
最近になってボチボチ届き始めたポールのブートを取っかえ引っかえ楽しみながら、その合い間を縫って「ホワイト・アルバム」のスーパー・デラックス・エディションやら届いたばかりのポールのインド盤やらを聴いて “ポール・ロス” の空しさに何とか耐え凌いでいる今日この頃だが、そんな中でも一番インパクトが強かったのが「ホワイト・アルバム」に付いていたブルーレイ・オーディオ・ディスクだ。
私はSACDやら5.1chサラウンドやら何ちゃらロスレスやらといった新しいテクノロジーには無関心でこれまでずーっとスルーしてきており、1年ほど前に重い腰を上げてビートルズのハイレゾ再生に手を出したてはみたものの、日々のリスニング比率で言うと95%以上はやっぱりアナログ・レコードで、大枚を叩いて買ったDENONのDACも全く出番がなくて埃をかぶっている有り様だ。
今回の「ホワイト・アルバム」に関しては 6CD+Blu-ray の「スーパー・デラックス・エディション」とアナログ2枚組LPを買い、毎日少しずつ聴きながら “やっぱりアナログの音はエエのぉ~(^.^)” と喜んでいたのだが、一通り聴き終えて最後に残ったのが問題のブルーレイ・オーディオ・ディスクだった。説明には “Blu-rayオーディオには、アルバム本編の2018年ステレオ・ミックスと、新たにオリジナル・アナログ・テープからダイレクト・トランスファーしたモノ・ミックスのそれぞれハイレゾ音源、そして5.1chサラウンド・ミックスのDTS-HDマスターオーディオとドルビーTrueHDをまとめて収録しています。” とあるが、悲しいことに「DTS-HDマスターオーディオ」とか「ドルビーTrueHD」とか言われても何のこっちゃサッパリ分からない。いや、そもそもブルーレイ・オーディオ自体が初めてなので、どーやって再生すればいいのかすら分からないというのが現状だ。
しかしせっかくお金を出して買ったのだし、多分音はめっちゃ良いだろうから何とかしてアンプに繋げて聴いてみたい。そこで“ブルーレイ・オーディオ 再生方法” でググってみたところ、どこを見ても “BD再生ソフトが必要” と書いてあったので、とりあえず「4Videosoftブルーレイプレーヤー」とかいうソフトの30日間無料お試し版をダウンロード。久々の出番となったDACとパソコンを繋いでいよいよ音出しだ。
果たして上手く鳴ってくれるのか... とドキドキしながらパソコンにディスクを入れ、プレーヤーソフトを起動してディスクを読み込むと画面がホワイト・アルバム仕様に変わり、例のジェット音が聞こえてきた。“やった! これでブルーレイ・オーディオが聴ける...(^.^)” と喜んだ次の瞬間、それまで聴いたことがないような物凄い音がスピーカーから迸り出てきた。凄まじい重低音がドッ!ドッ!ドッ!とリスニングルーム全体を地鳴り鳴動させ、まるでポールが目の前で歌っているかのような錯覚に陥るほど生々しいヴォーカルが飛び出してきたのだ。
驚いた私はその場で再生を一時停止し、CDプレーヤーに同じ音源のSHM-CDを入れてプリアンプで入力切り替えしながら比較試聴してみたのだが、ハッキリ言ってこれはもう全く比べものにならない。例えるなら両国国技館のアリーナ最前列と、名古屋ドームのスタンド2階席最後列くらいの差がある。一旦ブルーレイ・オーディオ(←厳密に言うと96kHz/24bitのリニアPCMステレオ)の音を聴いてしまうともうアホらしくてCDなんか聴けない、と言わざるを得ない。とにかく音が圧倒的に近く、一つ一つの音はどこまでもクリアー。重低音を最重要要素としながらも、雄大な音場の中で音楽が目の前に厳として屹立しているのだ。いや~、コレはホンマに凄いですわ(≧▽≦)
次にオリジナルLPのモノミックスも聴いてみたのだが、こちらは先の新ステレオミックスほどの違いはない(←とは言え、CDよりはこっちの方が良い音なのは間違いないが...)。これはジャイルズ・マーティンによる新ステレオミックスの凄さを逆説的に証明しているとも言えるわけで、50年も前の音をオリジナルの雰囲気を壊すことなく(←ココ重要!)まるで昨日録音されたかのような生々しいサウンドに仕上げたジャイルズの仕事ぶりは大いに称賛されて然るべきだと思う。この人ホンマに有能やわ。
ビートルズのこのプロジェクトは来年「アビー・ロード」、再来年「レット・イット・ビー」の発売50周年記念盤発売へと繋がっていくと思うが、ブルーレイ・オーディオに一歩踏み出した今となってはもう何でもこいの心境だ。まだ「5.1chサラウンド・ミックスのDTS-HDマスターオーディオとドルビーTrueHD」とやらは未体験なので、5.1chサラウンド・システムの導入を真剣に考える時が来たのかもしれない。来年消費税が上がる前に装置を買い揃えねば...
私はSACDやら5.1chサラウンドやら何ちゃらロスレスやらといった新しいテクノロジーには無関心でこれまでずーっとスルーしてきており、1年ほど前に重い腰を上げてビートルズのハイレゾ再生に手を出したてはみたものの、日々のリスニング比率で言うと95%以上はやっぱりアナログ・レコードで、大枚を叩いて買ったDENONのDACも全く出番がなくて埃をかぶっている有り様だ。
今回の「ホワイト・アルバム」に関しては 6CD+Blu-ray の「スーパー・デラックス・エディション」とアナログ2枚組LPを買い、毎日少しずつ聴きながら “やっぱりアナログの音はエエのぉ~(^.^)” と喜んでいたのだが、一通り聴き終えて最後に残ったのが問題のブルーレイ・オーディオ・ディスクだった。説明には “Blu-rayオーディオには、アルバム本編の2018年ステレオ・ミックスと、新たにオリジナル・アナログ・テープからダイレクト・トランスファーしたモノ・ミックスのそれぞれハイレゾ音源、そして5.1chサラウンド・ミックスのDTS-HDマスターオーディオとドルビーTrueHDをまとめて収録しています。” とあるが、悲しいことに「DTS-HDマスターオーディオ」とか「ドルビーTrueHD」とか言われても何のこっちゃサッパリ分からない。いや、そもそもブルーレイ・オーディオ自体が初めてなので、どーやって再生すればいいのかすら分からないというのが現状だ。
しかしせっかくお金を出して買ったのだし、多分音はめっちゃ良いだろうから何とかしてアンプに繋げて聴いてみたい。そこで“ブルーレイ・オーディオ 再生方法” でググってみたところ、どこを見ても “BD再生ソフトが必要” と書いてあったので、とりあえず「4Videosoftブルーレイプレーヤー」とかいうソフトの30日間無料お試し版をダウンロード。久々の出番となったDACとパソコンを繋いでいよいよ音出しだ。
果たして上手く鳴ってくれるのか... とドキドキしながらパソコンにディスクを入れ、プレーヤーソフトを起動してディスクを読み込むと画面がホワイト・アルバム仕様に変わり、例のジェット音が聞こえてきた。“やった! これでブルーレイ・オーディオが聴ける...(^.^)” と喜んだ次の瞬間、それまで聴いたことがないような物凄い音がスピーカーから迸り出てきた。凄まじい重低音がドッ!ドッ!ドッ!とリスニングルーム全体を地鳴り鳴動させ、まるでポールが目の前で歌っているかのような錯覚に陥るほど生々しいヴォーカルが飛び出してきたのだ。
驚いた私はその場で再生を一時停止し、CDプレーヤーに同じ音源のSHM-CDを入れてプリアンプで入力切り替えしながら比較試聴してみたのだが、ハッキリ言ってこれはもう全く比べものにならない。例えるなら両国国技館のアリーナ最前列と、名古屋ドームのスタンド2階席最後列くらいの差がある。一旦ブルーレイ・オーディオ(←厳密に言うと96kHz/24bitのリニアPCMステレオ)の音を聴いてしまうともうアホらしくてCDなんか聴けない、と言わざるを得ない。とにかく音が圧倒的に近く、一つ一つの音はどこまでもクリアー。重低音を最重要要素としながらも、雄大な音場の中で音楽が目の前に厳として屹立しているのだ。いや~、コレはホンマに凄いですわ(≧▽≦)
次にオリジナルLPのモノミックスも聴いてみたのだが、こちらは先の新ステレオミックスほどの違いはない(←とは言え、CDよりはこっちの方が良い音なのは間違いないが...)。これはジャイルズ・マーティンによる新ステレオミックスの凄さを逆説的に証明しているとも言えるわけで、50年も前の音をオリジナルの雰囲気を壊すことなく(←ココ重要!)まるで昨日録音されたかのような生々しいサウンドに仕上げたジャイルズの仕事ぶりは大いに称賛されて然るべきだと思う。この人ホンマに有能やわ。
ビートルズのこのプロジェクトは来年「アビー・ロード」、再来年「レット・イット・ビー」の発売50周年記念盤発売へと繋がっていくと思うが、ブルーレイ・オーディオに一歩踏み出した今となってはもう何でもこいの心境だ。まだ「5.1chサラウンド・ミックスのDTS-HDマスターオーディオとドルビーTrueHD」とやらは未体験なので、5.1chサラウンド・システムの導入を真剣に考える時が来たのかもしれない。来年消費税が上がる前に装置を買い揃えねば...