げて切ってますよ。「Ticket To Ride」なんてちょっと危なかったくらいです。
私:ドスンドスンとくるし、今のところ一番ですね。
Sさん:「It's Only Love」の裏のギターがとてもよく鳴ってますね。「I've Just Seen A Face」のギター・ストロークの厚みも凄いですし、「Dizzy Miss Lizzy」のジョンのヴォーカルも良いじゃないですか!
私:めっちゃワイルドですね。とにかくジョンのテンションが高い(笑)
Sさん:これエエなぁ... こんな楽しい「Help!」は初めてですよ。まさかフランス盤がこれほど良いとは思いませんでした。
私:買った時はジャケットが狙いで音にはそれほど期待してなかったんですよ。何たってフランス盤ですから...(笑) でもこれ聴くとUK盤よりも明らかに良いですね。まるでオリックスや阪神がソフトバンクや巨人に勝って優勝したかのような(笑)聴き比べ下剋上です。とにかく前回の仏盤「With The Beatles」の汚名返上ですね。
⑤イタリア盤(T1/T1, 148g)
Sさん:おぉ~、これは凄い! フランス盤の更に上をいってますね。これは目ぇ覚めますわ!
私:でしょ?(笑)
Sさん:「Help!」に足りひんかったんはこの音ですよ。これこそ私が求めてた「Help!」です!(といきなり大コーフン)
私:私の知る限りこれが最強の「Help!」です。「Help!」って本来はキラキラしたポップな内容の楽しいアルバムじゃないスか。だからこんな元気な音じゃないとダメなんですよ。
Sさん:おぉ~、「The Night Before」のヴォーカルが飛び出してきますよね。UK盤はフォーキーな曲に音を合わせてるから「Help!」や「The Night Before」が犠牲になってる感じなんですよ。
私:このイタリア盤の「Help!」ってどんな曲調のナンバーでも文句なしに楽しめる、まさに「Help!」の理想の音作りですわ。
Sさん:この「Ticket To Ride」なんてまさにヘビーメタルでしょ! バックでロニー・ジェイムズ・ディオに歌わせたいくらいです(笑)
私:この「Act Naturally」、もう文句のつけようのない完璧なサウンドですね。
Sさん:「It's Only Love」はさっきのフランス盤も裏のギターの音が良かったですが、これはもっと良いですね。
私:クリアーでクリスプな音ですよね。他の盤とはジョンの声が全然違います。
Sさん:「I've Just Seen A Face」の圧力が凄い。リズムがグイグイきますね。エンディングのギターの音もキレイですよ。
私:音もデカいし、それでいてめっちゃクリアーやし... どないしたらあの眠たい「Help!」がこんなキリッとした良い音になるのか謎ですね。イタリア盤恐るべしですわ。
⑥UK盤(2/2, 161g)
最後にUK盤のシングルとアルバムを聴いて終えるはずだったが、時間がかなり遅くなったので「Ticket To Ride」のシングル盤を聴いたところでお開きに。ただしこの1曲だけでも UKマザーの盤と独自マトのイタリア盤の音作りの違いがハッキリ出ており(←UK盤は音圧の高い45回転シングルであっても端正な音で、イタリア盤のはっちゃけた音とは本質的に違う...)、私もSさんも “全部聴かなくても十分。” という感じで、アルバム「Help!」に関してはイタリア盤の音が断トツに素晴らしいという結論に達した。
尚、家に帰ってから再度 UK盤とイタリア盤をじっくりと聴き比べてみたが、何度聴いても圧倒的にイタリア盤の勝ち。「アナログ・ミステリー・ツアー」でも “全アルバム中で最も音が眠い” と酷評されていたUKモノ盤「Help!」の音作りがイマイチ好きになれないビートルズ・ファンにはこのイタリア盤「Aiuto!」が超オススメだ。
④フランス盤(マト枝番なし, 174g)
私:これは独自マトです。
Sさん:この前の「With The Beatles」もそうでしたが、フランス盤は音がデカい(笑)
私:これ、今まで聴いたUKマザーの3枚よりも元気があって気持ちイイです。私は眠たいUKの音よりもこっちの方が断然好きですね。
Sさん:歪む直前のぎりぎりまで音圧を上げて切ってますよ。「Ticket To Ride」なんてちょっと危なかったくらいです。
私:ドスンドスンとくるし、今のところ一番ですね。
Sさん:「It's Only Love」の裏のギターがとてもよく鳴ってますね。「I've Just Seen A Face」のギター・ストロークの厚みも凄いですし、「Dizzy Miss Lizzy」のジョンのヴォーカルも良いじゃないですか!
私:めっちゃワイルドですね。とにかくジョンのテンションが高い(笑)
Sさん:これエエなぁ... こんな楽しい「Help!」は初めてですよ。まさかフランス盤がこれほど良いとは思いませんでした。
私:買った時はジャケットが狙いで音にはそれほど期待してなかったんですよ。何たってフランス盤ですから...(笑) でもこれ聴くとUK盤よりも明らかに良いですね。まるでオリックスや阪神がソフトバンクや巨人に勝って優勝したかのような(笑)聴き比べ下剋上です。とにかく前回の仏盤「With The Beatles」の汚名返上ですね。
⑤イタリア盤(T1/T1, 148g)
Sさん:おぉ~、これは凄い! フランス盤の更に上をいってますね。これは目ぇ覚めますわ!
私:でしょ?(笑)
Sさん:「Help!」に足りひんかったんはこの音ですよ。これこそ私が求めてた「Help!」です!(といきなり大コーフン)
私:私の知る限りこれが最強の「Help!」です。「Help!」って本来はキラキラしたポップな内容の楽しいアルバムじゃないスか。だからこんな元気な音じゃないとダメなんですよ。
Sさん:おぉ~、「The Night Before」のヴォーカルが飛び出してきますよね。UK盤はフォーキーな曲に音を合わせてるから「Help!」や「The Night Before」が犠牲になってる感じなんですよ。
私:このイタリア盤の「Help!」ってどんな曲調のナンバーでも文句なしに楽しめる、まさに「Help!」の理想の音作りですわ。
Sさん:この「Ticket To Ride」なんてまさにヘビーメタルでしょ! バックでロニー・ジェイムズ・ディオに歌わせたいくらいです(笑)
私:この「Act Naturally」、もう文句のつけようのない完璧なサウンドですね。
Sさん:「It's Only Love」はさっきのフランス盤も裏のギターの音が良かったですが、これはもっと良いですね。
私:クリアーでクリスプな音ですよね。他の盤とはジョンの声が全然違います。
Sさん:「I've Just Seen A Face」の圧力が凄い。リズムがグイグイきますね。エンディングのギターの音もキレイですよ。
私:音もデカいし、それでいてめっちゃクリアーやし... どないしたらあの眠たい「Help!」がこんなキリッとした良い音になるのか謎ですね。イタリア盤恐るべしですわ。
⑥UK盤(2/2, 161g)
最後にUK盤のシングルとアルバムを聴いて終えるはずだったが、時間がかなり遅くなったので「Ticket To Ride」のシングル盤を聴いたところでお開きに。ただしこの1曲だけでも UKマザーの盤と独自マトのイタリア盤の音作りの違いがハッキリ出ており(←UK盤は音圧の高い45回転シングルであっても端正な音で、イタリア盤のはっちゃけた音とは本質的に違う...)、私もSさんも “全部聴かなくても十分。” という感じで、アルバム「Help!」に関してはイタリア盤の音が断トツに素晴らしいという結論に達した。
尚、家に帰ってから再度 UK盤とイタリア盤をじっくりと聴き比べてみたが、何度聴いても圧倒的にイタリア盤の勝ち。「アナログ・ミステリー・ツアー」でも “全アルバム中で最も音が眠い” と酷評されていたUKモノ盤「Help!」の音作りがイマイチ好きになれないビートルズ・ファンにはこのイタリア盤「Aiuto!」が超オススメだ。