とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

酒田市で二つの閉校式

2010年03月23日 | インポート

002  酒田市では、二つの中学校が閉校することになった。鳥海中学校と八幡中学校は、3月20日と3月21日にそれぞれ閉校式がおこなわれた。大勢の関係者が式典に出席し、どちらも60年近い歴史にピリオドを打った。少子化が進んだとはいえ、やはり、学校がなくなる同窓生の気持ちに同情を禁じえなかった。特に、校旗が市長に返還される瞬間は、私も胸が詰まった。大きな声でみんなで斉唱した校歌は、どう扱われるのだろうか。一抹の寂しさが会場を覆った。
 しかし、新学期からは八幡中学校に統合され、校名が「鳥海八幡中学校」になり、10級と特別支援学級を加えた11学級の中学校が誕生することになっている。子どもたちの順応性は、大人が想像しているよりずっと速い。新校での活動を描いているに違いないと、心ひそかに思った。

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第55代副議長に就任した

2010年03月20日 | インポート

002  3月18日の県議会で、各種委員会の所属換えと副議長辞任に伴う副議長選挙がおこなわれた。本会議の開催前に各会派の総会が持たれた。最大会派である自民党は32人の議員が所属している。ここで先ず、会派推薦のための候補者一本化会議が持たれ、私も立候補する意思表示をした。もう一人手を上げられたが、その直後に「あなたが意思表示をされるのであれば、私は辞退します」との意志を示されて、全員の賛成を頂いて私に一本化が決まった。
 本会議場での投票が始まった。議場が閉鎖され議員の読み上げが始まり、堂々巡りの投票である。各会派代表の開票立会い人の見守る中で開票作業が議会事務局の手で行われ、丁寧な点検の後で、議長の命令で議会事務局長がその結果を発表する。「佐藤藤彌君32票」自民党会派全員がわたしの名前を書いてくださった。議員数43人なのでこれで決まった。
 当選証書が手渡され、就任の挨拶がある。「伝統ある県議会の副議長に推挙いただき、身に余る光栄であります。議長を補佐し、県議会の議論を通して県民生活の向上に全力で頑張ります」と申し上げて降壇した。
 知事、副知事、各会派に挨拶回りをして記者会見。議会事務局全員がそろっている所で議長より激励の訓示があり、私も「よろしくお願いします」と挨拶した。花束を頂き、一連のセレモニーは終わった。
 副議長室で今後の日程調整をしてして帰路についた。長い一日だった。

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今年もクロッカスが咲いた

2010年03月14日 | インポート

003  庭先にクロッカスの花が咲いた。先週、議会(山形)に行く日に「咲きそうだね」と会話して帰ったら咲いていた。クロッカスは春一番の早咲きの多年草、アヤメ科の可憐で小さな花である。花言葉は「あなたを待ってます。私を信じてください」であると何かで読んだことがある。
 我が家のクロッカスには特別の訳がある。それは24年前私が市議会議員に立候補すると決めた時、アイデアの豊かな仲間から「安全運転を第一にした自動車ラリーをやろう」との提案があった。しぶしぶ賛成はしたものの気が進まなかった。定点でスタンプをもらう箇所は7箇所だったと思う。その中には指定されたラーメン店でラーメン一杯を食べること等も盛り込まれていた。口コミで募集したら38台の応募で、60人の参加者となった。ペアで若者が参加してきたのだ。酒田港をスタート場所にして、約半日の庄内めぐりのラリーは、楽しいものになった。その時の参加賞が、クロッカスの球根なのだ。
 今になっても「あの時のクロッカス咲いたよ」と会話する仲間と、
飲める事の幸せを味あわせてくれるクロッカスである。

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「傘福」でつながる赤い糸

2010年03月07日 | インポート

001  第3回の日本三大つるし飾りサミットが酒田のサンルートで開催された。江戸時代から伝わる「つるし飾り」を歴史的資源とする日本三大地域として「静岡県東伊豆町稲取」「福岡県柳川市」「山形県酒田市」が共同で全国発信し、地域活性化と観光振興を高めようとする狙いである。会場には400人を越す関係者が全国から集まったのには驚いた。
 雛飾りのそば
に、女性の願いを込めて「つるし飾り」がされたのが起源とされるこの伝統は、雛人形研究家の藤田順子さんは「雛の縁」と表現している。それにしても酒田の傘福は、酒田商工会議所の女性部が数年前に復活させた事業なのに、もう全国的に注目される目玉になったことはすごい事だ。
 女性が一針一針子どもの健やかな成長を願い、家族の絆と幸せを願う「つるし飾り」には伝統の深さと、信仰にも似た祈念に心を打たれる。
 この時期になるとサトウハチロウさんの童謡「うれしい雛祭り」が口をついで出てしまう。「明かりをつけましょ ボンボリに お花をあげましょ桃の花・・・・お嫁にいらした姉さまに よく似た官女の 白い顔」雛人形に託した女性のやさしい心が胸を打つ。

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