とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

地域農業を守り発展を誓い共同宣言

2013年01月27日 | インポート

001 農業は、命を預かる職業である。それは人類が求めてきた歴史と重なる根源的な事実である。国際化が加速する現代、それが揺らいでいる。国内で完結できれば一番いいのだが、簡単な事ではない。
 
 農業は、国土保全の役割も果たしている。心が和む田園風景は、わが祖先が営々と築き上げた血と汗の結晶である。里山が果たす機能の多元性は、調査が進むほど自然循環の偉大さが分かってきた。近代社会が求めてきた合理性は、それを超える事は無理である。
 
 農業は、地域社会を形成してきた。農耕の歴史はムラを作り、水を分け合い、手間を出し合い、災害からムラを守ってきた。水路や農道保全もムラの役割である。閉鎖的と言われようともムラ社会は続いてきた。「ムラ八分」は、掟を破っても火事と葬祭を残して、ムラの一員とした智恵である。
 
 1月26日、遊佐の鳥海文化ホールで「地域農業と日本の食料を守り、持続可能な社会と地域を発展させる共同宣言」の締結式があった。
 遊佐町、生活クラブ事業生活協同組合連合会、庄内みどり農業協同組合の3者が、単なる米や農産物の販売チャンネルの供給先にとどまらず、消費者の求める安全安心な作物を作り続け、産地を守り、自然を守り、担い手育成を連携して進めようとの宣言である。

 田園生活を守る運動が広がろうとしている。それを踏み出した締結式の意義は大きい。マスコミに一行の記事も無いのは不思議だ。

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田園に吹き荒れる猛吹雪

2013年01月19日 | インポート

001_2 ふるさとは、暴風雪に見舞われた。予想されていたとはいえ、昨日の午後からの強風は、積もっていた雪を舞い上がらせ、踊り狂ったような地吹雪となって家路へ急ぐ人を苦しめた。対向車が見えない、信号機が見えない、道路が分からない。国道344号線、酒田市内近郊で吹きどまりに突っ込んで動けなくなった車のため大渋滞が発生。午後5時からから2時間全面通行止めの措置が取られた。
 酒田は人良し、味よし、住んでよし等と言われるが、爆弾低気圧の発生による北西の季節風には悩まされる。内陸からの転勤者は、風の音に驚かされるとよく言う。雪国に持って生まれた運命と上手に付き合っていくしかないと居直るしかない。
 そんな中、山形新聞の県勢懇話会で尚美学園大学、鶴岡市出身の松田義幸学長の講演を拝聴した。「アルカディア山形ルネサンス」と題しての講演で、農(Farm)食(Food)祭(Festa)の3F
運動の実践例を例に、田園生活を目指そうという考え方であった。
 東日本大震災以降、価値観が見直され食の安全、農業再生、地産地消が社会全体で問われている。田園生活を普及するに、農業の人材育成機関である農学校の役割は大きい。
 農業は命を預かる職業。環境省が提唱している、失われつつある里山を見直す「里山イニシャチブ」がある。農業者が地域を美しく保ってくれる認識が大事で、田園風景は心の支えとなる。古代ギリシャのアルカディアに理想を求めたように、「日本のアルカディア」元祖山形県で3F運動を進めよう。
 なるほどである。しかし、田園は吹雪で厳しい。


 

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ネット選挙が解禁へ

2013年01月13日 | インポート

002 禁止されていたインターネット利用の選挙運動が、今年の参議員選挙から解禁されるようだとマスコミが一斉に報道している。ネットの普及による新しい公職選挙法の改正が各党で調整が進んでいるものと見られる。
 公職選挙法では「公示・告示後の選挙運動に関しビラやはがき等、文書図画の頒布又は掲示」を厳しく制限している。ネット利用の禁止はここに該当するとして、これを認めてこなかった。
 政治活動と選挙運動の違いは分かりづらい。政治活動の延長線上に選挙運動があり、告示期間中以外の選挙運動は事前運動として禁止されている。政党党首や有力議員の動向は選挙運動ではなく、政治活動として扱われ、ネット公開しても公職選挙法には抵触しないとされ、それを報道するマスコミも自由である。マスコミとネットの違いも判然としない。
 ホームページやブログが解禁となれば多様な利用が創造され、選挙に関心を取り戻し、投票率向上につながる期待もある。問題はフェイスブックやツイッター、電子メール利用について、なりすましや匿名での誹謗中傷をいかに防ぐことができるかである。
 インターネットの世代間格差が広がりつつある。ネットを駆使できるか否かが分かれ目となりそうな気配がする。

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ブログを書いて6年

2013年01月06日 | インポート

003 明けましておめでとうございます。
明日はもう七草、正月気分も終りになる。昨年は56本のブログを書くことが出来た。2006年の10月18日に書きはじめたブログ「とうやのひとり言」も6年を超えた。今年も自身の履歴と思って書き続けようと思っている。自分勝手な思いを公表するためらいが無い訳ではないが、ご覧いただいてる方からの論評が、反省になったり、力強くなったりで自身の活動の肥やしとなる。
 写真も一緒の掲載なので、ご迷惑をかけないよう、気は使っているが、行き届いているかどうかは心配な所である。書きはじめてから、苦情が寄せられた記憶はない。
 政務調査や委員会視察の貴重な体験を書き留める意義は大きい。後になって分かってくる事もあり、時々の感想を含めての記録は参考となる。時代背景と合わせて、考え方の変化を知ることも出来る。
 週に一本の目標を自分なりにたてているが、一週間はすぐにやってくる。ぼんやりしていると、話題が見えなくなる怖さがあり、常に意識を持った日常がそこにはある。それがブログを続ける快感かもしれない。
 今年も自分なりのテーマを持ち、書いて行こうと思っている。ご愛読いただき、感想もお寄せいただければ、有難いと思う。

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