shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

「コーヒー・ルンバ」特集

2008-11-27 | Cover Songs
 元祖「クール・ビューティー」こと、西田佐知子のコーヒールンバを初めて聴いたのは G3 の時だった。バックのギターのたどたどしいオブリガートが妙に耳に残り、思わず「へたくそなグラント・グリーンみたい」って言ったら901さんがバカ受けしていた。歌詞もユニークで、最初のうちは「コーヒー・モカ・マタリ」が「コーヒーも鎌足」に聞こえてしょーがなかったという、空耳アワー的な楽しみ(笑)も味わえる名曲である。
コーヒー・ルンバ / 西田佐知子



この、どこか投げやりな、気だる~いヴォーカルが良い味出してるさっちゃん盤以外でのオススメは...
①ウーゴ・ブランコ
 ベネズエラのウーゴ・ブランコがこの曲のオリジナル。原題はMoliendo Café で「コーヒー豆を挽きながら」っていう意味らしい。
HUGO BLANCO - MOLIENDO CAFE


②ミーナ
 これぞラテン!って感じで思いっ切りハジケまくって歌うミーナのエキゾチックなヴォーカルが痛快だ(^o^)丿
♫ Mina ♪ Moliendo Café (1962) ♫ Video & Audio Restaurati HD


③白木秀雄
 モダンジャズの白木秀雄クインテットがツイスト・ブームに乗って「コーヒー・ツイスト」と改題し、ファンキー・ジャズに仕上げたところがGJ!!!

④荻野目洋子
 J-Popでは何と言っても荻野目チャン! ダンサブルなエレクトロ・ポップにアレンジされていて実に楽しい。途中で「レッツ・ダンス!」とマドンナごっこが始まるのにはワロタ(^_^)
21 コーヒールンバ


⑤井上陽水
 陽水のねちっこくもクールな歌い方が退廃的なムードを上手く醸し出していてとっても印象的。この人ホンマ歌上手いわ(≧▽≦)
井上陽水×タモリ ギター漫才「コーヒールンバ」


他にもザ・ピーナッツ、寺内タケシ、松宮庄一郎、工藤静香etcのカヴァーがあり、日本では懐メロとしてすっかり定着した感があるこの「コーヒー・ルンバ」だが、一番驚いたのは今年の6月に信州へ行った時、名神の多賀SAに置いてある自販機で、コーヒーのボタンを押したらこの曲が流れてきたこと。しかも「あなたのためにドリップ中」の表示まで...(笑) 誰が考えたのか知らないが、コーヒー抽出を待っている時間が妙に楽しかった。
あなたのためにドリップ中 ミル挽き珈琲 自動販売機

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2 コメント

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ルンバといえば...... (シュミット)
2008-11-27 22:15:42
今晩は、シュミットです。

ルンバといえば「マイアミビーチ・ルンバ」かこの「コーヒー・ルンバ」ですね。
この曲を彼女に歌わせた当時のポリドールの人も立派だと思います。このちょっと奇妙なテイストのラテン曲に彼女の歌唱が見事にはまってしまいました。
彼女はコニー・フランシスの「ボーイ・ハント」もカヴァーしてるんですが、こちらはサッパリだったようです。
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アカシア~♪ (shiotch7)
2008-11-27 23:13:04
シュミットさん、コメントありがとうございます。

彼女の場合、何を歌っても自分の世界に引き込んで表現するというタイプではなく、合う曲と合わない曲とがあって上手くスイートスポットに当たれば「コーヒー・ルンバ」や「アカシア」のように誰も真似の出来ない世界を作り出すタイプなんでしょうね。しかしいくらなんでもコニーフランシスはアカンでしょ!あ~なんか無性に「アカシア」聴きたくなってきた...(笑)
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