shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

Paul McCartney Live from NYC

2018-09-16 | Paul McCartney
 先週の日曜日、久々の休日ということで昼過ぎに起きて “やっぱりよぉ寝たら身体が軽いのぉ...(^.^)” と上機嫌で何の気なしに YouTubeを開いたところ、何と Live中継でポールの「Live from NYC」をやっていた。“うわー、こんなんやってたんや...エライコッチャ!” ということでそれまでのユルユル気分は吹っ飛び、私はパソコン画面に釘付けに。私が見始めたのはちょうどライヴ終盤の「ヘルター・スケルター」からで “最初から見たかったなぁ...” と後悔したが、ラストの「アビーロード・メドレー」が終わってしばらくすると、再びポールが現れてオープニング・ナンバーの「ア・ハード・デイズ・ナイト」がスタート(^o^)丿 よくよく見ると画面右上に “recorded earlier today” と出ていたので、生放送ではなく数時間前に行われた生中継のフル・ショウをリピート放送していたということらしい。ということで今度は1時間40分にわたるポールの最新ライヴを最初から最後までガッツリと楽しませてもらった。
 この日はちょうどポールのニュー・アルバム「エジプト・ステーション」の発売日で、プロモーションの一環としてニューヨークのグランド・セントラル・ステーション(←“ステーション”繋がりやね...)に300人ほどのファンを入れて行われたギグの模様をポールのオフィシャル YouTubeチャンネルで世界に向けて生配信していたワケだが(←思い起こせば「アワ・ワールド」の衛星中継から50年... ホンマに凄い時代になったモンやわ...)、ライヴを見ながら “コレ、絶対に西新宿が飛びつくやろなぁ...” と思っていたら案の定2日後(!)のライトハウスの新作告知にライヴ DVD-Rが登場、二層ディスクの通常盤と一層ディスクのギフト盤の2種類リリースだが、“高ビットレートバージョン”という宣伝文句に釣られた私は迷わず前者を選んだ。実際に見てみるとインフォにあるような “超極上高画質” には思えなかったが、それでも YouTube をパソコンの小さな画面で見るよりは遥かにマシ。いずれ dapから出たブルーレイ盤も買うつもりなので、それまでの繋ぎとしてはコレで十分だ。
 ライヴの方は “アウト・ゼア・ツアー”~“ワン・オン・ワン・ツアー” の流れを汲む安心安定のセットリストを基本としながらも、アレンジを変えるなど目新しさを演出しようとする工夫が随所に見られ、来るべき“フレッシュン・アップ・ツアー” への期待がいやが上にも高まってくる。具体的に気がついた点をいくつか挙げると...

① 4曲目「レッティング・ゴー」の間奏でオーディエンスの中から生のホーン・セクションが現れるという斬新なアイデアが◎。ステージと観客の距離が近いスペシャル・ギグならではのイカした演出だ。
② 7曲目「マイ・ヴァレンタイン」は何と拡声器(!)を使って歌っている。私としてはこういうラヴ・ソングはあれこれ策を弄さずにシンプルに歌った方が良いと思うのだが、みなさんはどう思いますか?
③ 9曲目「フロム・ミー・トゥ・ユー」という意表を突いた選曲にはビックリ。コレはフレッシュン・アップ・ツアーの目玉の一つになりますな。オーディエンスもノリノリでめっちゃ楽しそうだ。
④ 12曲目「ブラックバード」は何とステージを降りてオーディエンスの中で歌うという神演出!!! かぶりつきの至近距離で“歌う生ポール” を観れるなんて、この日のオーディエンスがホンマに羨ましいわ。
⑤ 14曲目「フー・ケアズ」は“いじめ”についての曲ということで、“いじめられた経験のある” 女性2人をステージに上げ、いじめられた理由といじめた相手の名前を聞き、みんなでブーイング(笑) 特に2人目の女性は “ビートルズファンだという理由でバカにされた” とのことで、会場から一際大きなブーイングが起こっていた。彼女をいじめたベンとかいうクソ野郎は世界中のビートルズ・ファンを敵に回したな。
⑥ 21曲目「レット・イット・ビー」はポールが手回しオルゴールでそのメロディーを流してから始まるという粋な演出! オーディエンスは一斉にキャンドルを灯し、ヴィンテージ感溢れる駅構内のデザインと相まって実に良い雰囲気を醸し出す... もう最高です!!!

 とまぁこのように見どころ満載のライヴだったのだが、私が一番コーフンしたのはやはり「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」~「バック・イン・ザ・USSR」~「オブラディ・オブラダ」~「バースデー」~「レディ・マドンナ」とアッパーな曲が連続する中盤セクションだ。アップテンポでノリノリのロックンロールをガンガン歌い演奏する76才ポールのカッコ良さ... やっぱり私にとってこの人は神ですわ(≧▽≦)
Paul McCartney: Live from NYC


【追記】その後、ブルーレイの映像目当てで dap(digital archive promotion)レーベルから出た2CD+DVD+BD-Rセットを買ったのだが、2CDの音が酷くてガッカリ。配信時の高周波ノイズが耳障りで、何が “音質もアップグレードしたリマスター音源” やねん!とCDをブチ割りたくなった。こんな糞レーベルのブートは二度と買わんぞ٩(◦`꒳´◦)۶

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