とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

空港のリモート化で安全は守れるか

2013年06月29日 | インポート

003 庄内空港を仙台空港からの遠隔操作(リモート化)で運行したいと6月5日に国交省から山形県に説明があった。
 庄内空港には現在6人の航空管制運行情報官と所長が配置されて航空管制の業務を担っている。飛行機の運航は3か所のバックアップ体制で成り立つ。ひとつは滑走路を含めた施設の保全や災害時に対する整備は県が担っている。2つ目は飛行機が安全に離発着するための周辺空域の状況や気象状況をパイロットに知らせる管制業務は国の責任で行う事になっている。3つ目の離発着の判断はパイロットが判断する事となっている。
 今回、国から示されたのは管制業務を庄内空港から仙台空港に移管し、合理化したいとの方針である。今回、そ上に上がったのが鳥取空港と庄内空港の2空港で、いずれも利用客が年間30万人を超える中規模空港である。国は、31空港ですでに実施しているので安全には心配ないとしているが、いずれも離島や半島の1日1~2便の空港で、果たして35万人を超える利用客の庄内空港の安全に、不安はないのか疑問である。
 私は、予算特別委員会でこの問題を取り上げ大きな反響が寄せられた。「電車が転覆するほどの突風があり、昨年は庄内空港でオーバーラン事件を引き起こしその原因も明らかにされていない。年間35万人の利用客がある空港が、果たして交通量の少ない空港と言えるのか。生命財産」を預かる業務のリモート化は受け入れられない」として反対する意思表示をした。建設常任委員会では、国に対して意見書を提出する事となった。この思いを国に伝えたいと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

靖国神社を参拝

2013年06月18日 | インポート

013 久しぶりに靖国神社を参拝した。気のせいか、大勢の参拝客の顏が緊張してる様に見えた。13人の私たち一行も日頃のだらしなさが見えない。英霊の祀られる重みを感じるからだろうか。ひたすら境内を歩いた。社殿に向かい二礼二拍に想いを込めた。
 戦地でお国のため闘い、亡くなった方を英霊とし、その英霊の故郷への入り口としてお迎えする場所が靖国神社であり、英霊本人の意志で故郷に戻るための目印が、こことされている。靖国の事を思えば、戦友達がそこに集まり、それを目印に戻ってこられる。家族や友人、知人、先に戻られた英霊が戦地で迷っている英霊に呼びかける事も出来ると言われている。
 靖国神社まで戻る事が出来れば、あとは英霊それぞれの故郷までの道は本人が解る。家族、友人、知人が参拝時に一緒に連れて帰ることも出来る。靖国は英霊の集う場所でもあり、故郷に戻ったあとでも靖国に行けば戦友や、御国の子孫が待っている場所でもある。
 靖国神社は、戦争で傷ついた国民の心を癒す場所。外国人からとやかく言われたくない日本の尊厳であると思う。改めて戦争の犠牲の大きさを感じた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

体罰と懲戒の区別

2013年06月10日 | インポート

003 大阪府の高校生部活動中の体罰が表面化して以来、全国的に教員による児童生徒への体罰が社会問題となっている。山形県でも実態杷握のため、生徒、保護者、生徒へのアンケートを実施しその全容を公表した。
 体罰の定義は文科省が示しているが、なかなか分かりづらい問題である。けがをするような体罰ははっきりしている。教師が感情的にならない限りあり得ない事と思っている。先ず教師は冷静沈着に子供と向き合って欲しい。専門職である自覚が第一義である。
 しかし、具体的事例を見ると、弱い他の児童に暴力や暴言を吐き度重なる指導にも従わない。無気力な学習態度が直らず、投げやりな態度が続いている。書写の授業中なかなか書かず、やっと書いた半紙を丸めて近くの児童に投げる。指導に腹を立てて教室を抜け出す生徒などの様子を聞くと、教師のストレスも極限に近い。
 「懲戒」は指導上許されている教育である。懲戒を体罰と勘違いし、自分の子供の言い分だけで教育委員会に訴える保護者もあると聞くにつけ、「懲戒」への理解をもっと開示する必要がある。
 体罰の厳格化で教師がのびのびと教育が出来るのか懸念される。悪い事を悪いと指導するのは、大切な基本的な教育である。自信を持ってほしい。教諭とは「教え諭す」と書く。強く諭すか、弱く諭すかは事案や人柄によるもの。大げさな取扱いは止めるべきだ。
 庭のシャクヤクは静かに風に揺れている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

酒田「小さな親切」の会15周年

2013年06月01日 | インポート

004 先月の28日、酒田「小さな親切」の会15周年記念式典及び25年度総会に出席した。例年よりやや多い会員の出席だった。会場のグレードが高くその雰囲気は、日常の邪悪は許されない自制の心を見つめ直すに充分である。「わたしもこれくらいは出来る。やってる」と思いながらテーマソング「みんなのしあわせ」斉唱した。
 「小さな親切」運動は、昭和38年の東京大学卒業式で茅誠司学長が述べた式辞がきっかけとなっている。「頭でっかちの百科事典ではなく、ひとが他人の存在を尊重し、思いやり、良好な関係を保ちながら生きて行くこと。その精神がなければ、どんな知識も社会に資することはない」
 この運動が、「日本人のマナーは世界の驚嘆」として伝わっている。東日本大震災の時見られた、割り込みはなく順番を待つ。優先順位を自分たちで作り出すなど「絆」が流行語になるほど「小さな親切」が社会を救った実績がある。
 酒田の会長は五十嵐千秋さんの後、2代目前田直己さんである。山形に本部があり、全国のネットワークで運動が展開されている。「小さな親切」の文化は日本の誇りである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする