とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

悲喜こもごもの一年

2015年12月29日 | 日記

 暖冬予想もあったが、年の瀬が迫ってわずかばかりの雪が降り、本来の冬模様となった。速いもので、今年のカレンダーも残す所2日となった。振り返ってみれば悲喜こもごもあったが、家族が健康で過ごせた事が最良かなと思う。
 春は県議選があった。迷いながらも5期目への挑戦決意した年でもある。結果は、酒田市で初めての無投票で当選することが出来た。良否はともかく、政治への期待が薄く、関心が少ない証左を危惧する側面を禁じ得ない。私たち議員の責任は大きい。
 夏の7月20日、酒田市市長の本間正巳さんが亡くなった。政治家には致命的と思われる咽頭がんを乗り越えて、市長に復帰していたのに、病には勝てなかった。山形新幹線の庄内延伸に強い決意で臨んでいた姿が忘れられない。
 秋も押し迫った11月14日、地域高規格道路・酒田余目線一番の難所、新堀ー東町間が開通した。日東道と交差するジャンクション機能と、余目酒田道路のインターチェンジ機能を併せ持つ複雑なルートである。最上川をまたぐ長大橋も長い時間を要した。これで、両羽橋の渋滞は大分緩和され、私も山形までの所要時間が10分短縮した。
 冬の12月23日酒田市庁舎の1期工事が終わり、お披露目があった。新庁舎は地下1階、地上8階建で、本町道りのすぐ側に建てられた。完璧な防災仕様で設計されており、市民の拠り所、発信機能として威力を発揮する期待が持てる。上位階に行けば酒田港はじめ、市街地が一望できる高さである。
 来年はどんな年が待ってるのか。神のみぞ知ることだ。

 

 

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農業の育成 政府の責任

2015年12月25日 | 日記

 昨日の山形新聞「私の主張」に、山形市・土屋重太さんからの投稿があった。農業の果たしている「美しい日本」の多面的機能を誰が担うのか。先に自由化された林業の例を引き合いに出し、TPPに浮かれる政府に「重大なる関心を持たざる得ない」と警告を発している。
 投稿では隣県の話しとして「年金をもらいながら、家族を介護し、日本農業を下支えしている。利益が上がらないから後継者は育たない」との記事を見て、競争力を高めるために、機械を整備し省力化を図るとも聞くが、従事者をこのまま減らせば、農村は間違いなく衰退するだろうとし「決して林業の轍(てつ)を踏むようなことがあってはならない」と結んでいる。
 農業の難しさは、消費は胃袋にあり、それ以上は要らない限定的な所にある。安いバナナが大量に輸入されれば、他の果物が胃袋に入らなくなり、当然価格が下がっていく。米も魚も肉もパンもうどんもソバも全てが相関関係にある。ひとつひとつは限定的でも、安い輸入品が大量に入れば、全ての農産物が価格の下落につながる。
 政府は、農地を集約し、大型機械の投入で合理化を図り、強い農業で輸出をするから大丈夫と言っている。理屈は分かる。一部は成功するかも知れないが、日本誕生以来、日本の形を作ってきた中山間地、数々の離島、家族制度の「美しい日本」が崩れることに危惧を感じるのは土屋さんだけではない。

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決断迫られる酒田の「道の駅」

2015年12月19日 | 日記

 山形県に「道の駅」が18カ所ある。東北地方で宮城県を除けばほとんどの県が30ヶ所程度の道の駅があり、山形県は高速自動車道の開通に合わせて、それを増やそうと計画をしている。
 「道の駅」とは、道路利用者のための「休憩機能」と、道路利用者や地域の人々のための「情報発信機能」、それに「道の駅」をきっかけに地域同士が手を結び、活力ある地域づくりを行うための「地域連携機能」を併せ持つ施設で、国土交通省道路局長の承認が必要である。「道の駅」は全国的に観光客誘致の大きな原動力となっている。
 民間調査によると、現存の県内「道の駅」人気ランキングでは、一位は、国道7号線遊佐町の「道の駅鳥海ふらっと」で「道の駅天童温泉」「道の駅寒河江チェリーランド」がそれに続いている。いづれも多くの入込み数の賑わいを肌で感じ取れ場所である。
 東北中央自動車道栗子トンネルの29年開通に合わせて、米沢市は山形県のゲートウェイとして敷地面積が2ha規模の「道の駅」構想を国・県と一体となって進めている。日東道では、秋田県境の遊佐町で、さらに大規模な「道の駅」構想を練っており、まだ開通年次も決まっていない中、着々と準備を進めている。新潟県境の鶴岡市は鼠ヶ関付近の構想がある。地域高規格道路では庄内町が手を挙げている。開通が平成29年の予定であり、その道路工事計画に組み込むものと思われる。肝心の酒田市は音沙汰がない。やるのか、やらないのか。酒田余目間道路の工事期間は29年までである。

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国会議員連盟が遊佐町ふ化場を視察

2015年12月12日 | 日記

 12月1日に自由民主党「さけ・ます増殖議員連盟」が新潟県村上を経由して遊佐町にある三つの孵化場を視察に訪れた。これには驚いた。訪れたのは会長の鈴木俊一衆議院議員と幹事長の小野寺五典衆議院議員で、来年度再整備が予定されている桝川ふ化場の現場視察が主目的である。
 夕刻、JR「いなほ」で遊佐駅に到着した両議員は「遊楽里」で一風呂浴びて、7時から関係者との懇談会に臨んだ。水産庁増殖推進部栽培養殖課養殖栽培官と本州鮭ます増殖振興会専務理事も同席である。山形県水産関係者と庄内総合支庁関係者と遊佐町関係者で賑やかな懇談となり、水産資源の保全で話は尽きなかった。
 遊佐の3孵化場は、山形県のふ化生産の9割を占める山形県を代表する孵化場で、今活気に溢れている。私は意見交換の場で「江戸時代から続いたとされる、この孵化場を守る事はふるさと創生の原点である。太平洋側でサケ漁の不振が伝えられているが、この沿岸はふ化事業の振興などで豊漁と聞いている。来年は全国「豊かな海づくり大会」が庄内を主舞台に開催予定である。古くなった桝川ふ化場の再整備が予定されているが、県は長らくふ化場整備に関わっていないので、予算獲得に苦慮しているようだ。皆でがんばろう。尾形山形県人工ふ化連会長の鮭ますのふ化事業は自分たちだけの問題ではない。日本水産業が豊になる事が本望だとの考えに惚れた」と述べた。
 小野寺五典代議士は水産の専門家である。腕をつかみあいながら熱の入った議論は印象に残った。翌朝の現場視察は天気に恵まれ良い視察が出来た。伝統的な鮭捕獲や牛渡川の清流は、今も続いている。

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モンテ社長解任劇のその後

2015年12月04日 | 日記

  先日「モンテ社長の解任劇」をブログアップした所、桁違いのアクセスがあった。関東のモンテサポーター3人の方よりコメントも頂き、反響は県内のみならず、ファンの裾野の広さに驚いた。「県議会で真相を明らかにして下さい」とのコメントに、議会のやり取りの要約をアップして、その答えとしたい。
 12月3日に開会された議会運営委員会に細谷副知事が出席して説明したいとの申し出があり、主旨を聞くことになった。私も議運委員の一人である。発言を要約すると「観客動員数が12000人から10000人に2000人減少した。黒字経営ではあるが、選手の補強や交代などについて理事会に相談がなかった。11月上旬に高橋社長に辞任を勧め、12月1日に取締役会で辞めるとしていたが、それが揺らいでいた様に思った。後任の人選も進めていた中でもあり、臨時株主総会を開催して全会一致で辞任勧告を決議した」公式の議事録ではないので、私が聞き取れた範囲である事をお断りしておく。
 委員から「天童市でも2千万円の支援をしている。高橋社長だったからとの気持ちもあったと思う。県民、サポーターの意見を聞く必要があったのではないか」また「いつ、誰がどうして決めたのか」との質問に細谷副知事は「私が判断した。人事案件であるので公表は難しい事だ」と答えた。
 他の委員からは「性急で戸惑っている」「辞任ではなく、解任では」「これから議会が始まる。丁寧な説明を求める」等の意見が出された。いづれにせよ突然の事であり、納得してサポーターが元気の出る場面を作りあげる必要がある。

 

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