shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

B'z “HOME” session

2020-04-30 | B'z
 おとといの朝のこと、いつものように朝食を終えて台所で洗い物をしているとリビングからB'zの「Home」が聞こえてきた。ビックリして見に行くと、朝のワイドショーで “B'zが自宅から名曲をセッション” と題して、お二人がそれぞれ自宅からリモートセッションしてYouTubeのB'zチャンネルにアップしたB'z屈指の名曲「Home」の動画を取り上げていたのだ。不意を突かれた私がテレビの画面に釘付けになったのは言うまでもない。
 今は全国で緊急事態宣言が出され、娯楽施設はおろか普通のお店も軒並みシャッターを下ろし、街はどこへ行ってもガラガラだ。道を歩いていて人とすれ違う時も2mのsocial distanceを意識して距離を取るようになってしまったし、電車やバスなんて怖くてとてもじゃないが乗る気がしない。というか、他人がみんなコロナ保菌者に見えてしまって反射的に “こっち来んな!” と思ってしまう自分が悲しくなってくる。
 テレビもネットもコロナ関連のネガティヴなニュースばかりだし、F1やプロ野球といった娯楽スポーツ観戦で気分転換することもできない。仕事の方も新しい職場はめちゃくちゃ楽しいのだが先週から慣れない在宅ワークが導入され、仲良しの同僚とアホな話しをしてキャッキャッすることもできなくなり(←何しに行ってるねん!)ストレスが溜まる一方だ。前にも書いたようにeBayの海外セラーたちもコロナでレコードどころじゃなさそうだし、これまで毎週のように通っていたB-SELSにも行けなくなってしまい、ないないづくしで気が滅入っていたのだ。
 そんな時に目にしたB'zのこの動画、ファンとしてはお二人の自宅が見れて興味津々で、後ろに飾ってあるジミヘンの肖像画がめっちゃ渋いし、ギブソンのTシャツを着てギブソンのギターを弾く松本さん(←裸足!)や、圧倒的なオーラを放つ稲葉さんのカッコ良さとか、見どころ満載の2分46秒なのだが、やはり何と言ってもこれからGWに突入しようというまさにこのタイミングで、敢えて「Home」と言う曲を選んでお二人の心意気に感動する。ブツクサ文句を垂れるだけで他人の批判しかできない連中が多い中で、あくまでも音楽を通して人々にメッセージを届けたいというお二人の姿勢がたまらなくカッコ良い。それにしても2日間で200万回視聴って凄いな...
 稲葉さんはこの曲をリリースした当時のインタビューで「自分の中のよりどころ、ゆるぎないもの、それがあれば何が起きても大丈夫」と Home という言葉への思いを語っておられたが、そんな稲葉さんが「Home」を歌い始めると、コロナで疲れ切った心にまるでポッと灯がともったように感じる。心が温かくなる。音楽ってありがたいな... そう思える瞬間だ。この曲の “あいつをいじめたって そんなのまるで 答えにゃならないよ...♪” という歌詞はコロナでギスギスした日本社会への警鐘として心に響く。お二人が伝えたかったのは、みんなが辛いこんな時こそ “深呼吸をひとつして” 冷静になり、自分らしさを見失わずにこのパンデミックを乗り切ろう、というポジティヴなメッセージなのだと思う。
 音楽とは希望である。生きていることの喜びである。そしてB'zのお二人はCD、ライヴ、そして今回のような動画を通してその喜びを私達に与えてくれる。彼らの曲を聴くと “もうちょっと頑張ってみよう...” という気持ちになれる。だから私はB'zが大好きなのだ。彼らのファンであることを心から誇りに思うし、これからもずっと彼らの音楽を聴き続けていきたい。このGWは自宅でゆったり寛ぎながら “自分だけのHome” を見つけるとしよう。
B’z “HOME” session


【5/1追記】昨日、B'zのサポートメンバー達が海外から参加した“バンド・セッション” ヴァージョンが新たにアップされたので貼っときます。バンド・サウンドで聴く「Home」もエエなぁ...(≧▽≦)
B’z “HOME” Band session


STAY HOME。B’z “HOME” session オンラインライブ!一発撮りでこれは凄すぎ。【リアクション動画】〔#220〕
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