とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

酒田港利用拡大に高速道路

2009年04月28日 | インポート

Img_1536_2  日沿道 酒田みなとインター・遊佐間11.9キロが整備路線に格上げが決まった。全国で4ヵ所だけの格上げの中に入った意義は大きい。小泉内閣時代に高速道路網計画1万1520キロのうち完成済みや、建設期間中の整備区間9千413キロ以外は施行命令を出さないとされ、新しい整備区間は、10年間凍結されてきた。特に日沿道は、費用対効果の見直しを受け、採算ギリギリの綱渡りだった。関係者の尋常でない努力が実を結んだ賜物であると思う。
 県が出した整備路線に格上げ理由に、酒田港の物流活性化促進をもぐり込ませていた事は見逃せない大きな決定要素になった。日沿道は、酒田港の存亡に関わるファクターである。よって、酒田港湾施設の整備とは一体化しなければならない。港湾施設の老朽化は危機的状況にある。ガントリークレーンはワイヤーが損傷し、酒田港をパスして秋田港に陸揚げした事もある。ガントリークレーンひとつでは、港の信頼性が揺らぐ。岸壁の傷みもひどく早急な手当てが求められる。港湾施設の利用料金も高すぎる。隣の秋田港と比較して高いのは、ポートセールスの上からも不利すぎる。私は議会でも値下げを求めていくが、酒田市を始め関係者の一体となった運動が不可欠であり、戦略が必要だ。
 日沿道の県境部分については、まだ見通しがたっていない。秋田まであと16キロでつながるのだ。

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雇用拡大と建設常任委員会の役割

2009年04月26日 | インポート

Photo_2 4月から建設常任委員会に所属換えになった。100年に一度と言われる世界同時不況は、深刻な雇用悪化を生んでいる。山形県の有効求人倍率は、3月で0.39で4月はもっと下がっていると思われる。即効性のある雇用対策をとにかく早急に打ち出さないと社会不安が拡大する可能性があり、政府の矢継ぎばやの補正予算と、6月からの県の補正予算が注目される。
 そんな中で、建設常任委員会には大事な役割がある。何がどうなったのか今年の建設常任委員会は、自民党会派の委員長ではない。それにいつも公共事業に異を唱える共産党議員も加わったのは、私の知る限り初めてである。
 4月22日 今年度初めての建設常任委員会が開かれた。即効性のある雇用拡大は県単の公共事業、とりわけ人件費率の高い事業の大幅な早期発注がベストとの認識は共通している。それに、一般競争入札による低価格落札の弊害も議論され、20者ルールを見直して10者程度でも可能との答弁を引き出している。予定価格制度も見直し、低価格落札のスパイラルを止める必要も検討されることになった。実績評価基準も見直される。例えば、建築の面積実績を8割か7割に下げると地元企業が取り易くなる。
 私が提案していた、酒田港湾事務所の所長が議会答弁できるようになった。所長は県庁の土木部参事の肩書きで、議会に答弁者として初めて出席した。新聞報道にあるように、酒田港湾施設の老朽化の指摘に所長は「施設の老朽化に危機感を持っている。有効なところから順次手を打ちたい」と初答弁をした。
 国も県も市も景気へのてこ入れと、雇用拡大へ足並みをそろえて手を打つ必要がある。財政論より優先すべき課題だと思う。

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日沿道遊佐町まで

2009年04月24日 | インポート

Img_1891_5  国土開発幹線自動車道建設会議いわゆる国幹会議が4月27日に開催されることが決まった。国会議員10名、学識経験者10名での会議は、今後の幹線自動車道の工程を決める最高会議である。新たな整備計画を策定する区間や、2車線区間を4車線化する区間、今後の高速道路のあり方について決まる大事な会議であり日本中が注目している。
 山形県の高速道路予定路線の供用率は50%程度で、全国最下位クラスであり、東北の中でも極端に低い。それに加え全部の高速道路が寸断されている。次は何年後に開催されるか分からないない会議であり、今回の会議の議題にならないとまた山形県の高速道路は、遅れてしまう。特に、日沿道の新潟県、秋田県の県境区間は計画区間にステージを上げて、環境アセスの調査をして欲しいと猛烈な運動を展開している。酒田みなとインター・遊佐間は全ての作業工程を終わり、予定を前倒して4月14日に山形県都市計画審議会が開催され、全会一致で知事に答申し山形県での手続きは全て完了している。
 これを受けて、国幹会議で決まれば施行命令がだされる。鶴岡・温海間に引き続いて、酒田みなと・遊佐間11,9キロが工事区間になる。高速道路は地方の発展にとって最も大事な社会インフラであり、一日も速い供用が待たれる。

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写真展に魅せられて

2009年04月15日 | インポート

Img_1890  最近、写真と言えばデジカメと写メール、それに小型ビデオが幅をきかせている。人気スッポットでは、あちこちで「はいポーズ」とやたらと撮りまくっている姿を目にする。保育園や学校行事などでは、自分の子供を主人公に人目もはばからず飛び出して撮りまくる親バカも、珍しくはない。報道記者にでもなった気分でいるのだろうか。
 そんな中「庄内コンタックスクラブ」最後の写真展が、余目の響ホールで開催された。同クラブは、昭和54年にコンタックスカメラの愛好者が写真技術の向上と、交流を目的に設立され約30年にわたって活動を続けてきた。プロの写真家を招いた撮影会や、会員による展示会などを企画してきたが、親組織のコンタックスクラブが今年3月で解散したことに伴い、今後は「庄内フォトクラブ」に改名し、フィルムカメラの愛好会として活動を続ける事になったと言う。
 今回の写真展は、静かな中に気品溢れる作品が多かった。特にクラブの会長である佐藤実さんの作品は、野山を歩き、シャッターチャンスを逃さない、プロの域に達している堂々たるものであった。雪も渓谷も樹齢を重ねた木々も美しさに溢れていた。写真は撮る人の心を表現しているのだと、つくづく感じた。

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「ごどいも焼酎」全国で3位

2009年04月12日 | インポート

Img_1878  酒田市飛島産のジャガイモ「ごどいも」を使った焼酎「飛島」が、三位を最高に三部門で入賞を果たした。全国国際酒類振興会が主催する全国で最大規模の春季全国酒類コンクールで焼酎の本場、九州地方の商品を抑えて「飛島」が入賞した意義は大きい。
 そもそも「ごどいも食べさせ隊」は、庄内みどり農協青年部北平田支部の若者たちが、高齢化が進む離島飛島を何とか元気にしたい。飛島に昔から栽培されていた「ごどいも」を耕作放棄地を使って栽培しようと乗り込んで作り始めたものである。農機具を持ち込み、大勢の青年ボランテアを送り込み悪戦苦闘の末、収穫にこぎつけたものである。少しづつ栽培面積を広げ、2005年には新潟県の蔵元の協力を得て「ごどいも焼酎」を生産出来るまでに成長したものだ。
 今回の入賞は、コメや麦、黒糖以外を原料とする焼酎各種部門で3位。本格焼酎の部門で6位、デザインの部門で5位。焼酎は、主に鹿児島県や佐賀県や大分県が本場であることは全国周知のことである。全国90の蔵元から出品されその中での3位は見事な評価と言える。北平田地区の若者が長年にわたり、こつこつと積み上げた成果が報われた入賞でもある。採算性を問われると苦しいのだが、夢ははるかに尊いものだ。

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銀座1丁目にアンテナショップ

2009年04月03日 | インポート

Img_1847 東京銀座1丁目の山形県・新アンテナショップ「おいしい山形プラザ」は4月30日のオープンに向けた突貫工事の最終工程に入っていた。私自身ここは2度目の視察になるが、銀座を往来する人々がどんな人なのか、何を思い何を求めているのかは知る由もないが、何となく似たようなビルが連立していて「キャラ」を立てないと埋没の危険がある様に思える。山形県の売りは何なのか、しっかりしたコンセプトが必要だ。
 アンテナショップ「おいしい山形」は先般の議会でもメーンの議題になった。オープンが遅れたことにによる損失。場所の選定に瑕疵がなかったのか。アルケッチャーノのシェフ奥田政行さんが事業運営者になるイタリアレストラン「ヤマガタ サンダンデロ」は三ツ星レストランの乱立する銀座で、勝ち残っていけるのか。地方都市のアンテナショップは掃いて捨てるほど東京にはある。車窓から見えるいくつかのアンテナショップは、地方色ゆたかに彩られている。その地域を連想させる連想商品のし烈な競争がそこにはあるのだ。心配したらキリが無い。先ずは、普段着の山形を自然にかもし出して、山形へのロマンを全国に発信して欲しい。「産むは案ずるより易し」柔らかな発想で、盛況を期待したいものだ。

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最近の米事情

2009年04月02日 | インポート

Img_1852_5  東京で「最近の米事情について」農水省高官と勉強会をした。講師に農林水産省 大臣官房政策審議官 今井敏さんである。今井審議官は、平成2年から3年間山形県で農政課長を歴任しその後本庁に戻り、大臣官房を中心に農林水産省の中枢を担ってきた農政の第一人者である。私が県議になった時には、県に在職していなかったが先輩議員は「おお」「ややあ」と旧知の挨拶を交わしていた。県の農業事情を熟知している審議官と意見交換できることは、願ってもない事だった。
 審議官の話を要約すると「昭和37年をピークに米の消費量は減り続け現在は半分になった。価格維持のため減反政策を採り続けて40年、もう限界にきた。水田には米の作付けを増やすために飼料用米と米粉用米の作付けを増やし、食料自給率を上げるのが今の政策だ。これに10アール当たり5.
5万円補助金を交付する。今までの大豆、麦、飼料作物と併せて水田をフル活用し、これに取り組まない農家には、メリットを付与しない」
 私は「分かりにくい農政はダメだ。シンプルがベスト。米価は高くなくても安定している事が、生産意欲を高める。面積補助金制度は、捨て作りの温床だ。努力が報われる価格形成をしないと新しい芽は出ない。いずれにしても、農家に意欲が湧く政策を願いたい」と申し上げた。農業の活性化は、国も地方も急務の課題だ。

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