とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

新・酒田市議誕生

2017年10月30日 | 日記

 酒田市議選が終わり、28人の新市議会議員が誕生した。人口減少が続く中、酒田市の存在感をいかに発揮し、活力を生み出す本格的な議論を市民は期待している。
 今回の選挙は、22日の衆議院選投票日と市議選の告知日が重なった異例のスタートだった。それに、前回は定数1名をやっと超える寂しい選挙だったが、今回は定数を7名がオーバーする35人が立候補し、新人10人が参入した。
 にもかかわらず、投票率が57、74%と身近な選挙にもかかわらず4割を超える有権者の棄権はどうした事なのか。市議会を身近に感ずる工夫と努力をして欲しいものだ。
 開票結果を見れば、上位当選者は定番の方であり、女性議員が2名も並んでいる。農協青年部活動など、地元に根を下ろし、活動してきた新人2名が上位当選に入っている。井戸端会議での自称評論家たちが予想した通りの結果となった。
 心配なことは、酒田市長が特定候補の支援行動をした事である。当選が決まってから、苦情の電話がなった。「許せない。命を懸けた選挙だ」無益な市長と議会の対立を生む行動は、市長の自制が必要だ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コメ・予想外の減収

2017年10月21日 | 日記

 庄内地方の稲刈りは、ほぼ終わった。作柄があまり良くないとの声が農家から聞こえてくる。
 東北農政局で発表した庄内地方の作況指数は、8月15日段階で102のやや良だったが、その1ヶ月後、9月15日には昨年より10a当たり9キロの減収見込みとされ、作況指数が99~101の平年並みに、下方修正された。
 我が家の実態をみると、昨年比で10aあたり約60キロが減収している。夏の天候不順で米粒が細いと思われ、網下になる屑米が倍増した結果だった。作況指数は屑米の扱い方で、指数が変わる。しかし、販売する米の選別する網目は基準があり、指数と違う収穫量になる。統計上の収穫量はあっても、実際の収穫量にカウント出来ない事情がある。
 今年の夏はやませが吹いた。東北地方太平洋側、特に宮城県の作況が下がり心配なところだ。日本海側ですら、厳しい結果だ。農作物は天候には勝てないと分かりつつ、理解してもらえない、もどかしさもある。
 関係者によると、全国的にコメ不足が予想され、概算金払いの値上げも、ささやかれている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

 酒田港駅の存在

2017年10月14日 | 日記

 定期船「とびしま」発着場のある酒田本港から西へ約1キロのところに酒田港駅がある。関係者以外、訪れる人も少なく誰も知らない場所でもある。酒田港駅は東北を縦貫する唯一、JR貨物列車が走る羽越本線の酒田港支線終着駅でJR貨物駅である。
 かつて、重厚長大の臨海工業の最盛期は、この駅を中心に県営の臨港線が各工場まで張りめぐらされ、苛性ソーダ、テルナイト、石鹸、石炭、重曹などが全国へ輸送されていた。時代は変わり便利な自動車が主力となり、臨港線は廃止され酒田港駅はJR貨物コンテナの取り扱い駅としてその荷さばきをしている。
 一方、酒田北港の国際定期コンテナ船取扱量は急増の一途をたどり、コンテナヤードの拡張や、岸壁延伸工事に着工するなどあわただしく変貌している。国際コンテナとJR貨物コンテナとの規格を同一にすれば、酒田港駅の存在は各段に価値が上がる。ましてや、臨港線を高砂ふ頭まで伸ばし、荷さばきを可能にすれば輸送コストは革命的に安くなる。
 JR貨物は全国ネットである。国際コンテナは世界ネットでありその接点を酒田港が担えるとしたら、前途は開ける。こんな接点は他地域にはないと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

庄内に中高一貫校

2017年10月07日 | 日記

 少子化が進む中で、学校の統合再編は大きな流れであり、それに伴う諸課題が子供たちに与える影響は大きい。その中のひとつに、山形県は公立の中高一貫校の導入を始めている。
 2年前、東根市に公立の中高一貫校として、東桜学館を設立し子どもたちが学んでいる。受験資格は県内全域とし、上山市から新庄市までの広域から、小学卒業後、高倍率の受験を突破して入学している。
 私学は別として、公立の小学校段階で、受験戦争を激化させ、エリート校化させる事に問題があるとの指摘がある。文部科学省の有識者会議でも、公立付属大学の一貫校について疑問を呈している。
 中高一貫校に学力の高い生徒が集中し、周辺の中学校の平均学力の低下を招く恐れもある。それに、学校のリーダー的役割を果たす生徒が少なくなり、目標を失い、校内での相対的評価に甘んじて、結果的に全体的な学力低下や活力が失われないか、充分な検証が必要と思われる。
 庄内地区にも予定通り中高一貫校を導入すると県教委が発表した。鶴岡北高校を一貫校の中学校とし、鶴岡南高校を高校として発足させたいとの事である。募集区域は県内全域としているものの、実質的には庄内の狭いエリアの生徒募集になる。統廃合で少なくなった周辺中学校への影響は計り知れないものがある。公立学校の役割や、地域との連携を思うとき、もう一度立ち止まって地域の声を充分聞く必要がある。
 スケジュールありきではないかと心配している。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする