とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

山形自民党県連 知事選擁立見送る

2016年11月28日 | 日記

 11月27日、自民党県連支部長幹事長会議があった。来年1月5日に告示される県知事選に、自民党候補者擁立を断念することを正式に決めた。
 事前に「候補者擁立はない」と報道されていたので、これを追認するかどうかの会議である。
 会議は冒頭から荒れた。「吉村知事の行事に参加したり、連絡を取ったり繋がっている県会議員がいる。党紀委員会にかけて処分しろ」「こんな大事な会議に国会議員は誰もいない。どういう事か」「私は、党の方針に従わない支部長をクビにした。他の支部もやるべきではないか」「県連会長が誰と会って、知事擁立を交渉したか記録に残せ」「山形市長は長年、野党だった。だから山形市は遅れた。山形県も同じになる」「TPPに反対した国会議員もいるが、どういう事か」
 悔しい思いの発言だと思うが、自民党があっての山形県ではない。山形県の発展のため、自民党は何をすべきかの議論が出て来ない。発言者の数は少なく、いつもの人である。原則論も大事だが、もっと柔軟性を見いだせないのか。「知事提案に反対したことが、県議会ではあったのか」との質問には驚いた。
 会議の終わりごろ「自民党は知事選ではっきりした党議決定はなかった。ここから議論したら」と今の混乱の認識を示す発言があった。
 原因は先の参議員選挙の結果が尾を引いていると思われる。知事を自民党に奪還するには、ち密な戦略が必要だ。

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国際物流プラットホーム

2016年11月26日 | 日記

 ヤマト運輸東北支社を訪問した。調査の狙いは、「宅急便」の愛称で親しまれる「小口配送事業」のネットワークを持つヤマト運輸が、本格的な物流サービスの国際化に乗り出し、青森県と協定を結んで成果を収めつつある事である。
 「国際物流プラットホーム」として協定を結んでいる県は、青森県、熊本県、愛媛県、宮崎県、三重県に秋田県も動きを見せている。このシステムは、国内貨物は羽田空港をハブにして、まとめて貨物国際ハブ空港の那覇空港から世界へと結ぶものである。青森県を出発した農水産物は、翌日には香港・台湾で市場に並ぶ。シンガポール・マレーシアも翌々日に店頭に並ぶスピードである。鮮度の落ちやすい農水産物は国内と同様の価値を保つことになる。
 アジアの消費者は訪日中に食べて、美味しかった食材を、また食べたいニーズがあり、日本の農水産業者はりんご一個でも、魚一匹でも海外に売り込みたい思いがある。この両者つなぐ、シームレスな物流制度が生まれつつある。
 ヤマト運輸は、県との協定を結んで、安定的・低コストにになるよう工夫している。さらに、事業者の輸出拡大を支援する助成制度も用意されており、今後の拡大に期待をしている。これこそ地方創生の原点とも言える。
 山形県は庄内空港から貨物輸送が出来る。すでに、だだちゃ豆やさくらんぼで実績はあるが、本格的に海外輸出の準備は遅れている。戸口から戸口へ、戸口から市場へ多種多様な物流がグローバルに動く時代である。インバウンド市場は益々拡大し、物流イノベーションが跋扈する時代である。

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青山学院原監督の講演

2016年11月19日 | 日記

 2016年全日本大学駅伝で、劇的優勝を果たした青山学院大学の原晋監督の講演を聞く機会があった。講演オファ、ナンバーワンと言われる監督だけに、興味深い講演だった。各種スポーツ競技の中で、一番ベーシックな競技にもかかわらず、日本陸上は記録の更新がない。現状を打破したいのが講演の主旨だった。
 陸上競技の花形である100m競技は、10秒00を既に18年前に伊東浩司選手がバンコクで日本記録を出しているが、未だに更新はされていない。15000m、20000m、25000m、30000mは31年前、瀬古利彦選手の日本記録を超える選手が出ていない。そう言えば当時のスター選手、瀬古、宗兄弟の顔が浮かんだ。
 三段跳びは、山下典史選手が17m15を飛んだのは30年前である。その日本記録も未だにそのままである。日本得意のマラソンは、14年前の高岡富成選手の2時間06分16秒が日本記録で、その後スター選手は出現していない。
 原監督は、その原因について中体連、高体連、日本陸連の連携や観客動員数の多いJリーグへ選手が流れる危機を訴えていた。駅伝競技を全国で開催するとか、陸上競技を魅力あるものに変える工夫が必要であると締めくくった。
 オリンピックでウサイン・ボルト選手の活躍が印象に残っているが、陸上競技への見方が変わった。

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トランプショックの中TPP決まる

2016年11月12日 | 日記

 トランプショックが冷めやらぬ中、TPP承認・関連法案は衆議院を通過し、参議院に送付された。条約法案は衆議院が通過すれば、30日後に自然成立するので、日本の批准は決まった。
 TPPで悪影響の大きいのが農業であると農水省自身が認めているので、その通りだろうと思う。日本の農産物は良質、安全で輸出産業になり得ると政府は強弁しているが、地形構造上のコスト高は、農業全体を底上げできるものではない。農家人口が少数派に転じた現在、小選挙区制度で農家の意志は政治に反映できにくい。自作農家は雇用、被雇用の関係がないので、労働組合的野党にもなり切れない要素があり、TPP反対の野党にもなり切れていない。
 JAが頼りのはずの農家も、組織、職員を守る姿勢を強めるJA体質に、うんざりしてきた。今までコメ販売手数料2,7%を、米価が値下がりするや、一俵4百数十円の定額制に変える話し合いをした容疑で公取りが、立ち入り検査をしたのは2013年の7月である。
 自民党は政府の規制改革推進会議の提言を受け、JA全農は生産資材事業で農家から手数料を取る形を止め、情報提供に徹するように求める。農産物は農家から手数料を取る委託販売を見直し、JA全農が全量買い取り、販売するよう求めている。流通業との一元化で高価格販売を促している。
 農協の岩盤に入り込めるか。農家の反応は複雑だ

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「刀剣女子」鶴岡に全国から

2016年11月04日 | 日記

 「刀剣女子」の単語を何となく知ってはいた。日本刀の魅力に、はまった若い女性たちがこんなに多くなり、その行動力の大胆さには驚かされた。
 そもそもは刀剣を擬人化した刀剣男子の主となって育成する人気ゲーム「刀剣乱舞・ONLINE」が火付け役で、その中に実在の日本刀職人が登場する。美男子な刀剣男子たちの興味から、日本刀への興味を持つ刀剣女子が急増している事らしい。
 鶴岡市の致道博物館では、この「刀剣乱舞」のキャラクターになった国指定重要文化財の短刀「信濃藤四郎」を含めた、国宝・太刀真光、国宝・太刀信房などを展示 「SAMURAIの美・出羽庄内酒井家ゆかり名品展」を企画したところ、日本全国から「刀剣女子」が押しかけ、連日500人を超え、1ヶ月間続く盛況となった。
 庄内藩酒井忠次は徳川四天王の一人と称された武将で、織田信長、徳川家康から、それぞれに戦功を称して褒美として授けられた太刀であり、昭和27年、国宝に指定されている。
 国指定重要文化財の刀剣がアニメのキャラクターとなり、それに魅せられた若い女性が、日本刀の魅力の虜になるギャップは理解に苦しむが、伝統文化の奥深さを発見した。

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