ビートルズ者にとって11月29日が “ジョージ・デイ” なら今日12月8日は “ジョン・デイ” だ。この日は世界中のビートルズ・ファンがお気に入りのレコードやCD、DVD を引っ張り出し、それぞれ自分なりのやり方でジョンを偲ぶことになる。
あるアーティストのイメージというのはファースト・コンタクトした曲によって大きく変わってくるものだが、ジョン・レノンの場合、その死後に彼を知った人達は “白亜の屋敷で白いピアノを弾きながら「イマジン」を歌う愛と平和の人” のイメージが強いのではないだろうか? ヨーコによるプロパガンダとまでは言わないが、何かと言えばすぐに “ジョン・レノン=ラヴ・アンド・ピースだもんね” 的な風潮は私はあまり好きではない。ジョンはマーティン・ルーサー・キングではないのだ。もし仮に今ジョンが生きていたとして、聖人扱いされて喜ぶとはとても思えない。
私が初めてジョン・レノンの歌声を聴いたのは初期ビートルズのヒット曲の数々だった。パワー全開で火の出るようなロックンロールを歌いまくるジョンを聴いて全身に電気が走るようなショックを受け、それ以来ず~っと No Music, No Life な毎日だ。あれがもしも「イマジン」や「ラヴ」のようなバラッドだったら、これほど音楽にハマることはなかったかもしれない。ヨーコが何を画策しようとも、白い服を着てバラッドを歌う姿よりも黒の皮ジャンに身を包んでロックンロールをシャウトする姿こそがジョン・レノンの本質だと私は信じている。ジョン・レノンは平和運動家なんかではなく、バリバリのロックンローラーなのだ。
ということで、今日はジョン・レノンがビートルズ時代に歌ったロックンロール・クラシックスのカヴァーにスポットを当ててみたい。下に貼り付けた「ロックンロール・ミュージック」、「ツイスト・アンド・シャウト」、「プリーズ・ミスター・ポストマン」、「マネー」、「スロー・ダウン」といったカヴァーは、どれもジョンのあの翳りのある太いシャウト・ヴォイスを得て、オリジナルを遥かに超越した次元にまで到達しているのだ。
中でも日本公演の1曲目でも演奏された「ロックンロール・ミュージック」は圧巻の素晴らしさで、 “ジャジャジャジャ♪” というギターのイントロからいきなり “ジャスレッミィァ サマザ ロックンロールミュージック~♪” というジョンのヴォーカルが炸裂する瞬間なんかもう鳥肌モノだし、メロディー楽器としての役割から解き放たれリズム楽器としてガンガン叩きつけるように乱打されるピアノ(←1台のピアノをジョン、ポール、ジョージ・マーティンの3人で弾いてるらしい...)もめちゃくちゃカッコイイ!!! ビートルズが来日した66年の時点で日本で最も売れていた彼らのシングル盤が「イエスタデイ」ではなく、この「ロックンロール・ミュージック」だった(←現在でも「レット・イット・ビー」「ヘイ・ジュード」に次ぐ第3位!)というのもナットクのスーパーウルトラ大名演だ。とにかくワンテイクのみの一発録りでキメたこの曲にはありとあらゆる理屈を超えたロックンロールの魅力が凝縮され、チャック・ベリーのオリジナルとは全く別の “ビートルズの曲” になっているところが凄い。
同様の事は他のカヴァー曲にも言える。ジョンの凄まじいシャウトが聴く者の心を震わせる「ツイスト・アンド・シャウト」、アグレッシヴなジョンのリード・ヴォーカルとポール&ジョージのバック・コーラスが織りなす掛け合いの妙が見事な「プリーズ・ミスター・ポストマン」、 “へヴィー” という形容詞はこの曲のためにあると言い切りたいくらい強靭なサウンドに圧倒される「マネー」、ダブル・トラックを駆使しながらノリ一発でジョンが疾走する快感がたまらない「スロー・ダウン」と、その “声” の魅力一発で原曲に新たな生命を吹き込みオリジナルを凌駕するカヴァーに仕上げるヴォーカリスト、ジョン・レノンの天才ここに極まれりだ。
アナログからデジタルへとテクノロジーがいかに進化しようとも、音楽にとって一番大切な要素である “人間の声” が人の心を打つという事実は変わらない。ジョンが歌うロックンロール・クラシックス... 今日はこれらの曲を聴いて、筋金入りのロックンローラーとしてのジョン・レノンの魅力に思いっ切り浸ってみませんか?
ロック・アンド・ロール・ミュージックRock and Roll Music/The Beatles
Twist and Shout - The Beatles ツイスト.アンド.シャウト
Please MR Postman - The Beatles プリーズ.ミスター.ポストマン
The Beatles - Money (that's what I want) ;; lyrics
Slow Down - The Beatles スロー.ダウン
あるアーティストのイメージというのはファースト・コンタクトした曲によって大きく変わってくるものだが、ジョン・レノンの場合、その死後に彼を知った人達は “白亜の屋敷で白いピアノを弾きながら「イマジン」を歌う愛と平和の人” のイメージが強いのではないだろうか? ヨーコによるプロパガンダとまでは言わないが、何かと言えばすぐに “ジョン・レノン=ラヴ・アンド・ピースだもんね” 的な風潮は私はあまり好きではない。ジョンはマーティン・ルーサー・キングではないのだ。もし仮に今ジョンが生きていたとして、聖人扱いされて喜ぶとはとても思えない。
私が初めてジョン・レノンの歌声を聴いたのは初期ビートルズのヒット曲の数々だった。パワー全開で火の出るようなロックンロールを歌いまくるジョンを聴いて全身に電気が走るようなショックを受け、それ以来ず~っと No Music, No Life な毎日だ。あれがもしも「イマジン」や「ラヴ」のようなバラッドだったら、これほど音楽にハマることはなかったかもしれない。ヨーコが何を画策しようとも、白い服を着てバラッドを歌う姿よりも黒の皮ジャンに身を包んでロックンロールをシャウトする姿こそがジョン・レノンの本質だと私は信じている。ジョン・レノンは平和運動家なんかではなく、バリバリのロックンローラーなのだ。
ということで、今日はジョン・レノンがビートルズ時代に歌ったロックンロール・クラシックスのカヴァーにスポットを当ててみたい。下に貼り付けた「ロックンロール・ミュージック」、「ツイスト・アンド・シャウト」、「プリーズ・ミスター・ポストマン」、「マネー」、「スロー・ダウン」といったカヴァーは、どれもジョンのあの翳りのある太いシャウト・ヴォイスを得て、オリジナルを遥かに超越した次元にまで到達しているのだ。
中でも日本公演の1曲目でも演奏された「ロックンロール・ミュージック」は圧巻の素晴らしさで、 “ジャジャジャジャ♪” というギターのイントロからいきなり “ジャスレッミィァ サマザ ロックンロールミュージック~♪” というジョンのヴォーカルが炸裂する瞬間なんかもう鳥肌モノだし、メロディー楽器としての役割から解き放たれリズム楽器としてガンガン叩きつけるように乱打されるピアノ(←1台のピアノをジョン、ポール、ジョージ・マーティンの3人で弾いてるらしい...)もめちゃくちゃカッコイイ!!! ビートルズが来日した66年の時点で日本で最も売れていた彼らのシングル盤が「イエスタデイ」ではなく、この「ロックンロール・ミュージック」だった(←現在でも「レット・イット・ビー」「ヘイ・ジュード」に次ぐ第3位!)というのもナットクのスーパーウルトラ大名演だ。とにかくワンテイクのみの一発録りでキメたこの曲にはありとあらゆる理屈を超えたロックンロールの魅力が凝縮され、チャック・ベリーのオリジナルとは全く別の “ビートルズの曲” になっているところが凄い。
同様の事は他のカヴァー曲にも言える。ジョンの凄まじいシャウトが聴く者の心を震わせる「ツイスト・アンド・シャウト」、アグレッシヴなジョンのリード・ヴォーカルとポール&ジョージのバック・コーラスが織りなす掛け合いの妙が見事な「プリーズ・ミスター・ポストマン」、 “へヴィー” という形容詞はこの曲のためにあると言い切りたいくらい強靭なサウンドに圧倒される「マネー」、ダブル・トラックを駆使しながらノリ一発でジョンが疾走する快感がたまらない「スロー・ダウン」と、その “声” の魅力一発で原曲に新たな生命を吹き込みオリジナルを凌駕するカヴァーに仕上げるヴォーカリスト、ジョン・レノンの天才ここに極まれりだ。
アナログからデジタルへとテクノロジーがいかに進化しようとも、音楽にとって一番大切な要素である “人間の声” が人の心を打つという事実は変わらない。ジョンが歌うロックンロール・クラシックス... 今日はこれらの曲を聴いて、筋金入りのロックンローラーとしてのジョン・レノンの魅力に思いっ切り浸ってみませんか?
ロック・アンド・ロール・ミュージックRock and Roll Music/The Beatles
Twist and Shout - The Beatles ツイスト.アンド.シャウト
Please MR Postman - The Beatles プリーズ.ミスター.ポストマン
The Beatles - Money (that's what I want) ;; lyrics
Slow Down - The Beatles スロー.ダウン
ビートルズのカバーものといったらジョンのツイストアンドシャウト、ポールのロングトールサリーが定番ですね。
おっとジョージのロールオーバーベートーベン
も忘れちゃいけない。
私はジョンのカバーものといったら上の4曲以外ではディジーミスリジーやBad Boyなんかが好きです。
今日はジョンのロックンロールナンバーを聞いて寝ることにします。
The way you rock'n'roll!!!
ジョン・レノン 永遠なれ。
ビートルズのカバーはアレンジのセンスが抜群ですよね。
完全に“ビートルズの曲”になってますもん。
まさにマジックですね。
ジョンのラリー・ウイリアムズ・カバーは全部大好きです。
本能の趣くままにシャウトするジョンが聴けるのがエエですね!
「ディジー・ミス・リジー」...
ビートルズのカバー・エラの最後を飾るパワフルな演奏がタマランですね。
シンプルでストレートな歌詞もロックンロールそのもので、
聴いてるこちらもクラクラしちゃいます。
知ってたらすみません
https://www.youtube.com/watch?v=zFvB4oxhjtk
作ったような映像ですがカラーです
白黒で普遍性を持ったと評論されてるけどカラーでフル見てみたいとずっと願ってます
これは知りませんでした。
めっちゃエエもん見れました(^.^)
感謝感謝です!!!
ハードデイズナイトに関しては
私もまったく同感で、
カラーでフル見れたら凄いやろなーと思います。
テクノロジーの進化に期待しましょう。