私がB-SELSに行くのはたいてい夕方以降なのだが、そんな日は朝から気合いが入る。早よ仕事を済ましてB-SELS行くぞ!とアドレナリンが出まくるのだ。ちょうどその日は無能な同僚のせいで非効率的な仕事に付き合わされて普段ならブチギレるところだが、頭の中は「Rubber Soul」一色なので全然気にならない... というか仕事なんてどうでもいい(笑) 私は勤務時間終了とともに速攻で職場を出てB-SELSへと向かった。比較用に手持ちの「Rubber Soul」ラウドカット盤を何枚か携えて。
お店に入り、Sさんに “もう1回あの 1G盤聴かせて下さい。” とお願いすると “もちろん!” と二つ返事でOKしてくださった。商品説明ポップには “UKモノの最高峰 1G!!! スゴイ音” と書いてある。ワクワクドキドキ感がハンパない。
私:今日はA面から聴かせていただけますか?
Sさん:いいですよ。ただ、盤質は 1GのB面の方が良いんですけどね...
私:(A①「Drive My Car」がかかる)おぉ、これはめっちゃエエ音してるじゃないですか! これのどこがアカンのですか? VG++どころかEX+レベルですよ。
Sさん:このあたりは問題ないんですよ。
私:マザー / スタンパー は 4RMですけど、ラウドカットのお手本て言っていいくらいエエ音で鳴ってますね。
Sさん:そうなんです。体験的に言って、1G盤の裏面ってスタンパーの実力以上の音がすることが多いんです。何故かはわからないんですけど。
私:へぇ~、そうなんですか。アナログはホンマに奥が深いですね。このA面は今のところ盤質もエエですし、これでB面の 1Gがこれより盤質良かったらもう大当たり盤ですやん。
Sさん:いやいや、内周のA⑦「Michelle」でノイズが出たと思います。
私:(問題の「Michelle」にさしかかって)曲のエンディング部分でちょっとチリパチが目立つくらいですね。この程度なら私は全然OKですよ。A面、私の予想以上でした。
Sさん:それは良かったです。じゃあB面いきましょう。
私:B①「What Goes On」ってどのレコードで聴いてもラウドカットみたいな爆音で鳴りますけど(笑)そんな中でもこいつは別格といえる凄まじい音ですね。
Sさん:ハハハ...
私:このB②「Girl」、前回聴いた時にも思ったんですが、説得力が違いますね。歌っているジョンの表情まで見えるような感じとでも言えばいいのか... これが 1Gの実力なんでしょう。
Sさん:(笑顔でうなずく)
私:B③「I’m Looking Through You」のギターのストローク音が他の盤とは違いますね。何か別テイク聴いてるみたいな感じです。
Sさん:確かに。B④「In My Life」も違いがハッキリ出ますね。
私:これは価値ありますわ。
Sさん:盤質も良いでしょ?
私:いやぁもう文句なしに良いですよ。EX++かNMと言っていいんじゃないですか。
Sさん:喜んでいただけてよかったです。
私:B⑦「Run For Your Life」なんかもう汗出てきましたわ(笑)(最後まで聴き終わってから)いやぁ~、ホンマに凄かったです。どうもありがとうございました。ところで今日は手持ちのラウドカット盤持ってきたんですよ。一体どれくらい違うのかを同じ装置の同じ音量で聴き比べてみたくって。
Sさん:やりましょう。(私がカバンからUKの 1N-3GA盤、バトルロイヤル優勝のデンマーク盤、インドの 1G盤を次々に取り出すのを見て)ハーッ ハッ ハッ ハッ(と大笑いしながら)一体何枚ラウドカットが出てくるんですか... ドラえもんのポケットやあるまいし...(と腹を抱えて悶絶... どうやらSさんの笑いのツボに入ったようだ...)
私:そんなにウケるとは思いませんでしたわ。とりあえずUKの 3GA盤からお願いします。
Sさん:これは状態良いですね。とっても良い音してます。
私:ありがとうございます。でもこのB②「Girl」を聴いて、1G盤とは紙一重の差があるのがよぉわかりましたわ。
Sさん:確かに違いありますね。
私:じゃあ次デンマークのラウドカットお願いします。
Sさん:この音はよく覚えてますよ。何度聴いてもものすごい音ですね。
私:手前味噌になりますが、こいつは強烈ですね。でもよぉ考えてみるとこれってめっちゃ贅沢な聴き比べじゃないですか。
Sさん:確かに。じゃあ次、インド盤いきますか?
私:いやぁ、もう十分です。これ、買います。
Sさん:エエんですか?
私:もちろん! この音は借金してでも買う価値ありますよ。一生モノです!!! 先週は IMAX の大画面で「ルーフトップ・コンサート」観れたし、今日は夢の又夢だった「Rubber Soul」の 1G盤を買えたし、ホンマにエエ1週間になりましたわ。
Sさん:人生を満喫しておられるようで羨ましいです(笑)
家に帰った私はメシも喰わずにこのレコードを2回(!)超音波洗浄してからターンテーブルに乗せ、はやる心を抑えてA面から聴いていった。う~ん、やっぱりエエ音しとるわ。お店で聴いた時と同じく「Michelle」のラスト数秒以外は文句ナシの状態でラウドカットの爆音が楽しめた。
そしていよいよ待ちに待った 1GのB面にいく。静寂を破ってスピーカーから飛び出してきたのは間違いなく自分史上最高最強の「Rubber Soul」。あんまり良い音なのでメシも風呂も忘れて3回連続で聴いてしまった。血湧き肉躍る「I'm Looking Through You」や「Run For Your Life」、そしてゾクゾクするような「Girl」や「In My Life」に圧倒される至福の時間はまさに priceless! この音をこれからずーっと聴いていけると思うと嬉しくってしかたがない。これを聴けば仕事の疲れも、ディズニーへの怒りも(笑)みんな吹き飛んでしまう、そんな音である。何度も何度も繰り返し聴きたくなるような、魂を揺さぶる至高の音である。Sさん、素晴らしいレコードを売っていただき本当にありがとうございました!!!
お店に入り、Sさんに “もう1回あの 1G盤聴かせて下さい。” とお願いすると “もちろん!” と二つ返事でOKしてくださった。商品説明ポップには “UKモノの最高峰 1G!!! スゴイ音” と書いてある。ワクワクドキドキ感がハンパない。
私:今日はA面から聴かせていただけますか?
Sさん:いいですよ。ただ、盤質は 1GのB面の方が良いんですけどね...
私:(A①「Drive My Car」がかかる)おぉ、これはめっちゃエエ音してるじゃないですか! これのどこがアカンのですか? VG++どころかEX+レベルですよ。
Sさん:このあたりは問題ないんですよ。
私:マザー / スタンパー は 4RMですけど、ラウドカットのお手本て言っていいくらいエエ音で鳴ってますね。
Sさん:そうなんです。体験的に言って、1G盤の裏面ってスタンパーの実力以上の音がすることが多いんです。何故かはわからないんですけど。
私:へぇ~、そうなんですか。アナログはホンマに奥が深いですね。このA面は今のところ盤質もエエですし、これでB面の 1Gがこれより盤質良かったらもう大当たり盤ですやん。
Sさん:いやいや、内周のA⑦「Michelle」でノイズが出たと思います。
私:(問題の「Michelle」にさしかかって)曲のエンディング部分でちょっとチリパチが目立つくらいですね。この程度なら私は全然OKですよ。A面、私の予想以上でした。
Sさん:それは良かったです。じゃあB面いきましょう。
私:B①「What Goes On」ってどのレコードで聴いてもラウドカットみたいな爆音で鳴りますけど(笑)そんな中でもこいつは別格といえる凄まじい音ですね。
Sさん:ハハハ...
私:このB②「Girl」、前回聴いた時にも思ったんですが、説得力が違いますね。歌っているジョンの表情まで見えるような感じとでも言えばいいのか... これが 1Gの実力なんでしょう。
Sさん:(笑顔でうなずく)
私:B③「I’m Looking Through You」のギターのストローク音が他の盤とは違いますね。何か別テイク聴いてるみたいな感じです。
Sさん:確かに。B④「In My Life」も違いがハッキリ出ますね。
私:これは価値ありますわ。
Sさん:盤質も良いでしょ?
私:いやぁもう文句なしに良いですよ。EX++かNMと言っていいんじゃないですか。
Sさん:喜んでいただけてよかったです。
私:B⑦「Run For Your Life」なんかもう汗出てきましたわ(笑)(最後まで聴き終わってから)いやぁ~、ホンマに凄かったです。どうもありがとうございました。ところで今日は手持ちのラウドカット盤持ってきたんですよ。一体どれくらい違うのかを同じ装置の同じ音量で聴き比べてみたくって。
Sさん:やりましょう。(私がカバンからUKの 1N-3GA盤、バトルロイヤル優勝のデンマーク盤、インドの 1G盤を次々に取り出すのを見て)ハーッ ハッ ハッ ハッ(と大笑いしながら)一体何枚ラウドカットが出てくるんですか... ドラえもんのポケットやあるまいし...(と腹を抱えて悶絶... どうやらSさんの笑いのツボに入ったようだ...)
私:そんなにウケるとは思いませんでしたわ。とりあえずUKの 3GA盤からお願いします。
Sさん:これは状態良いですね。とっても良い音してます。
私:ありがとうございます。でもこのB②「Girl」を聴いて、1G盤とは紙一重の差があるのがよぉわかりましたわ。
Sさん:確かに違いありますね。
私:じゃあ次デンマークのラウドカットお願いします。
Sさん:この音はよく覚えてますよ。何度聴いてもものすごい音ですね。
私:手前味噌になりますが、こいつは強烈ですね。でもよぉ考えてみるとこれってめっちゃ贅沢な聴き比べじゃないですか。
Sさん:確かに。じゃあ次、インド盤いきますか?
私:いやぁ、もう十分です。これ、買います。
Sさん:エエんですか?
私:もちろん! この音は借金してでも買う価値ありますよ。一生モノです!!! 先週は IMAX の大画面で「ルーフトップ・コンサート」観れたし、今日は夢の又夢だった「Rubber Soul」の 1G盤を買えたし、ホンマにエエ1週間になりましたわ。
Sさん:人生を満喫しておられるようで羨ましいです(笑)
家に帰った私はメシも喰わずにこのレコードを2回(!)超音波洗浄してからターンテーブルに乗せ、はやる心を抑えてA面から聴いていった。う~ん、やっぱりエエ音しとるわ。お店で聴いた時と同じく「Michelle」のラスト数秒以外は文句ナシの状態でラウドカットの爆音が楽しめた。
そしていよいよ待ちに待った 1GのB面にいく。静寂を破ってスピーカーから飛び出してきたのは間違いなく自分史上最高最強の「Rubber Soul」。あんまり良い音なのでメシも風呂も忘れて3回連続で聴いてしまった。血湧き肉躍る「I'm Looking Through You」や「Run For Your Life」、そしてゾクゾクするような「Girl」や「In My Life」に圧倒される至福の時間はまさに priceless! この音をこれからずーっと聴いていけると思うと嬉しくってしかたがない。これを聴けば仕事の疲れも、ディズニーへの怒りも(笑)みんな吹き飛んでしまう、そんな音である。何度も何度も繰り返し聴きたくなるような、魂を揺さぶる至高の音である。Sさん、素晴らしいレコードを売っていただき本当にありがとうございました!!!