とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

猛吹雪に参った

2012年01月29日 | インポート

004 どうした事か、猛吹雪が一週間も続いている。酒田の雪は横から降ると言われるが、連日横なぐりの地吹雪に、慣れた酒田っ子もさすがに参った。海洋性気候の酒田は、真冬日はめったにならないのだが、このところ真冬日の連日に生活のリズムが狂ってくる。
 気象台によれば、東北地方の5000m上空に氷点下40度以下の寒気が居座っているからだと解説している。肘折の積雪は3mを超え、尾花沢1m60㎝、山形49㎝。酒田は23㎝で新雪は1㎝と言うのに、地吹雪があり、たちが悪い。自動車はライトをつけ、ノロノロ運転。信号機すら見えなくなるし、道路そのものが見えなくなる時すらある。それに、吹き溜まりがいたるところに出来る。そこに突っ込めばアウト。そんな時、防雪柵の威力には感服させられる。そこだけは黒い路面が出ているのだ。
 テレビで豪雪の様子が連日報道されている。雪国に生まれ、黙々と除雪をする人間模様が映し出されるたびに「共に頑張ろう」と応援したくなる。東京に2~3㎝の積雪があると、大騒ぎしている様はまったく情けない。先日の山形新聞のコラムに「もっと降れ。雪国の辛さも分かってくれと言いたくなる」との記事があった。春よこい。早く来いがこの頃の心境である。

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庄内グルメ「寒鱈まつり」

2012年01月22日 | インポート

004 酒田日本海寒鱈まつりが25回目を迎えた。鱈は北半球の冷海水に生息する深海魚で、12月から3月ごろ、年一回産卵でで比較的浅い沿岸に回遊する時に捕獲され、「寒鱈まつり」となる。鱈は食欲旺盛で、腹いっぱい食べることから、たらふく食べるの語源と言われている。
 庄内浜を代表するB級グルメ「寒鱈どんがら汁」は、相馬大作酒田市長時代の興味あるエピソードがある。美味しさに目を付けた相馬市長は、荘内証券の当時の社長和嶋茂男さん、初孫の社長たちと予算編成真っ最中の12月、霞が関近くの料亭に寒鱈を持ち込み、酒田にゆかりのある大蔵省の官僚たちに「寒鱈汁」をふるまう寒鱈会をしていた。仕事の合間を見て三々五々訪れる官僚たちは、しばし「寒鱈汁」で体を温め、懇談をして日本酒「初孫」を片手に、それぞれの職場へ戻ったと言う。それが、予算に反映されたかは定かでないが、有名なイベントだったことで、今に語り継がれている。
 「酒田日本海寒鱈まつり」を提唱したのも相馬大作市長である。当時は「鱈の値段が上がって困った」などともいわれたが、「寒鱈汁」のおいしさは観光誘致に一役果たす、大イベントに定着した。今では、鶴岡、由良などでも開催され、冬を代表する庄内浜の味覚となり、庄内グルメは全国に広がりを見せ始めた。

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空き店舗に「八百屋市場」

2012年01月15日 | インポート

001  今は、雪に埋もれた広い庄内平野に、集落が何処までも続いている。山間地の沢伝いにもたくさんの集落があり、人々はそこで生活をして春をまっている。もちろん高齢者が多いことは言うまでもない。
 一昔前までは、少し大きめの集落には必ず雑貨屋さんがあり、酒、たばこ、ちょっとした食料品や子供のお菓子まで買うことが出来た。家族に頼まれて買い物にいくと「○○ちゃん、おじいちゃん元気だか」と声をかけられ、飴玉をおまけにもらったり、まさに顔のわかる絆があった。
 時代が変わり、市街地近郊にコンビニが現れ、集落の雑貨屋は姿を消し通勤の途中で日用品をそろえる生活スタイルが定着している。取り残された高齢者は買い物の楽しみを失う事になり、集落の文化がまたひとつ消える。
 丸果庄内青果株式会社では、買い物困難者と自身の実績向上を狙った「八百屋市場」を三川町の旧国道沿いに開設して2年になる。テスト段階を超えて、今度は本格的に山間地や庄内の点在する集落に拡大して行きたいと計画している。
 仕組みの基本は、無駄な経費はかけず値段に反映させる。週に一度の午前中2時間だけ開設する市場で、人件費と場所代、光熱費用を極端に少なくする事にある。週に一度定時に開催する濃縮された時間帯に、買い物客から合わせてもらう商法である。発想の転換である。
 今は2号店を開設し、その時間に行ってみると買い物を楽しむ人たちが、続々と集まってくる。これが広がり、新しい「村の活気」が生まれる気がする不思議な光景であった。
 

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橋ズムが政治を変えるのか

2012年01月09日 | インポート

009  正月が終わると各種団体、各自治会の新年会が続く。1日2~3軒掛け持ちの連続である。ノンアルコールでも許してもらえる事が有難いこの頃である。
 ある新年会で乾杯の後、テーブルを回った時のことである。「ところで、日沿道がつながるまで、何年かかるんですか」と質問が来た。「10年くらいと見られてますが」「では、新庄・酒田道路は何年で開通出来るんですか」と畳み掛けてきた。「20年以上はかかるんではないだろうかと思います」と返事をした。
 「県会議員が頑張るとか言ってるけど、何をした」との質問には言葉に詰まった。「議会で促進を質問するとか、国交省に陳情するとかいろいろやっていますが・・・」と答えた。「3年で開通させろ。出来ないと酒田は死んでしまう」おとそ気分であったけれどもきつい質問だ。「それは、無理でしょう」と答えると「そんな県会議員はいらない。県議会も何の役にも立たない。県議会などいらない」と絡んできた。テーブル一同も「そうだ、そうだ」とはやし立てる始末である。
 返答が出来ない。笑ってお茶を濁すしかすべがなかった。長年の議員活動でも初めての経験である。有権者の目は変わったように見える。橋下大阪市長の強烈な手法、橋ズムが気にかかる。

 帰り際私を追っかけて来た。「さっきはごめん」と謝った。「わかっているよ」  先ずは一件落着である。               

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平成24年正月の雑感

2012年01月03日 | インポート

005  今年の正月は穏やかな天気に恵まれた。元旦は雑煮餅を食べて、昼ごろから自治会の年頭新年会2カ所で年頭のあいさつをした。2日は宮野浦神社に初もうで。今年の安寧を祈願し、帰宅後は池上彰さんの現代史講義のテレビ観戦と決め込んだ。正月特番のバライティ番組にはほとんど興味がない。いつものタレントがおとそ気分で、裏話の暴露とか、奇抜な衣装や裸踊りのような番組の視聴率が高いのだろうか。私の年齢が問題なのかとも思える。
 今日は東京の孫たちだけが帰ってくる。しばらくは、賑やかな残り正月になりそうな気配である。孫たちをじっと観察して、自分を見つめてみよう思う。
 私のブログも6年目になった。週に一本は書き換えると決めて、実行してきた。6年を振り返ると、書き方や考え方の変遷がよくわかる。仲間には誤字脱字の指摘や厳しい意見も頂く。これを肴に盛り上がることもある。変なコマーシャルがついて、必須に削除を繰り返した結果、最近はほとんどなくなった。
 最近やさしいコメントを下さる五十嵐さんにメールを返そうと挑戦したが、私のパソコン知識では実行できなかった。このスペースでお礼を申し上げます。これからも、雑感をつれづれに書き続けたいと思う。

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