とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

自民党総裁選挙

2008年09月23日 | インポート

Img_1549  党員、党友による自民党総裁選挙が2年続けて行われた。年金、後期高齢者医療制度、事故米、アメリカ発の金融不安、外交、農業問題、格差など政権政党の中核である自民党の責任は大きい。行政の失策はそのまま政権政党に跳ね返る。その総裁に麻生太郎氏が圧勝して選ばれた。特に、地方票141票の95%134票が麻生太郎氏だったのが痛烈な印象である。議員票571票は、5人の総裁候補者それぞれのしがらみの中でのことであり、民意度は低い。規制緩和や行政改革の美名の大合唱は、地方の疲弊となって現れた。その結果、小泉改革の継承を訴えて立候補した小池百合子氏の地方票ゼロは、それを示している。麻生新総裁の就任演説と記者会見を聞いて、力強さと、長いキャリアがかもし出す、政策の熟度と安定感を感じた。これから始まる痛烈な与野党の論戦に、充分耐えうるものと思える。
 ところで、自由民主党山形県支部連合会にも3票の地方票の配分があった。党員党友の選挙人数は、13.983人で、投票率は54.17%だった。22日に開票が行われドント方式で、麻生太郎氏が3票獲得した。ドント方式とは、ベルギーの法学者が考案した計算方式で、各候補者の総得票数をそれぞれ1、2、3、4、と整数で順次割っていき、割った得票数の大きい順に票を与える方式である。これは、得票数の多い人にも少ない人にも比較的に公平に票が割り当てられるので、広くこの方式が使われている。
 私もこの選挙に立ち会った。選挙はいつの場合でも緊張するものであり、予想も外れるものである。そして、一票は世の中を変える一歩でもある。

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