とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

遠隔操作で農作業

2017年12月31日 | 日記

 「光陰矢の如し」平成29年も今日で終わる。振り返ってみれば、大災害にも見舞われず、まあまあだったように思う。しかし、少子化に歯止めがかからず、人手不足が常態化し、職種によっては深刻な事態になっている。タクシーや運送業のドライバー不足は営業車をも遊ばせていると言う。
 人手のかかる農業は、無人で自動走行するロボット農業の技術開発に政府が本腰を入れ始めている。田植えや稲刈り、草刈、トラクターなど農機を遠隔で操作、監視できるシステムを構築し、実用化に向けた安全基準づくりを進めると言う。
 来年から本格的な実証実験を始め、2020年までに実現をめざし、農作業の効率化に貢献するロボット20種類以上を導入したい考えだとしている。スマート農業などと言われているが、にわかに信じがたい気もするが、農機メーカーは既に試験販売している自動運転のトラクターもある。
 無人のロボット農機が農道を超えて、水田間を移動できるようにする技術開発も進めると言う。ICTを活用した土木作業工事は既に発注され、実用化が広がり始めている。ロボット農業も近未来に実現する気もする。

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石原莞爾の墓所

2017年12月24日 | 日記

 元陸軍中将石原莞爾の墓所が遊佐町吹浦にある。それは、国道7号線沿いの道の駅「ふらっと」を右に見て、更に北上する事、数百メートル。左側に小さな看板があり、細い急こう配の道を登りきった小高い丘の上にあった。
 きれいに手入れの行き届いた墓所は、松林に囲まれて神秘なたたずまいである。記帳所があり、全国から毎日のように訪れている事が分かる。数本の花立には真新しい花が手向けてあった。没後70年もたとうとしているのに、敬愛している人が年代を超えて続いている事に驚かされる。
 石原莞爾は鶴岡の生まれで、陸軍中将最終階級の軍人である。終戦後の昭和21年に飽海郡高瀬村に移住し、仲間を指導して集団農場を拓いた。墓所にある石碑には「都市解体」「農工一体」「簡素生活」と印字されており、近くに集団農場の人たちが共同生活した建物も遺されている。
 陸軍中将石原莞爾は、関東軍参謀として満州事変と満州国建設を指揮した事で知られている。満州国に不干渉の立場をとった石原莞爾を、上司だった東条英機は受け入れず、対立を深めることになる。太平洋戦争では、今までの戦果を手放してでも回避すべきだと主張するも、これも聞き入れられず終わった。
 石原莞爾の思想は難解で分からないが、墓所を見れば現代にも通じる才覚の偉人だと思う。

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減反廃止で目安決まる

2017年12月16日 | 日記

 山形県は30年主食産米、減反の目安が決まり発表した。これは、国が主導してきた減反政策を廃止したため、県や農業団体で構成する「県農業再生協議会」が、国の需給見通しを参考にして、県の主食用米の生産量決めたものである。これを基に、一定のルールに基づき市町村へ配分される。
 この目安は、交付金などのアメもなく「現状の価格維持するための目安」で拘束力は弱い。覚悟を決めた米作農家が「コメで生きる」と頑張れば、それまでの事となる。国はそこを狙っている。長年、半分近くのほ場を減反をしてきた事が空虚に思える。
 当面は現状が続くとしても早晩、需給調整は市場原理に委ねられることになる。農産物は天候で豊凶が決まる特異性もあり、国の関与なしで主食維持は困難である。食糧安保などと言っていた時代もあったが、今は、農業者自身の減少に歯止めもない。
 30年問題の脅威と、声高に叫んでいたが、それが現実となった今なす術もない。庄内の美田が継続できるのか、政治の果たす役割は大きい。

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田川地区高校再編計画を先送り

2017年12月10日 | 日記

 9月議会予算特別委員会で指摘していた田川地区の県立高等学校再編整備計画は、12月の代表質問で、廣瀬教育長は「もう少し熟度を高めたい」として、来年1月に予定していた計画策定を延期すると答弁。事実上の先送りとなった。
 そもそも、少子化に伴う酒田飽海地区の公立学校の再編統合は、高等学校、中学校、小学校とも概ね完了している。母校に対する愛着を乗り越え、子供たちの教育のためを願い、県教委の指導に従い計画的に実施されてきた。しかし、再編統合後も少子化は続いており、小学校、中学校、高等学校の学級減少に不安は抱えている。
 そこに、遅れていた田川地区高校再編計画で、計画されていた中高一貫校が組み込まれ、県立中学校の設立が、鶴岡南高等学校に併設される形で県教育委員会から示された。これは、酒田市立・遊佐町立の中学校の生徒が鶴岡に流れ、学級数の減少などに、少なからぬ影響を及ぼすことは明らかである。
 せっかく再編統合で適正学級数維持への根底が崩れ、教職員の削減にも波及し、市民の教育への期待を裏切ることとなる。おそ出しじゃんけんのような計画に疑問が残る。田川地区の再編統合は、田川地区に留めるべきだと思う。

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首都圏で山形県酒田港ポートセミナー

2017年12月02日 | 日記

 酒田港を首都圏に売り込もうと「山形県酒田港ポートセミナーイン東京」が、羽田に近い「第一ホテル東京シーフォート」で開催された。
 吉村知事が挨拶で山形県は、温泉日本一、滝日本一、サクランボ日本一、ラフランス日本一、つや姫日本一などと山形県をアピール。かつて、山形県を縦貫して流れる最上川の舟運と、西回り航路で栄えた酒田港を、再び世界に向けた拠点港として再整備している酒田港の魅力を訴えた。
 県側は、大澤観光文化スポーツ部長と角湯県土整備部長が酒田港は、東北の日本海f側に位置し、東京から北へ300Km程の所にある。空路に近く、豊かな自然、、美味しい山形、芸術文化スポーツを紹介。コンテナ貨物量は4年連続で、過去最高を更新している。酒田港へのアクセス道路は急ピッチで工事が進められており、無料の高速道路区間が多い。港湾整備も同時に強化され、コンテナ貨物船の2艘同時に着岸するため、岸壁の延伸工事やコンテナクレーン2基目の大型化に着工している。16万トン級のクルーズ船が入航できるのは、東北では酒田港だけと売り込んだ。
 海運荷役業者のプレゼンテーションがあり、荷主側から奥村花王酒田工場長から、売上高1兆5千億円の花王株式会社の概要と、酒田工場の紹介があった。紙おむつは花王3工場で生産されているが、酒田工場が最大であるとの事。でん六豆の鈴木社長から原料のピーナツをコンテナ貨物で輸入。生産性があっている報告があった。
 レセプションは、28階の「トップ・オブ・ザ・ベイ」で行われた。28階から眺める東京湾の夜景は、眼下に首都高速が走り、遠くに東京港のコンテナクレーンが見える別世界であった。
 酒田港への期待は大きい。

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