とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

齋藤知事ご苦労様でした

2009年01月26日 | インポート

Img_1039_4  選挙はいつも厳しいものだが、今回の知事選は我々の予測をはるかに超える厳しい結果だった。齋藤知事の取り組んだ財政再建への取り組みは、財政事情を多少とも関心のある人から見れば、至極当然の理である。「痛み」を伴う事も充分に承知のはずであるが、総論賛成各論反対の論理は甘えとしか受け取れない面もある。しかし、その手順がどうだったのか。私たち県議も充分説明し切れていたのか。そこを突かれた悔しさが残る。「温かさ」と「対話」のフレーズで情緒に訴えられ、具体性などは示さぬままに終ってしまったのである。
 振り返ってみると、私が農林水産常任委員の時、農林水産部を統合して経済部にするという提案があった。「山形県の基幹産業である部を廃止するのはだめだ」当時同じ委員だった平議員と激怒したことがあった。あの頃から、農林予算の規模も含めて農業に冷たい知事と見られるようになった様な気がする。そこも突かれている。マニフェストは、農業復権を細部にわたって示していたのだが周知するには時間が足りなかったのかもしれない。
 酒田港にも随分力を入れてもらえる様になったし、特別支援学校の前倒し設置や、仮称酒田中央インターチェンジの着工、日本海総合病院の地元発注など随分踏み込んだ発言で約束もしてくれた。仙台に顔が向いているなどと揶揄される事もあったが、後半はしっかり酒田を見てくれた様に思う。齋藤知事とはこれから本当に話し合えるなと、思っていた矢先である。
 齋藤知事、ご苦労様でした。また何かの機会に応援できる時があると思う。        
                                                                                                        

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オバマ大新統領の就任演説

2009年01月22日 | インポート

Photo バラク・オバマ氏がアメリカの第44代大統領に就任した。全米の支持率が79%と報じられている。その就任演説が全世界に流され少なからぬ感銘を与えた。そこには、アメリカの目指す方向性がしっかりと読み取れるものだった。ブッシュ政権から引き継いだイラクとアフガニスタンでの戦争と自国から発した未曾有の経済危機である。ここからのチェンジを訴えつづけての勝利である。テロとは断固戦うもののやがては、無益な戦争からの撤退をしようとしている。難題であるが、これからが試練である。
 「経済はひどく弱体化している。一部の者の強欲と無責任の結果だけでなく、われわれ全員の失敗だ」と率直に語り、「米国経済は、大胆で迅速な行動が必要だ。新たな成長の礎を創出する」として、太陽光発電や環境分野を重視したグリーン・ニューディ-ル政策を目玉に74兆円規模の景気対策を打ち出した。
 そして、オバマ大統領は「新しい責任の時代」に入る必要があるとして「自分と自国、世界への義務」喜んで果たすよう訴えた。政敵であったヒラリー・クリントン氏を国務長官に据え、共和党からも人材を登用するなど、全米の総力で難局を切り抜けようとする気迫が伝わる歴史に残る名演説だった。
 日本の国会は、発展途上国にも失礼な位、低レベル国会が続いている。

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相馬楼の新年会

2009年01月17日 | インポート

Img_1669  相馬楼は、山居倉庫と並んで酒田観光名所の大事な役割を担っている。そもそも、湊町酒田は料亭文化が盛んで、由緒ある料亭がひしめいていた。最上川を舟運で内陸から運ばれてきた莫大な物資は、酒田で集約されそこから江戸、上方、全国へと海運で運ばれ、全国の物資はまた最上川を上って内陸の奥へと届けられた。拠点の酒田に、豪農や豪商、回船問屋、相場師が集まるのは自然の理である。「船はどんどんえらい景気、今町、舟場町、高野の浜 毎晩お客はどんどんしゃんしゃん しゃん酒田はよい湊 繁盛じゃおまへんか」酒田甚句が歌い継がれている。
 有名な相馬屋事件は、明治26年1月28日の夕刻14名の豪商たちが、宮廷風の新年会をやろうと幹事の大泉長治郎県会議員が、骨董屋の丸山卯吉と相談して京都から衣装や小道具を仕入れて、秘密裡に実行したが、新聞に書かれ不敬罪で逮捕される事になったのである。しかし、その後証拠不十分で釈放されている。
 栄華を誇った相馬屋も、時代の流れに抗しきれじ平成7年に廃業した。文化財の消失を憂えた平田牧場の新田さんが、買い上げかつての料亭文化の復活を決意。泉椿魚さんにプロデュースを依頼、現在の相馬楼がスタートしたのである。
 相馬楼は、禁酒、禁煙である。しかし、年に一度の新田さんが招待する新年会だけは、お酒とおせち料理が振舞われる。新田さんは、酒田の文化財「寄暢亭」の流出も止めてくれた。これらは、歴史に特筆すべきことがらである。

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特別支援学校の開校早まる

2009年01月07日 | インポート

Img_1672  一日千秋の想いで待ち望んでいた酒田地区に、障がいを持つ子ども達が学ぶ特別支援学校の設置が一歩前に進んだ。今日、酒田地区に養護学校の設置を求める親の会の代表6人が齋藤知事と教育長に「県立酒田聾学校に隣接した形で、知的障がい児も対象とした高等部まである特別支援学校の平成23年4月の開校」を強く要望した。
 それに対して、知事、県教育委員会から「平成24年に予定していた開校を、23年に前倒しして設置を急ぎたい。早速具体的に、関係者と協議に入りたい」と具体的な回答が示され、要望がかなえられる見通しになった。そもそも酒田市に養護学校がなく、長い間の懸案だった。毎日鶴岡までの送迎や、鶴岡に寄宿している子ども達の現実は、保護者として厳しいものがある。何とか解消したいとの思いは、切実なものだ。会長の前田英樹さんを先頭に「酒田地区に養護学校設置を求める親の会」の活動は活発だった。先ず、署名活動に始まり、出前知事室などで現状を訴え続けた。議会でも取り上げられ一定の回答はあったものの、今日の回答で実現に現実味を帯びたことになった。
 この上は、しっかりした「特別支援学校酒田校」の出来ることを関係者に強く望みたい。

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謹賀新年・選挙の年です

2009年01月01日 | インポート

Img_1665  新年おめでとうございます。今年も宜しくお願いします。 
「鶏」と「卵」とよく言う。どちらが先かは別として因果関係は、はっきりしている。私たちの住む地域がもっと良くならないのか。誰もが願っていることで、どうすれば良くなるのか。政治が問われている事も、はっきりしている。政治は、法律で規制もするが、促進するために予算も使うことが出来る。ここを軽く見ないで欲しいと私は思う。
 酒田港の物流活性化の推進は、来年度の県予算に1500万円初めて組み込まれた。遅まきながらも一歩踏み出し「山形県の元気は港から」私たちで主張してきた事が形が見えてきたが、これからが、勝負だ。
 仮称「酒田中央インターチェンジ」は、山形県都市計画審議会の変更手続きを終え今年度中に、測量用地買収に入る予定だ。新庄酒田道路と併せて、利便性が飛躍的に向上し、自動車関連産業の誘致に大きな一歩と言える。これも、私たちが言い続けた事である。
 統合された地方行政独立法人「日本海総合病院」はスタートして9ヶ月。医師の集約化と7対1看護体制の確立で、医療の充実と病院経営の収支の改善は、予想以上に順調で関係者も驚く程だ。地域高度医療の維持は、病院経営の健全であることが大きな前提である。中心街の活性化や空き家対策は山形県で一箇所、酒田市がモデルとして対策が打たれる事になっている。米は、昨年は豊作と良品質で救われ、米の消費は伸びていることを大事ににして、米政策の提言を続けていきたいと思っている。
 政治と生活の関係は「鶏」と「卵」の関係だ。政治に対する信頼が揺らいでいる今こそ、しっかりと政治を見張って欲しいと心から願っている。今年は、選挙の多い年だ。

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