とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

JR東日本の赤字路線が危機

2023年11月25日 | 日記

 JR東日本は利用者の少ない赤字路線を公表した。以前に一部は公表していたが、今回は赤字路線全てで、全国JRグループ各社の公表と合わせた遠慮なしのものである。コロナ禍による影響も考慮されるが、地方切り捨てが匂ってくる。
 それによれば、羽越本線「村上ー鶴岡」間49億4600万円が赤字額の最高である。東北日本海側を縦貫する骨格路線であり、JR貨物路線でもある。平成17年12月25日最上川鉄橋のすぐ南付近で、突風による新潟行特急「いなほ」の脱線事故は乗客5名の死亡事故となった。以来JR東日本は風速25メートル以上で運休、20メートルで徐行運転と決めた。運休と遅延の多発で信頼性を失い鉄道は敬遠され飛行機に移った。
 2022年8月の豪雨で、羽越線と米沢を結ぶ米坂線の橋梁が流され不通となった。1年経った今も復旧工事にJR は難色を示し見通しが経っていない。羽越線と新庄を結ぶ陸羽西線は高速道路と交差するトンネル工事のためとして突然に2年間の運休が告げられ現在運休中である。
 JR東日本に改善の努力は見えない。駅舎の合理化は見えるが肝心の定時に安全に便利に運ぼうとする努力が見えない。自治体を巻き込みたい気持ちだけが伝わってくる。過密と過疎が更に進む気配である。原点に戻って、公共事業であってほしいと願っている。

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町営風力発電を撤去

2023年11月18日 | 日記

 少々古い話になるが1988年(昭和63年)竹下総理大臣が「ふるさと創生一億円事業」を始めた。市区町村が自ら考え、自ら行う地域づくり事業で一律に一億円が交付された。
 平成合併の前、この交付金で山形県東田川郡立川町は日本初の自治体風力発電事業に取り組んだ。立川町は最上川左岸に広がる田園地帯で、最上川沿いに出羽丘陵から吹き降ろす風が、日本三大悪風と言われるダシの風で農作物には邪魔な存在である。
 これを逆手に取った立川町は風力発電事業に取り組んだ。当初はアメリカ製の大型風車、100kW3基でスタート。落雷や風による破損などを乗り越え、平成元年には一機1500kWの町営風力発電に更新したものの、耐用年数の20年を超え油漏れなどが発生していたことから、「大型風力発電機による事業性の実証は達成した」として町営風車は撤去することとなった。
 11月12日から風車の撤去作業が始まった。自治体の先見性を発揮したお手本のような風力発電事業は今、民間の事業者で受け継がれている。

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異常海水温でサケの遡上に異変

2023年11月11日 | 日記

 庄内最北で日本海に突き出た鳥海山がある。東北の最高峰、その麓の遊佐町は豊富な伏流水で溢れている。伏流水は日本海へも注いでおり、そこで獲れるミネラル多い夏牡蠣は名物である。
 鳥海山に降った雨は50年もかけて山中をさまよい、麓に湧き水として出てくると言われている。この水で作られた「遊佐米」の評価は高く生協などと契約栽培がされている。鳥海山麓に無数の湧き水があり、それがまとまって「バイカモ」の花で有名な「牛渡川」の様になる。そして集まって、月光川となり日本海へと注ぐ。ここにサケが産卵で遡上してくる。そこに江戸時代からの人工孵化事業が生まれた。
 サケは帰巣本能で生まれた川に戻ってくる習性がある。先人から受け継がれた事業はさらに近代化され順調そうに見えたが、ここ何年かサケが減っている。太平洋側が全くダメで人工ふ化する卵が獲れない。遊佐町の桝川孵化場から卵を融通して何とかしのいだそうだ。今年の猛暑は作物の生育に大きな打撃を与え連日のニュースである。
 サケが心配だったので、遊佐町桝川孵化場に行ってみた。                                             「今年は遡上時期が遅い。それに数えられる程しか上って来ない。最盛期はもう少し後なのだが・・・・」と不安な顔である。
 海水温も高い地球沸騰で地球全てが狂いだしている。

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文化祭・収穫感謝祭

2023年11月04日 | 日記

 


 昨日11月3日は文化の日、全国各地でこの日に合わせた各種イベントが開催されたと思われる。
その前に、この日の異常気象には驚かされた。酒田の最高気温が25.8度、観測史上初の夏日が記録された。それに、この日はダイヤモンドプリンセス号が酒田港に寄港し、大勢の外国人観光客が街に繰り出していたが、半袖ノースリーブ姿が目に付き夏に戻ったよう雰囲気である。それに夕暮れにはカエルの鳴き声みたいな音も聞こえた。丁度田植えの頃の気温なので、目で見たわけではないがカエルに違いない。
 文化の日、400戸ほどの私の住むコミュニティでも「文化祭・収穫感謝祭」があった。コロナでの中止から、今年の開催は盛りあがったように思える。北平田保育園の子ども神輿に始まり、餅つき大会となった。コミュニティを構成する各団体でバザーや模擬店を担い、果物やコンニャク、もち、うどん、焼きそばなどがあった。
 ホールではダーツや輪投げ、骨密度測定や血管年齢の健康相談なども実施された。各教室の作品展示があり、着付け教室や陶芸教室、クラフト作品、写真展示、子供たちの絵の展示など多彩に及んだ。文化の日は意義ある一日だった。

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