shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

Dance Tonight / Paul McCartney

2018-10-21 | Paul McCartney
 昨日のお昼にBSフジでポールの来日特番をやっていた。何でフジテレビなのかが謎だが(←今週の土曜にはホワイト・アルバムの特番もありますな...)、来日を控えたポールやバンド・メンバーだけでなく、裏方さんたちへのインタビューとかもあって見応え十分(^.^)  他にもサウンドチェックや(←グランドセントラル・ステーション・ライヴの時にイジメ告発でステージに上がった2人の女の子もおったな...)バックステージの様子(←例のマジック・ピアノの裏側に富士山が描かれていたとは知らなんだ...)が垣間見れてますます来日公演への期待が高まった。見逃した方は先週地上波で放送された短縮版↓をご覧ください。
ポール・マッカートニー来日直前SP~独占インタビュー&舞台裏初公開~(by 2018.10.17(水)フジテレビ) 30:09 2018.10.17作成


 そんなこんなでポールの両国ライヴまであと2週間となり、ますます盛り上がる当ブログの “ポール・マッカートニー祭り”。今日は先日 B-SELS で見つけた珍盤ピクチャー・レコード「ダンス・トゥナイト」だ。
 そもそも私はピクチャー・レコードに対しては昔から “音が悪い” という偏見を持っていた。最初に聴いたのは中学生の時に買った「サージェント・ペパーズ」と「アビー・ロード」、そして「バンド・オン・ザ・ラン」の3枚だったが、そのどれもが当時の私が聴いていた黒ビニール国内盤(EAS盤)と比べて明らかにクリアネスで劣るモヤモヤした音だったので、“所詮ピクチャー・レコードなんて見て楽しむモンであって、音に期待したらアカンねんな...” との思いを強くした。あれから40年近くレコードを買い続けているが、手持ちのピクチャー・レコードは上記の3枚と、マリリン・モンローのヌード・ジャケ盤(笑)の計4枚だけだ。
 で、話は3週間ほど前のことになるが、先日ここでも紹介した奈良のビートルズ・アナログ専門店 B-SELS に行った時、“私もニャゴヤ行きますねん!” と店主の方と大盛り上がりで小一時間ほど喋った後(←いつも仕事の邪魔してすんません...m(__)m)、折角なのでポール関連のレコードで何か面白そうな盤ないかなーとエサ箱をチェックしていて見つけたのがこの「ダンス・トゥナイト」変形ピクチャー・レコード(←珍しい9インチ盤!)だ。
 「ダンス・トゥナイト」は2007年リリースのアルバム「メモリー・オールモスト・フル」の1曲目を飾った曲で、印象的なマンドリンの音色が心の琴線をビンビン震わせるキラー・チューンだ。2015年の武道館ライヴでポールがこの曲を演奏してくれた時はめちゃくちゃ嬉しくって大喜びしたのだが、この曲を歌い終わった後、オーディエンスの反応が予想以上に良かったからなのか、ポールが嬉しそうに “良かったかい? ヤー ヤー、トーキョー、ブドーカーン!” と言っていたのが強く印象に残っている。あの時以降、この曲は私にとって “フツーに好きな曲” から “超愛聴曲” へと昇格したのだった。
Dance Tonight- Paul McCartney Live in Budokan


 私の手持ちの「ダンス・トゥナイト」はCDと33回転LPだけで、シングル盤は持っていなかった。それがピクチャー・レコードとはいえ、45回転のアナログ盤として私の目の前に現れたのだ。45回転盤フェチ(笑)の私としてはこれはもう買うしかあるまい。
 帰って早速聴いてみると、“音の悪さ” など微塵も感じられないクリアーなサウンドで、少なくとも CD よりはこっちの方が断然音が良い。33回転LPと聴き比べてみても、45回転盤の方が音圧が高く感じられて大満足(^.^)  コレは買って大正解だった。大会場をまわるフレッシュン・アップ・ツアーではセトリ落ちしているようなのでナゴドでは演らない可能性が高いが、NYグランド・ステーションのライヴではこの曲を演ってくれたので、ぜひともキャパの小さい両国でこの曲を聴いてみたいなぁ... と楽しみが膨らむ今日この頃だ。

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