とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

クロマツに囲まれた自治会館で県政報告会

2014年11月26日 | 日記

  遊佐町 崎地 区は上、中、下に分かれ、旧国道七号線、現県道酒田吹浦線沿いに数キロに連担した豊かな砂丘畑の点在する美しい集落である。日本海から吹き付ける飛砂に悩まされ、300年前に先人が植林したクロマツにすっぽりと包まれた地域で、日本一のクロマツを守る活動が盛んな所でもある。
 その、上藤崎自治会館で私の県政報告会を開催してくれた。周辺集落より駆けつけてくれた方123人で会場はいっぱいになった。時田町長が来賓として、町民に私の実績を披歴して下さり面はゆかったものの有難く思った。主催して下さった佐藤豊昭さんを中心に自治会の皆様には感謝の気持ちでいっぱいである。
 お礼を申し上げ、1時間ほど自分の思いを述べた。松くい虫による松枯れが70年代をピークに減少続け、終息かと思っていた矢先、昨年より広がる兆しがあり、今年は更に拡散したので対策の要望を11月農林水産常任委員会の前日に頂いた。早速委員会で対策を質した。すでに状況把握はしていて話は速かった。山新も大きく取り上げてくれ、若松部長が現地入りするなど万全の構えとなった。遊佐町では予算化する準備が出来たと言う。
 酒田職安管内の有効求人倍率は1.41で県内最高、高卒地元内定率は昨年比8ポイント上昇、人口減少率も酒田管内は鈍化傾向にある。少し元気をとりもどしつつある。陸羽西線の新幹線乗り入れは県庁に一番遠い地域の活性化の起爆剤になる。関係自治体が結束して訴えよう。酒田港の活性化はこれからも続く。地域の事は地域で考え、行動し自立を目指す以外に道はないと、はっぱをかけた。思いが伝われば有難いのだが。

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酒田商工会議所女性会と県議の意見交換

2014年11月23日 | 日記

  先般、酒田商工会議所女性会と酒田飽海選挙区県議5人との意見交換会があった。前に一度開催した事があったそうだが、初めての企画であり、県議の品定めされる緊張感があった。
 事前に質問要旨は配られており、内容は具体的でストレートである。① 県議は毎日どんな仕事をしていますか ② 庄内、酒田の山形県との位置づけをどう考えてるか ③ 市議会との連携は ④ 政務活動費で山形県は大丈夫か ⑤ 酒田、鶴岡の同調不足による庄内の取り残されはないのかなど、県議の役割を聞かれた。
 新幹線の庄内延伸や企業誘致、人口減少・少子高齢化と港を含めた酒田の経済状況など、アベノミクスの歪みと県内市町村の中で酒田の位置づけなど2時間で語りつくせないボリュウムである。
 私は、県庁から一番遠い位置にあり、人口減少の大きい陸羽西線沿線の自治体を甦らせる地方創生は、鉄道の復権が一番。最上川舟下り、羽黒山駅を作ると観光客はどっと押し寄せるだろうと申し上げた。対米貿易はもう頭打ちで、対岸貿易の伸びしろは大きい。酒田港は急激に貨物取扱量が増え、過去最高記録を更新した。この流れは当分続き、花王酒田工場の第二工場がフル稼働する来年の秋ごろには、更に倍増が見込める。酒田の高卒地元就職率が8ポイントも伸び、人口減少率も鈍化し始めた。1900億円の工業出荷額の酒田は、県内4位であるが3位にはなれる。2位目指して頑張れると申し上げた。
 介護の問題や子育ての質問が会場から出た。地方自治体だけで解決できる事は難しいので、国への要望を続けると申し上げ、あっという間に時間が来た。納得してもらえれば有難いと思う。 

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全国豊かな海づくり大会に参加

2014年11月18日 | 日記
平成28年に酒田を主会場に開催される「全国豊かな海づくり大会」のプランニングを前に、奈良県大会を視察した。式典会場には入れず、放流・歓迎行事に来賓として参加する事が出来た。
 放流会場の川上村龍神湖は、吉野杉をふんだんに使った天皇・皇后両陛下の放流メインステージが目を引いた。良く見ると私たちの放流台も、マスコミの取材やぐらも吉野杉である。全国から招待された歓迎行事来賓は300名ほど。両陛下の到着を待った。
 1時間ほど待っただろうか14時30分ごろ両陛下の菊の御紋の車が入った。会場は緊張に包まれ拍手が続いた。ステージにお立ちになると、一層拍手は強くなった。簡単な関係者のあいさつの後、児童生徒のカヌーパレードで両陛下を歓迎した。かなり長い時間だったが両陛下は拍手を止めなかった。会場では、手が疲れて止める人もいたが、両陛下が頑張ってるのに止めるわけにはいかず、拍手を送った。両陛下の放流と同時に私たちもアユとアマゴの稚魚を放流した。
 最後に両陛下が広い会場の全員に目を向けて、お別れのお手振りがあった。私自身感動を抑えきれなかった。それは何故なのか、素朴な行事にひた向きな両陛下の心が届いたからかも知れない。お元気でいて欲しいと思わずには居られなかった。
 前夜の提灯行列は3千人を超えたと言う。ホテルの窓からのお手振りにも感動したと話していた。山形県大会が感動的であるために山形県力が試される。
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地方創生で大論争

2014年11月09日 | インポート
 

Dsc00697 昨夜、後援会「藤悠会」の広報部、青年部を中心にした宿泊研修が行われた。研修と言っても親睦中心の放談会に近い。全員そろったわけではないが、県議選4期を一緒に戦ったコアな仲間であり戦士だ。「16年前は青年だったけど、まだ青年部か」「俺は、もう定年退職しているんだけど」との声も漏れたが、来春の選挙に向けて人事の凍結を宣言した。初当選から同じメンバーで、新陳代謝のない所に新鮮な味がある不思議な集団だ。
 酔いが回るほどに声が大きくなり、罵詈雑言が飛び出す。国会議員も県議会議員も市議会議員や町の有力者も滅多切りである。市民の声だと称して私自身も切り刻まれてしまう。いつものことであり、楽しいキャッチボールでもある。
 いつのまにか話題は、山形新幹線の庄内延伸と米価低落による山村の危機、酒田港の未来だった。私は、陸羽西線は直線が多く、カーブが緩く、トンネルや橋梁はすぐに電化できる仕様になっている。新庄駅の壁を取り除けば、そのまま陸羽西線に乗り入れできる。工期は2ヵ月程度で、改修単価はキロ1億円程度との説もあると情報を伝えると「延伸と言わないで、地方創生で打ち上げろ。地方創生の手段としては重要な武器になる」「観光客は倍増する」酔ったアイデアは佳境に入った。誰かが「この事を市民は知らない。あなたは知らせる義務がある。全戸に特集チラシを入れよう」と言い出した。紙面づくりの提案など具体的意見が飛び交い、収拾もつかない状況になった。
 宴席は延々と続く。誰かが、「私の家に自民党籍をたよりに衆院候補予定者の訪問があった。これがその時のチラシだ」と持ち込んだ。「その時、何と対応した」「握手はしたか」「何を言っていた」矢継ぎ早の質問攻めにあった。旬な話題でもある。
 私は、最上と庄内の底上げが山形県のポテンシャルを上げる一番の近道である。皆で団結し乗り越えようと訴えた。夜は深まっていた。
 

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ねぎ栽培で世界一かも

2014年11月02日 | インポート

Dsc00689 長崎県生まれ34歳の青年が妻の実家天童に移り住み、新規就農を始め、世界一を目指している男がいた。世界一の目標はネギの栽培面積である。初年度30歳で山形県一の2,7ha。2年目の昨年は5.7haで日本一。今年は8.6haを栽培し世界一かも知れないと言う。「世界一になって山形県のブランド力を高めたい」彼の言葉である。
 彼の名は清水寅(つよし)さん。お父さんが「男はつらいよ」が好きで付けた名前で、妹は「さくら」との自己紹介があった。25歳で営業トップとなり、27歳でグループ会社7社、社員数1.600人の社長となった。その3年後天童で「ねぎびとカンパニー」を立ち上げ新規就農を始めた。彼の手法は、先ず売り先を確保して栽培をする。マスコミに積極的に出演、吉本興業などとも連携しブランド力を高め、山形、東京、大阪を除いては一県一社の卸とする。100店舗以上の量販店に出向き売り込んでいると言う。山形県ではト一屋、コープ、おおばん、ヨークベニマルなどと成約しており、40%のシェアを持っている。
 現在は、完全オリジナルブランド「幻のほうれん草」を種苗会社と連携して開発している。ほうれん草の漬物を開発中で、どんなものなのか、その内出回るかも知れない。連作障害を防ぐためにブロッコリーの栽培も取り入れていると言う。とにかく、スピード感と発想の多彩さには圧倒された。
 彼のモットーは、私たちは農家ではない。私たちはArtistである。2016年世界一になって見せる。100年後も変わらぬものがある。世の中の常識を変えるのは、必ずしも専門家ではない。商人は人と人でしか動かない。
 「すごい男に合った」カルチャーショックは当分消えない。
 
 

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