とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

山形県初の公立中高一貫校

2016年05月30日 | 日記

 山形県初の併設型中高一貫教育校としてスタートした「県立東桜学館中学校・高等学校」を訪問した。今年の4月に開校したばかりで、木の香りの高い、落ち着いた雰囲気の学校だった。大都市では当たり前になりつつある中高一貫教育を県立として、初めて開設させる意義が根底にある。
 学力の定義は難しいが、客観的評価として全国学力テストがあり、点数が現実のものとして記録される。山形県は教育御三家としての自負もあり、「さんさんプラン」を全国に先駆けて導入した。しかし、その成果が付いて来ないもどかしさがあった。数年前から東根市に中高一貫校の構想があり、議員の間でも話題にはなっていた。
 説明によると、学域は全県であり、2倍の競争率をクリアして入学した中学一年生が99名。2年・3年生は順次これからとなる。一方、高校は一学年200名定員で600名が在学している。3年後は中学の入試から高校に進むものと高校入試で入学する生徒が混在することになる。
 中学校の数学は標準の25%増、理科は10%増の授業カリキュラムが組まれており、特に外国語は35%増として授業が行われ、授業進度は相当に速くなる。
 ここを目指したい生徒は全県から集まる。現在は新庄市と上山市の生徒が一番の遠距離である。もっと遠く、親元を離れての中学校生活は課題もある。庄内は新幹線でもなければ無理で、県立と言いながらも庄内は事実上、入学は困難である。
 既存の進学校に探究学科の創設も予定されている。学ぼうとする意欲の醸成が大切な入口である。

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酒田祭りにミッキーがパレード

2016年05月21日 | 日記

 酒田の本祭りに、東京ディズニーシーからミッキーマウスやミニーマウス等がパレードに加わり、沿道は熱狂に包まれた。東京ディズニーシーの15周年記念スペシャルパレードとして、港町の酒田が選ばれこの日の実現となった。さすが世界的キャラクターの元祖、本物には興奮してしまう。
 午後4時頃に、このスペシャルパレードが始まると、700mの沿道は身動きが取れない状況になった。特に黄色い歓声は酒田にもこんな若さが残っていると実感した。そもそもミッキーマウスは、昭和3年に誕生し、アメリカ文化のシンボルとして、大きくて丸い耳、豊かな表情、かわいい仕草が世界中に広がったもので、著作権などで厳重に保護され、今日も衰えぬ人気キャラクターとして活躍している。
 酒田祭りは、山王さんの祭りとして400年の伝統を引き継ぎ、昭和51年の酒田大火後、宗教的意味合いを薄めて、酒田祭りと改称して行政も加わり、現在の形となり40年になる。その時のシンボル、2対の獅子頭がパレードの先頭を勤める。大火や大きな自然災害に見舞われても、一度も休むことなく祭を続けてきたのが酒田の心意気として誇りである。

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がん対策推進検討委員会が県立中央病院で開催

2016年05月14日 | 日記

 山形県議会では、死亡総数の4分の一強を占める「がん」対策に取り組む事とし、議会発議で「がん対策推進条例」(仮称)を今年度中に仕上げるため、「がん対策推進検討委員会」が3月議会に設置され、急ピッチで3回目の委員会が県立山形中央病院で開かれた。
 全国どこでも質の高いがん医療を提供できるように、都道府県がん診療連携拠点病院に指定されている「県立中央病院」で、がん対策の専門的な説明をうけた。県中病院を中心に地域がん治療連携拠点病院として山形市立済生館、山大医学部付属、県立新庄、公立置賜、日本海総合、鶴岡市立荘内各病院が連携して県内のがん治療にあたっている。
 これらが連携して、手術、放射線および化学治療を組み合わせ、緩和ケアを含めた治療の提供や、標準的治療体制の整備が図られている。専門的ながん医療のための高額な治療機器や治療室、及びそれらを扱う専門的な知識を持った医師や、技術を持った診療従事者の確保が必要となる。日進月歩のがん治療に研修も不可欠でもある。突然の発病に戸惑う方のための相談支援センターが大事な役割で、次の対策のために院内がん登録も実施されている。
 説明のあと院内の視察もした。緩和ケア病棟は限られた患者しか利用できないもどかしさがある。
 がん治療が進歩して、怖さを感じ無くなってるように見えるが、やはり「がん」は怖い病気である。条例で何を狙って対策を講じるのか、これからの議論になる。万全の体制作りには、高額な予算とマンパワー次第だなと感じた。

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子どもの日に思う

2016年05月06日 | 日記

 5月5日は「こどもの日」。祝祭日で子ども達が健やかに育つように願う日とされている。新聞各社は揃って社説で子供達の現状を訴えている。「子どもは国の宝」と言われているが、少子化傾向を食い止ようと国、自治体あげて対策を打ち出しているが、一向に歯止めがかかっていない。
 14歳以下の子どもの人数は前年比で35万人減少し、山形県でも3千人減少している。人口比で国は12.6%で山形県が12.2%で37番目になる。子どもは35年連続して減少していると総務省が人口推計で公表した。
 増えたのは東京だけで課題も多い。「保育園落ちた日本死ね」と匿名の書き込みが話題になり、国会でも取り上げられた。「なんだよ日本。一億総活躍社会じゃねーのかよ。昨日見事に保育園おちたわ。どうすんだよ私生活出来ねーじゃねーか。・・・」
 困った様子が手に取るようにわかる。義務教育は離島に、子供ひとりでも学校に入れるが保育園は片手落ちの不備がある様に思える。
 家庭が経済的に苦しい子どもが6人に一人と公表されている。ひとり親家庭の半数以上がそれだと言われている。学校で必要な教材を援助する就学援助を貧困家庭の半分近く利用しておらず、制度を知らない家庭も2割近くとのアンケートもある。先生が家庭訪問などで実態把握が出来ればとも思われる。
 私の子育ても決して豊ではなかった。でも、こどもの日は、高く「鯉のぼり」をなびかせ、子どもの成長を願った。何処の家もそうだった。ふと気が付いてみると、近所から「鯉のぼり」が消えている。車で四方八方探したが見当たらない。やっと見つけた。皮肉にも老人施設で泳いでいた「鯉のぼり」だった。

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春の田園風景

2016年05月01日 | 日記

 庄内の田んぼに一斉に水が張られた。代掻きの最盛期である。昔と違って、最盛期と言ってもトラクターがあちこちに点在して見えるだけ。それは、トラクターの能率が格段に良くなり、あっと言う間に仕上げてしまうからだ。人の姿がまばらでも、見渡す限りの広い田んぼは整地され、きれいな水張り田に変身する。幾何学的な田園風景は一幅の絵になる。総理に言わせれば「涙がでるほど美しい」日本の原風景である。
 トラクターも進化したものだ。ほとんどが運転席にキャビンが付いて高級自動車風である。冷暖房完備で、ラジオやCDもあり快適と言えば快適とも言える。操作はIT化されて、自動運転である。刻々変わるほ場条件に合わせ、深さ、左右の均平も操作はいらない。ボタンひとつで全てコントロールしてくれる。スピードメーターもついているから驚きだ。
 田植を直前に、ハウスの育苗管理も後半に入り、なるべく温床ではない自然天候に慣らす硬化管理になっている。10日前後に田植が始まる。間もなく庄内は緑一色に変貌するだろう。欅、柿など庭の木々も芽吹き、1年で一番いい季節を迎える。そういえば、桜が終わり、庭の芝桜が見ごろになっていた。

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