とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

大型台風・仙台から東北を縦断か

2016年08月29日 | 日記

 東北地方は農作物の収穫を前に、超大型の迷走台風におびえている。今月中ごろ八丈島付近で発生した台風10号は、南下を始め大東島付近で停滞、勢力を拡大して、北へと逆走を始めた。
 大型台風の勢力は維持したまま、予想円はだんだん小さくなり、仙台付近からの上陸は免れそうにない。日本海側の庄内は3日前から10号の影響と思われる、強い東風が吹いている。天気は快晴であり、不気味さはかえって増している。
 10号の進路は、仙台付近から東北を北西に縦断するとの予想である。強烈な雨や風は、果樹畑はもちろん、稲の倒伏や浸水も予想され、日本の穀倉地帯に甚大な被害を及ぼす心配がある。
 最近の気象は荒い。亜熱帯のような激しさがある。農業は自然と共存の運命にある。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宮城・山形連携促進条例が提案

2016年08月25日 | 日記

 山形県・宮城県議員連盟による交流会は毎年開かれている。輪番制で今年は山形県が当番、会長に山形県野川議長を選任、、会場は山形市で開かれた。
 宮城県の人口は2000年がピークで236万人で横ばい。山形県は1985年の126万人が最高で減少が続いている。人口は宮城県の約半分である。しかし、仙台市と山形市は隣接しており、高速定期バスが10分に一本位終日運行されており、相互依存性は大きい。
 しかし、両県とも北部、南部の連携が大きな課題であり、高速道路網横軸の整備が大きな課題となった。特に、酒田港と石巻港を結ぶウエストラインの整備に関する課題が主流だった。環日本海と環太平洋の出入り口としての港湾機能の連携を促す高規格道路は、喫緊の課題であることが認識された。
 それを、実現させる議会の手段に議論は及んだ。「横軸道路別に両県関係議員のチームを作り調査、両県議会で同時に取り上げよう」「両県連携促進条例を両議会で提案できないか」等の意見が出され、役員会で検討する事となった。
 東京オリンピックを見据えたスポーツ振興は、選手強化や施設面での連携や事前合宿誘致でも連携を深めることで一致した。農産物の輸出強化策や地場消費の連携も課題となった。
 仙台市を中心にした宮城県のポテンシャルは高い。しかし、山形県と連携する事により、更なる高見を目指していると感じた。山形県も独自性を発揮し、隣県との連携は大いなるプラスである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

だだちゃ豆

2016年08月19日 | 日記

 毎年、今頃の時期になると鶴岡の県会議員が「だだちゃ豆」を送ってくれる。強烈な風味と香りが他の枝豆とは一味違う。「だだちゃ豆」は他産地の枝豆と差別化を図るため、商標登録をとっており、鶴岡の白山地区の30戸位の農家が栽培したもの以外でこの名称は使えない。
 同じ品種の枝豆は近隣農家でも栽培している。「ちゃまめ」などとして出荷されており、それなりにおいしい。しかし、「だだちゃ豆」のブランド力は抜群である。白山地区が適地とされ、「魚沼産コシヒカリ」同様の特別なものとなっている。
 「だだちゃ豆」の「だだちゃ」は、古い庄内弁で「だだ」は「おやじ」の意味で「ちゃ」は敬称である。無理に標準語に訳すると「お父さん」となる。反意語は「ががちゃ」である。「だだちゃ」が白山の限定された地域で、わが子の様に栽培する枝豆のイメージがすっかり定着してしている。
 山形県は特産品の宝庫である。その地域の特産を県議から頂くのはうれしいものだ。さくらんぼ、スイカ、ラフランス、ぶどう、りんご、もも、馬肉、牛肉、ナス漬け、長芋、キノコなどを旬に頂戴する。わたしは、脂ののった旨い魚を12月に、お返しをしている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

酒田市松山の絵灯篭

2016年08月13日 | 日記

 今日はお盆の13日。今日から4日間はお盆休みに入る。ふるさとは帰省客で賑わっている。どの位の人が帰省しているかは分からないが、日常これだけ賑わいがあれば故郷も元気なのだがと思いながら、散策をしてみた。
 酒田の奥座敷とも言える松山城址周辺は風格のあるたたずまいをしている。いかにも城下町らしく、酒田市街地とは別世界である。大手門を左にみて、まっすぐ車を進めると「眺海の森」である。道路周辺の手入れも行き届いており、きつい急カーブの連続も苦にならない。頂上には宿舎がある。宿泊客が百万ドルの夕陽をながめながら、浴衣姿で牛鍋を酒の肴にジョッキでのどを潤している。贅沢三昧としか言えない風景だった。階段を登った東屋からは、庄内平野が一望できる。アベックが夕涼みながら寝そべっていた。ちょっと下ると「外山ロッジ」がある。人工芝に水の散布で年中滑走を楽しむことが出来るロッジである。スノーボーダーが何人かで滑っていた。管理人に話を聞くと「東北ではここだけなんですよ。あの人が日本チャピオンですよ」と指差した。夜9時までの営業だと言う。
 一通り散策を終えて、松山に戻ると道路沿いに畳一枚くらいの絵灯篭に灯が入っていた。これは、旧松山町出身の画家「佐藤公紀」さんの美人画を松嶺地区上堰水路(片町~荒町)に30枚くらいを50メートル位の間隔でならべ、点灯したものである。これも圧巻である。もっと発信したら奥座敷が輝きだすように思った。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伝統のふ化事業を次世代へ

2016年08月07日 | 日記

 山形県遊佐町の桝川ふ化場整備事業を視察した。事業進捗率は32%と天候に恵まれ順調で、9月末には竣工が見込まれると言う。ふ化場整備は全国的にも実施例が少なく、年に1~2カ所が精一杯である。特に、桝川ふ化場整備は北海道北見漁業組合との技術連携がある。先進地である北海道の技術を取り入れ、ソフト面では青年組合員を北見に派遣して、技術を学んできている。
 「たくさんの鮭に遡上してもらうには、強い稚魚を育てる事が肝心」と話す組合長の尾形修一郎さん。そのために、総事業費3億5000万円を決断した意気込みは半端ではない。専門技術は理解出来ないが、飼育池の大きさに驚いた。今までの飼育池の面積が3倍、深さが2倍で、地形を生かした緩やかな勾配に水が流れ、稚魚にストレスを与えない工夫があると言う。打設コンクリートはシリカホワイトにして、水漏れを防ぎ、取水漕にも新しい工夫がされている。日本最新の技術の詰まったふ化場がここに誕生しようとしている。
 鮭は、川の中でも湧水が出る場所を好んで産卵すると言われている。ふ化には温度が一定で、酸素を多く含んだ水が不可欠である。遊佐町は「湧水の町」と言えるほど湧水が豊かな所。江戸時代の終わりごろ、鮭の自然産卵に限界を感じた堀傳兵衛が人工ふ化を始めたと記録が残っている。人工ふ化事業の初期は、劇的変化はなく苦労が続いた。しかし、長い先人の努力が実り、鮭の遡上が増え、昭和の初めには遊佐町に9カ所のふ化場があった。しかし、近年はふ化事業の衰退が続き、山形県も例外ではない。
 長い伝統の人工ふ化事業引き継ぎ、近代的な整備で未来に渡そうと挑んだ、桝川漁業組合の偉業は歴史に刻まれる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自由化された電力料金

2016年08月05日 | 日記

 東北電力は上から目線の硬い役所イメージを持っていた。電気は日常生活に不可欠なインフラであり、電気料金は二の次で、停電が無く、災害時にはすぐ復旧してくれる事を優先してくれる事が最大優先課題と思っていた。もっとも、産業用電力は電力の質と料金が企業収益に直結する大事なファクターでもある。
 しかし、酒田営業所の斎藤豊所長は就任当時から東北電力の経営内容や、電力料金の仕組み、原油や為替変動の見通し、電力料金の自由化への対応など、変化がある度に私の事務所にお出でになり説明してくれている。私なりの原子力発電や再生化エネルギーの疑問点をぶっつけても丁寧な説明があり、理解は進んだように感じる。
 今回は、東北電力とイオン銀行との連携クレジットカード「より、そう、ちから。東北電力カード」を来年の1月から発行する予定の説明だった。カードで電気料金の支払いが出来る他、ポイントをためて、全国のイオン各店舗で割引・優待が受けられる。その利用金額の一部は、東北6県の復興や地域活性化に寄付するというもの。
 電力料金の自由化は、高圧電力が2001年より始まり、今年4月からは民生用も自由化になった。今まで安定していたユニバーサルサービスが担保出来るのか。改革の裏側も注視すべきと思える。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする