とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

新しくなる難病対策

2014年02月22日 | インポート

Dsc00282 難病とは、発病の機構が明らかでなく、治療方法が確立できず希少な疾病で長期の療養を必要とするものと定義されている。そもそもは、スモンが集団発生したことにより調査研究の結果、原因が整腸剤のキノホルムであるとし、キノホルム販売中止以降新患者は激減した。その際、スモン患者の入院費用を負担したことにより、昭和47年に「難病対策要綱」が発表され、対策として8疾病を特定。その後特定疾病が拡大され、現在は56疾病に至ってる。
 治療補助を含めた特定患者研究事業費は平成13年度との比較で今年度は3倍の1千342億円であるにも関わらず、国庫補助は2倍弱の440億円と伸び悩み、都道府県への交付率は平成23年度は50%を切り、今年度にやっと65%になった現状である。
 消費税の値上げに伴い、今国会に難病患者に対する医療費助成を法定化し、その費用に消費税の収入を充てるようにする法案が出されている。多岐にわたる難病に対して、公平かつ安定的な制度の確立と調査研究、療養生活環境整備事業の実施などの措置を講ずるとしている。
 私たち難病議連の役員6人は、東京に出向き厚生労働省健康局疾病対策課 課長補佐 医学博士西嶋康浩さんと児童家庭局 母子保健課 課長補佐 火宮麻衣子さんより難病及び小児慢性特定疾病の新たな医療助成制度について伺った。
 難病56疾患を300疾患程度に拡大、小慢514疾患から600疾患程度と見込み、難病の国庫補助を現在の440億円から910億円に、小慢は130億円から160億円に引き上げる見通しであり、難病相談・支援センターの機能強化や、病状の程度に応じた取り組みを進め、人工呼吸器装着者の更なる負担軽減、現行の事業の対象者であった方については、3年間の経過措置をとる事などの説明を受けた。

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営農組合座談会が始まる

2014年02月15日 | インポート

001 農政の大転換を受けて、14年産米の作付座談会が各集落で一斉に始まった。18年度までの経過措置はとるものの、それ以降は農業、特に水田稲作の自立が求められている。土地利用型の稲作は、国土に与える影響が大きく、その方向によっては日本の根幹が崩れる危険性もはらんでいる。
 農水省が今年示した4つの改革がある。個別にみると先ず、飼料用米400万トンを主食用米と置き換えるとしている。根拠は飼料用輸入穀物は1000万トン。その450万トンはトウモロコシと置き換えられると見ている。家畜の餌は、当然肉質に大きな影響を与える。飼料用米をどの時期に、どの程度与えるかは畜産農家のマル秘に近い技術である。農水省の荒い議論は机上プランの粋を出ていない。
 水田フル活用交付金として、飼料用米作付に特化している。インセンテブを働かせるため、収量に応じた交付金の配分は、標準反収を基準に10a当たり8万円とし、増減収によって1キロ167円を変動させ、最低5万5千円から最高10万5千円としている。ただし、需要があっての計算である。
 飼料用米を400万トン生産するには70万haが必要になる。仮に10a当たり8万円の交付金が支払われると、5千6百億円の財源が必要で、継続性と農業他部門へのしわ寄せが疑問となる。主食用米の半分が飼料用米に変わる計算にもなり、産地形成も大きく変わる事になる。
 米以外の作物への誘導策や成功例推奨は相変わらずである。やっと出来た産地形成が、供給過剰で値崩れし、崩壊する愚策は厳禁である。農政の取るべき道は、海外も含めた市場開拓が必須で、需要さえ増えれば里山農業は守れる。日本の隅々まで血流が届く農村を期待したい。

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今帰仁村と酒田市の交流

2014年02月10日 | インポート

Dsc00221 今帰仁村は沖縄本島、本部(もとぶ)半島の北半分に位置し、人口9000人余りの「やんばる」と呼ばれる自然豊かな村である。世界遺産に登録された今帰仁城跡は、かつては奄美群島を文化圏に取り込んだグスク時代の繁栄を偲ばせるに充分な史跡である。
 ここと、酒田市が交流を始め「リゾート大学沖縄・酒田村」事業を始めたのが1978年。酒田の参加者が今帰仁村に民泊し、南国文化を学びながら交流を重ねてきた。その後、小学生を対象にした「ふれあい少年の翼」事業となり、今年で24回目となった。今月の8日には35人の今帰仁村の子供たちが酒田市へ民宿し、子供たち同志の交流会や、スキー教室などで交流を深めた。
 先月の18日、私は今帰仁村を訪問し今後の交流の在り方などで意見交換をした。土曜日にもかかわらず、3人の役場職員から出迎えて頂き丁寧な説明を受けた。市議会議員時代に公式訪問をしていた私は、今帰仁村との交流には特別な思いがある。特に食文化や伝統文化の交流は意義深いものと思っている。
 今帰仁村城址跡を案内して頂いた。周囲を川や谷の急斜面が取り巻いた標高100mほどの丘にある。高さが10mほどある外周1500mの石垣は、自然の地形に沿って張り巡らされ中国の万里の長城を連想させるものだった。
 「今帰仁村グスク桜まつり」の初日だった。もう桜が咲いていた。

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議論もない自民党酒田支部総会

2014年02月02日 | インポート

Dsc00252 注目の自民党酒田支部総会が昨夜開催された。自民党除名処分者を出し、整理がつかないままの総会だけに、支部役員選任の公平さに課題はあったものの、全会一致で高橋千代夫市議が支部長となった。特筆すべきは、平田牧場会長の新田嘉一さんが支部最高顧問に就任したことである。
 私はあいさつで
 「先の総選挙で、現職の県連会長が敗れた事実は3区有権者に大きな衝撃を与えました。
 この事を予測できた訳ではありませんが、私は加藤後援会幹部会の席上、ご本人を前にして、有権者の動向を申し上げ、丁寧な選出方法を取るべきである旨を申し上げました。県連の会議や、第3選挙区支部、支部長幹事長会議でも、同様の趣旨の発言を申し上げてきました。
 しかしながら、公募や丁寧な会議が開催される事もなしに、既成事実として総選挙に突入し、今日に至った経過であります。
 この事により、3区支部の混乱や酒田支部が多少混乱している事は、仕方がないことかも知れません。それにしても、酒田支部の一部の提言を受け、党員除名処分者を出してしまったことは、稀有な出来事であり、遺憾の極みであります。
 それに、酒田支部長が除名処分となり、その後の新支部長の選任手続きは、私どもの知らない密室の出来事でありました。それに加えて、新支部長が辞任されているのか、役員構成がどうなっているのか、私共には知らされていません。今回の総会の案内は、幹事長とした高橋千代夫さんの招集でした。
 公党である自民党は、国民に開かれた政党であります。納得できる開かれた手続きで、支部運営がされるよう希望するものであります」と述べた。
 マスコミ関係者が大勢の中、失言は許されないと思いペーパーを読んだ。一人の発言者もいないシャンシャン大会に未来は見えない。

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