とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

試練の今年の大晦日

2011年12月31日 | インポート

004  光陰矢のごとし。平成23年も大みそかとなった。東日本大震災で、今年は歴史に残る年となった。大津波の発生と合わせて壮絶な惨状に見舞われた。被災現場にも何度か足を運んだが、生々しい記憶が薄れることはない。
 瀬戸内寂聴さんの説法行脚は私の心も救われた。「あなたたちは、いまどん底です。どん底より下はない。少しづつ上がってくるから希望もって下さい」
 ご遺族の皆さんには「お釈迦様は、定命があると教えています。生まれた時に命が決まっているのです」そして「代受苦と言う教えがあります。亡くなられた方が皆さんの代わりになって下さったので、皆さんが助かったのです」
 青空説法が随所で行われ、たくさんの被災者が救われたと思う。「皆さん知ってるとおり世は無常なのです。あなたたちと、こうしてずっと一緒には居られません。死ぬ時は一人なのです」つらい試練は人を強くする事を学んだ。そして「絆」が生まれる。
 試練と言えば、今年は震災の後に県議選があった。お陰様で1万票を超えて当選する事が出来た。選対の皆さん後援会の皆さんには本当におせわになった。それに地縁、血縁、学園と「絆」で結ばれて、厳しい選挙の試練を通過することが出来たのだと感謝している。試練は人を強くする。重たい責任を強い意志で貫く決意である。皆様よいお年をお迎えください。

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谷垣総裁に県議団が具申

2011年12月28日 | インポート

002  自民党山形県議団20人は、自民党本部に乗り込んで谷垣総裁と40分にわたって意見交換をした。
 自民党から民主党に政権交代をして2年余り。当時のマニフェストは誰もが期待し、支持が広がった。年金は最低7万円。高速道路は無料で子供手当が月26000円。農家には戸別所得補償をするし、しかも無駄を省いて増税無しで実行できると国民に約束をした。
 ところが、全部ウソだった。消費税の導入は不退転の決意だと言う。ろくな説明もなしに、TPPに加盟すると国際公約までしてしまった。年金は支給年齢を68歳に引き上げると言い出した。高速道路は有料で、一度止めた八ツ場ダムは工事再開が決まった。コンクリートから人へも色あせた。普天間移設のダッチロールは、国際的信用が地に落ちた。
 
ウソをついて支持率が落ちるのは当然の理である。しかし、野党自民党の支持率も、一向に上がらない。何故だ。谷垣自民党総裁との話し合いの動機である。県議から質問が飛んだ。「TPPは自民党はどうするんですか」谷垣総裁からは、長々の説明があったが要約すると「説明不足なので、今は反対だが色々難しい問題がある」などと分かりにくい。「ガレキ処理が進んでない。自民党主導でできないのか」するどい質問だった。これにも長々の弁明があったが、分かりにくさは同じであった。「教育、外交、防衛の保守本質論で民主党との違いを鮮明にすべきではないか」との指摘も出た。
 私は「八ツ場ダムで、前原民主党政調会長の一連の言動に、石原都知事の批判は、「前原は何様のつもりだ」だった。その言葉が共感を呼んだ。総裁もワンフレーズで国民に分かりやすく、心を打つ反論をして欲しい」と申し上げた。来年は総選挙が確実視されている。自民党本部からの風を期待したいものだ。
 

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小規模学校の絆

2011年12月17日 | インポート

008 Photo  酒田市立北平田小学校は酒田市街地の東部に位置し、全校生徒73人の小規模校で、平成24年の春には廃校が決まっている。学校の創立は明治8年、漆里学校として設立され、昭和30年代には400人規模の学校だったが少子化の流れは、廃校も止む無しとなった。
 小規模小学校の良さは、学校、児童、PTA、地域の連帯にあり学ぶ子供は、生涯で最も大切な全校の「絆」を体験する場となる。
 12月15日発行の北平田小PTA会報に、詩が載っていた。
 
                        わたしのたからもの        3年 鍋谷 真央

                    わたしのたからもの  
                    それは  ビリーブ学年のみんな。
                    勉強する時だって  
                    遊ぶ時だって いつもいっしょ。

                    わらって、泣いて
                    助けあってのくりかえし。
                    ケンカもするけど 
                    あっというまに、なかなおり。

                    目をあわせれば  ニコッとわらう。
           みんなといれば
           キラキラかがやける。

           学年の名前「ビリーブ」は  信じるという意味。
           友達を信じ  
           助け合いができるクラス。
 
           これからも
           ずっとずっと仲間。
           わたしのたからもの  ビリーブ学年のみんな。

 「私の宝物が学年であり、みんなと居れば輝ける」と子供に思わせる北小の学校関係者の教育力に感動した。

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鳥海山の水源涵養に遊佐町で山林取得

2011年12月11日 | インポート

Img_1811  昨日、上藤崎自治会館で県政報告会があった。周辺自治会の皆さん30人ほどのミニ集会である。遊佐町は鳥海山の恵を存分に利活用し、伝統と食文化、自然豊かな「地域幸福度」満点な地域である。
 私は「山形県は顏の形をしている。後に引っ張られず、前を見るべきだ。前には莫大な市場がある。風力発電の適地も広がっている。日沿道の見通しもたち、防風林を守る工事も追加された。要望されていた通学路の着工も始まる。つや姫の生産規制も緩められる事になり、皆さんの技術を存分に発揮してもらえる事となった」などと県政の報告をした。
 時田町長も駆けつけてくれた。町長は「鳥海山大物忌神社 吹浦口ノ宮の本殿など建物6件が国登録有形文化財に決まったと、今日うれしい連絡が入った。水源涵養林として、胴腹の滝の上流部の山林を保護するため秋田県の石材業者から、14haを1200万円で買い取った。採石による水質汚濁や水源枯渇を防ぐため、20年にわたった採石業者との対立にピリオドが打てた」と喜びを語った。
 質疑応答も活発で会場は盛り上がった。桝川鮭生産組合長の尾形修一郎さんが、珍味のメジカを持ってきてくれた。尾形さんは「メジカは、我々が放流した鮭がオホーツク沿岸で捕獲された高級魚だ。初めてだと思うが食べて欲しい。2月にはオホーツク漁協の方が来る」と紹介した。
 メジカを肴に懇親会は深まる一方だった。

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巨大市場中国への戦略

2011年12月06日 | インポート

012  山形県が事務所を開設したハルビン市は、中国で一番北に位置する黒竜江省の日本では、県庁所在地にあたる。中国の行政組織としては副省級市であり、二級行政区に位置付けられ、大幅な自主権が与えらえれている。黒竜江省人民政府の所在地でもあり、政治、経済の中心地である。都市圏人口は475万人といわれ、ハルビン市だけで、山形県の3倍以上になる。
 黒竜江省となると人口が3.826万人で、GDPの伸び率は12%前後をここ10年間も続いている。ケタはずれの市場である事は間違いがない。都市生活者の賃金は約3万円位で、日本の10分の1位である。輸入相手国としては、ロシアが断トツに多く、米国、ブラジル、ドイツ、日本、韓国の順位である。
 私たちが訪れたこの日のハルビン市は、晴天であった。しかし、最高気温が-4℃で、最低気温が-10℃と冷たさが肌をさす。年間では30℃から-30℃の60℃の落差があると言う。とにかく若い人の多さと、車の多さには驚いた。車優先の運転マナーの悪さも目についた。商店街は地下街が多く、どの商店も活気に満ちていた。
 視察先の総合デパート「遠台百貨店」で経理をしている、日本人の森秀奉さんの話を聞く事が出来た。要約すると「ハルビン市では1億円以上の貯金を持っている人が1万人以上はいる。貧富の差には驚く。階級がひとつ上がれば、給料は30倍になり、二つ上がれば900倍になる体系であり、一部の富裕層を生み出す背景である。競争の激しい社会で、高価な贈り物の風土がある。高価な商品はその分送り主のメンツが保たれる。値段が問題ではなく、いかに高価に見える商品として演出できるかである。山形の米と言えども、紙袋包装ではネ」
 目にウロコである。

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ハルビン・山形定期便にチャンス

2011年12月01日 | インポート

011  野川政文県議を団長に自民党県議団11名が、1ヶ月前に開設されたハルビンの山形県事務所を訪問した。黒竜江省旅遊局、中国南方航空、遠大百貨店、黒竜江省人民代表大会常務委員会などを訪問し、山形県との交流拡大に向け、意見交換を精力的に実施した。
 中国南方航空ハルビン事務所では、6名の関係者が出席。その中で中心的に話されたのが、党の書記と思われる庄さんだった。(日本漢字にはなく正確に読めない)あいさつで、観光は中国GDPの8%を占める。中国南方航空は中国NO.1で、世界でもNO.2である。国際線は160路線で運行している。ハルビン空港からは日本、韓国、ロシア、台湾に飛んでおり特に新潟とは週5便で、羽田とも2便就航している。来年の6月には2機ハルビン空港に増機になる予定で、18機態勢になる。2機分の相手は未定で、沖縄や山形便が念頭にある、と述べた。
 私は「山形県は、長い間ハルビン定期便の実現を目指して運動、実績を重ねてきた。中国も豊かになり、両国の相互観光が実現している。教育旅行も含めた一層の交流が可能と思う。ハルビン事務所の開設も実現しており、是非、定期便を実現して欲しい」と訴えた。
 庄さんは「2機増機の分は、まだ決めていない。国内線ではなく国際線にしたい。まず、山形県の本気度を説明して欲しい。東京便との連携はチャンスになる。新潟便も初はガラガラだったが、今では5便満杯だ。山形県の今までの運動は良く承知している」との答えだった。
 これは、ラストチャンスかも知れない。
 

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