とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

ねぎ栽培で世界一かも

2014年11月02日 | インポート

Dsc00689 長崎県生まれ34歳の青年が妻の実家天童に移り住み、新規就農を始め、世界一を目指している男がいた。世界一の目標はネギの栽培面積である。初年度30歳で山形県一の2,7ha。2年目の昨年は5.7haで日本一。今年は8.6haを栽培し世界一かも知れないと言う。「世界一になって山形県のブランド力を高めたい」彼の言葉である。
 彼の名は清水寅(つよし)さん。お父さんが「男はつらいよ」が好きで付けた名前で、妹は「さくら」との自己紹介があった。25歳で営業トップとなり、27歳でグループ会社7社、社員数1.600人の社長となった。その3年後天童で「ねぎびとカンパニー」を立ち上げ新規就農を始めた。彼の手法は、先ず売り先を確保して栽培をする。マスコミに積極的に出演、吉本興業などとも連携しブランド力を高め、山形、東京、大阪を除いては一県一社の卸とする。100店舗以上の量販店に出向き売り込んでいると言う。山形県ではト一屋、コープ、おおばん、ヨークベニマルなどと成約しており、40%のシェアを持っている。
 現在は、完全オリジナルブランド「幻のほうれん草」を種苗会社と連携して開発している。ほうれん草の漬物を開発中で、どんなものなのか、その内出回るかも知れない。連作障害を防ぐためにブロッコリーの栽培も取り入れていると言う。とにかく、スピード感と発想の多彩さには圧倒された。
 彼のモットーは、私たちは農家ではない。私たちはArtistである。2016年世界一になって見せる。100年後も変わらぬものがある。世の中の常識を変えるのは、必ずしも専門家ではない。商人は人と人でしか動かない。
 「すごい男に合った」カルチャーショックは当分消えない。
 
 

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