とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

身近な住民要望

2007年10月23日 | インポート

05  議員活動の本分は、現場にある。とにかく「百聞は一見にしかず」と肝に命じ現場に足を運びたいと思っている。今日も、大勢の地区の代表の方と庄内総合支庁と市役所の関係者の皆さんの同行を願って、現場を回った。
 国道344号線の安田バイパス、国道345号線の歩道未整備地区、県道安田砂越線の改良整備、河川の荒廃と土砂堆積、道路改良に伴って発生した残地管理、急傾斜地の水路などが、今日の現場視察である。
 同じ要望が、毎年繰り返されている。「ちっとも、前に進まないじゃないか」地区の皆さんは苛立ちを隠さない。私はこう言っている「要望しなければ、論外になる。熱心な要望以外に、地区を良くする道はない」それにしても、遅々として進まない生活インフラ改良には私も少々くたびれる。
 県財政の厳しさは、県民も良く知っている。高速道路を始めとする幹線道路網の遅れに、県は全力を上げている。その県負担金にあえいでいる土木予算の硬直化がこの結果を生んでいることも確かだ。しかし、住民に危険と不便を強いるだけの現状は、県に対する不信感を芽生えさせている。

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全国初の病院統合

2007年10月21日 | インポート

Photo  19日に17回目の県政報告会を開催した。講師に、市立酒田病院の栗谷院長にお願いした。栗谷先生は、統合する日本海総合病院の理事長に就任される事が決まっている。先生の講演は、サンルート酒田の会場一杯になった後援会の皆さんに少なからぬ感動を与えた。先生は、外科の名医の他に、もうひとつの顔がある。それは、経営者としての卓越した知識だ。複雑な病院経営の決算書を一目見ただけで、ここが妖しい。ここは無駄。こうすれば改善できると瞬時に見抜く力には、度肝を抜かされる。日本中の自治体病院が赤字経営の中で、市立酒田病院は院長就任するや否や黒字化され、現在は相当のの基金を積み立てられていると言う。先生の本当の気持ちは、病院統合ではなく、新しい市立酒田病院を建設したかったのだろうと思うが、医療環境の悪化が今日の結論に至ったのだと思っている。
 しかし、ここまで来るに大変だった。県立の壁は、半端ではない高さだった。北庄内の医療過疎化を防ぐ為には、先生も私も必死だった。これから先生の真骨頂が発揮される腕の見せ所だ。
 講演では、大事なポイントが三つあった。「酒田は庄内のお産の三分の一だ。周産期医療に力をいれたい。」「統合で、医師や看護師の動揺があるかも知れないが心配しないで欲しい。志の高い医師が必要なのだ」「120床の増築は、地元企業に頑張って欲しい
 あっという間の40分だった。日本で初めての県と市の自治体病院の統合は、全国の関係者が固唾を飲んで見守っている。失敗は許されない。先生の緊張も極限かなと案じている。

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文化遺産の魅力

2007年10月17日 | インポート

007_2  出羽三山は、月山、羽黒山、湯殿山の総称で、古くから山岳修験の山として知られている。1400年前に第32代崇峻天皇の皇子(聖徳太子の従兄弟)蜂子皇子が開山したと伝えられており以来、長い歴史の中で独自の宗教文化を展開し、羽黒派修験道として発展、存続されて来た事で知られている。
 久々に羽黒山に行く機会に恵まれた。天気は晴天、いつ訪れても感動で胸が締め付けられる。何故なのか、理由は解らない。古い伝統の継続された重みが、心の奥の何処かに残っているDNAを呼び起こすのだろうか。畏敬の念がj尋常ではない。特に、NHKで出羽三山1400年を記念して特集を組んだことで、全国が衆目するようになった。当時は、参拝客が160万人を越えたと言う。
  現在でも、100万人は訪れているという。私は、何故こんなに多くの人が参拝に来るのか、宮司に聞いたことがある。いわく「古い伝統や文化の光に、人々は触れたいと思っているのでは。これは、決して真似の出来ないものだから」1400年さかのぼって作ることは出来ないということには、納得する。お祓いをしてもらい、心が静まったところで私が何をすべきか、良く考えてみる。

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港湾地区の防災訓練

2007年10月13日 | インポート

002  酒田で、県石油コンビナートんの防災訓練が行われた。この訓練は、2年に一度行われているもので、酒田本港地区と酒田北港地区を交互に実施されている。県や酒田市、酒田海上保安部、県警察、酒田地区消防本部など20機関200人が参加して行われた。港湾には、大規模な石油の備蓄基地や船舶の事故による海洋汚染の危険が付きまとう。そして、いったん地震、事故が発生したら大規模災害になってしまう。日頃の訓練や、その時に備えた化学消化剤やオイルフェンス等の機器材が不可欠であり、万が一に備えた大事な訓練である。港湾は、広いため全体の状況を把握するために、ヘリコプターの出動も欠かす事が出来ない。
 今年の訓練も、マニュアルどおりに進み無事に終わった。しかし、県のトップは参加していないし、危機管理室とはどうなっているのか。自衛隊との連携はどうなっているのかの説明がなかった。広大な敷地に200人規模の訓練は、物足りなさを感じたのは私だけだろうか。

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伝統の民俗芸能

2007年10月08日 | インポート

009  今日遊佐町で、民俗芸能公演会が芸術祭参加として開催された。48回目だと言う。遊佐町は、6000年前の縄文時代から山麓に住んでいたと言われている。信仰の山「鳥海山」の豊かな自然の恵みに育まれて、多様な生活が送れたのではと、わくわくするロマンが伝統民俗芸能に感ずる事ができた。
 近頃、民俗芸能が見直されて、その復活に取り組む地域がたくさん出てきた。小中学校や高校生もその行事に加わり一役を担っている。これは大切なことで、芸能は幼児期の体験が後で大きく物をいう。芸能発表を見る時間は楽しい。それは、日常生活とは次元の違う刺激に触れるからだ。昔の人はそれを「かぶく」と言って喜んだ。歌舞伎の語源である。民俗芸能は、予備知識なしに誰でもわかるものではない。それを創り上げてきた背景と、それを理解する観衆が一体となって継承されて来たものだ。
 今日の公演は、宮城県と秋田県からの出演も含めて10演目で、休憩時間も含めて4時間の大公演会だった。国の重要無形民族文化財である杉沢比山連中の「曽我」が印象に残った。「おかめ神楽」「道化神楽」や「ひょとこ獅子あやし」には楽しませてもらった。
 こんな伝統民俗芸能を、県として何も支援しないで良いのか。農地・水・環境対策事業で救えそうな気もするが。役所は固い。

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君子豹変す

2007年10月07日 | インポート

012 県議会9月定例会が終わった。今議会のテーマは本年産の米価の大幅下落にあった。予算委員会も合わせて13人の議員が質問に立たれて、殆どの議員がこの事に触れている。この事は、米価の大勢を決める全農本部が、今年の概算支払いを1表1万円とし、情勢によってはこれを下回るかも知れないとしたことによる。多くのメディアがこれを取り上げ衝撃の大きさを物語っている。農林水産省も、全国でヒアリングに乗り出した。このままでは米作農家は消滅する危機感を感じ、私も予算委員会でこの状況を質したが、農林水産部では昨年比で4%の下げ幅と言う。どの数字ではじき出したのか理解が出来ない。
 知事は代表質問の中で、県独自の救済策をとると答弁していたので、具体的に聞いてみた。「民主党の個別所得補償方式は、一時的なカンフル剤にはなるが長期的には政策として持たないと思うがどうか」知事も同感で低利融資や基金対応を考えていると答弁。「米作農家は融資を受ける力がない。県の農政に従って頑張っている米作り農家には、価格の下支えが 必要です」と更に突っ込んで聞いたら、議場は、「その通り」の野次が飛び交った。しかし、同じ答弁の繰り返しながらも、皆さんの意見も聞いていきたいと言うことになった。
 その日の知事のブログには「君子は豹変する 」と私が豹変したかのように皮肉っていた。行政の関与なしに農業は成立しない宿命にある。地方分権を標榜する齋藤知事の山形発農政の腕の見せ所である。国も必ず変わる。
 6日は、後援会のグランドゴルフ大会で、一汗かいた。快晴の秋日和に大勢の選手は、日頃の腕前を発揮し充実した大会になった。皆さんに感謝。

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