とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

酒田自由都市商會が「月見の宴を楽しむ会」

2014年10月26日 | インポート

Dsc00685 ボランティアグループ「酒田自由都市商會」が酒田の粋を楽しむ「月見の宴を楽しむ会」を浜田の清亀園で開催した。もう14回も続けられている。聞きなれない「酒田自由都市商會」は、栄えた昔の酒田は自由都市と言われた。その時に戻って、街づくりを考えようと命名したと説明があった。代表は阿部直善さんである。
 清亀園は本間家と並び称された大地主伊藤四郎右衛門の別荘で明治24年にに建造され、広大な名庭園と一緒に酒田市に寄贈されたもので、現在は市民に公開されている。
 午後6時半に始まる宴は、私が着いた時には50人の定員で満杯だった。圧倒的に女性が多い。男性は10名位で肩身が狭い。遊佐町の植物研究家土門尚三さんのトークは軽い手品から入り会場を和ませた。シロツメクサ(クローバー)の由来や鶴の恩返しの昔話などかなりの方言で会場になじんだ。
 ティータイムは、おにぎり2個、栗の渋皮煮、みかんにぶどう、うさぎ姿の和菓子、燻りガッコ風の漬物のメニューで腹は満たされた。色鮮やかな和紙の敷物は持ち帰る方も多く、手作り感が漂う。
 その後は、尺八とハーモニカのコラボレーションである。演奏者は共に中野俣の樋渡和男さんと佐藤富雄さんである。ハーモニカの佐藤富雄さんは農協青年部時代の旧知の方であり、こんな一面は知らなかった。最後に全員大声で歌った「もみじ」「上を向いて歩こう」「ふるさと」は盛り上がった。アンコールも出て9時前の終了となった。
 「事故などないように。無事家に着くまでがこの会です」終わりのあいさつにも心づくしを感じた。
 

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稲田朋美政調会長と意見交換

2014年10月25日 | インポート

Photo 米価下落が地域経済に与える影響は、かなり深刻だ。そもそも昨年より25%も一気に下落する価格形成など、常識ではあり得ない現象である。市場原理と言えばそれまでの事だが、ほとんど弱小な規模の稲作農家が全国に散在しており、豊凶や消費動向を個々農家に求める事など不可能である。
 農家を維持したいと考える政府は、農地の集積と大型農機具による合理化シフトに血祭をあげている。まさに補助金誘導で、大型農機具の導入は面積要件が第一で、受委託推進に交付金、国土を守るためと言っては農地水環境保全対策として、使い勝手の悪い、使い切れない金額の交付金がある。「農家は補助金の巣窟」と納税者から皮肉られるが、農家の衰退は止まらない。
 政府は、全ての補助金予算を点検し机上プランを改め、農家の目線で有効な農業保護対策を打ち出す時に来ている。コメの需給調整は政府が責任を持ち、価格の安定に機動的に介入し素早い対策を打つ。一年一作の農家はセフティガードが何よりの政策である。先行きが見えれば、大型農機で対応するか、小型かは自身の経営判断であり、経営規模も地形、労働力事情で自然に変化する。家族農業は世界農業の主流である。
 そんな中、稲田自民党政調会長を迎え「どこでも政調会」が山形JA全農ビルで開かれた。県内各単位組合長と自民党県議会議員が意見交換の場を持った。組合長からは、過剰米の隔離対策と米価変動補てん金の要望が出された。ある組合長からは「自民党政権になって、悪くなったのは農政だ」と厳しい見方の開陳もあった。
 県議からは、農地水環境保全対策費の使い勝手の悪さが指摘され、改善するよう意見が出された。稲田政調会長がどれだけ理解できたのかは分からない。地方創生は、消費地から農村へ富の還流から始まる。

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公認申請と支部長推薦

2014年10月18日 | インポート

005 自民党山形県連は、来春実施される県議選公認申請の受付を始めた。一次公認申請は現職県議のみで10月20日までとしている。新人などはその後にに受付され、複雑な選挙区事情が絡み合う場面も想定している。現在の自民党所属県議は33人で統一会派を形成し、県議会の75%を占める最大会派である。
 公認申請は、公認申請書に①写真添付の経歴書②誓約書③自身以外の支部長推薦書の添付が義務付けられている。届け出された4点セットは、県連役員会で確認され不備が無ければ自民党本部に送られ、安倍総裁名で公認証書が届くことになる。
 山形県3区自民党支部長は複雑な経緯をたどりながら7月1日に決まった。3区支部長は次の総選挙で自民党公認候補である事から公認された県議は、それ以外の候補に加担すれば利敵行為とみなされ、党紀違反になる。そのための誓約書である。
 私は、5月20日付で5回目の公認申請をした。以前から申請に必要な添付書類、支部長推薦を自民党酒田支部長にお願いをしていた。「10月15日3時に酒田支部事務所に来てください」と連絡が入った。面接の上で決めることらしい。初めての事だ。
 言われた通りに出向くと酒田支部長と幹事長が待っていた。こんな事初めてだなと言うと「そうみたいです。役員会で決めた事ですから。私たちの指示に従って下さい。私たちはあなたの行動を全てチェックしていますから」との返事だった。私は「誓約書を出している以上のものがあるんですか。私も100人以上の党員支部を持ってます。酒田は地元代議士が7割の得票している現実があるよ」と言った。
 党紀違反をするつもりはない。しかし、自民党酒田支部はおかしい。党員拡大は県議、職域支部まかせ。高圧的な態度で自民党離れが加速している。自民党は酒田支部だけのものではない。自民党貢献は資金面も含め、幅広く多彩である事を知るべきだ。

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皇太子さま迎え全国育樹祭

2014年10月13日 | インポート

Dsc00670 12日、金山町「県遊学の森」で第38回全国育樹祭が、皇太子さまをお迎えして、素晴らしい秋空の下で開かれた。県内外から参加した5千人は、皇太子さまのお言葉を中心に森林の大切さを、改めて実感したに違いない。
 これは、12年前の6月5日に「第53回全国植樹祭」で天皇皇后両陛下がお手植えされたブナの苗木の成長を確かめ、手入れする儀式であり、皇太子さまは完熟した堆肥を根もとに施された。そのブナは4mほどに成長したと公表されている。往事のエピソードが山形新聞のコラム「談話室」に載っている。3年前の秋の園遊会で、当時酒田市長の阿部寿一さんに、皇后陛下が質問され「あのとき植えた木々は丈夫に育っているでしょうか」と植樹された苗木を気遣われていた様子を知ることになる。
 植林事業は世代をまたぐ壮大な時間との闘いでもある。先人の植林した蓄積を、バイオマス発電やペレットなどとエネルギーに使えば一瞬にして刻んだ年月を失う。現代で享受した森林の恵みは、その分、植林して次世代につなぐ責任がある。森林持続性理念を社会システムの中に組み込む政治の責任は大きい。
 現実は、森林の荒廃が続いている。日本の山は荒れている。10年ほど前にスイスを視察した時の事を思い出す。スイスは山国。森林が山頂まできれいに、手入れされているのには驚いた。どの農家の軒先にも薪が積んであり、万が一石油暖房を失った時の備えだと聞いた。
 天皇陛下は「植樹祭」「豊かな海づくり」「国体」にお出ましになる。それは、日本国の原点に他ならない。原点を失えば国は亡ぶ。

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庄内延伸に厳しい答弁

2014年10月05日 | インポート

Dsc00638 地方とは町方との反意語として使われ、農村を指す言葉として使うのが一般的である。
 地方は人口密度が低く、社会インフラの効率が悪い。その分独自の文化があり、豊かな自然が残り、お国言葉もある。町方で失われ、残された価値を発掘して、現代社会に打って出ようする政策が「日本創生」である。インターネットにその垣根はない。自身の価値判断で往来でき、無限の可能性を感じる事が出来る。
 しかし、現実は、ひと、もの、金が動けるインフラが不可欠で、それを抜きにはあり得ない。導線が細い分その先は衰退が進む体験は充分味わった。県庁と一番遠い陸羽西線沿線に暮らす人々の思いが、県庁は分かっていない。人口減少を食い止め、リベンジする導線の必要性を肌で感じている。それが山形新幹線の庄内延伸であると強く意識している。「山形県の背骨とつながれば、次々と打つ手がある」と語ってくれた沿線首長の方たちの言葉が忘れられない。
 私は、熱い期待を背負って予算特別委員会で、日本創生に絡めて、「山形新幹線の庄内延伸」の実現を迫った。同様の質問は二回目なのだが、今回は国の政策との整合性から一歩踏み出した答弁を期待したが、それはなかった。その後にお会いした知事は「すみませんでした」と言われたが、そういう次元ではない。山形県のポテンシャルを底上げする根幹である。その理解なしに、山形県の未来が明るいものとはならない。

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