とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

年の瀬に雑感

2023年12月30日 | 日記

 今年もあと一日。月日が怒涛の様に過ぎ去るのを感じるのは歳のせいかもしれない。振り返ればスポーツ以外、あまり良いことは浮かんでこない年だった。少子化は止まりそうにもないし、世相は暗い方へとトレンドしているように見える。
 地球沸騰と言われた猛暑の夏で生態系は狂った。人間の生活様式を変える始まりのようにも見える。60年間コメ作りをしてオール2等米は経験がない。来年が怖い存在に思える。
 政治の劣化も同様に怖い。モリカケ問題に端を発した公文書の改ざん。桜を見る会の私物化。統一教会との深い癒着。極端な選挙買収事件。派閥パーティの乱発と裏金作り。いづれも長期政権だった安倍内閣時代に原点がある。国民の意思表示は投票率の低下で示している。
 ロシアが軍事力でウクライナを侵略する。イスラエルがハマスをせん滅させるまで武力の行使は国連の無力さを痛感する。対話でなく、武力で勝負とはもはや人間ではない。
 でも、門松をくぐれば新年は明ける。新年こそ未来に向けた新しい一歩を踏み出す年にしたい。

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50年人口、激減

2023年12月23日 | 日記

 厚生労働省・人口問題研究所は2050年までの地域別の推計人口を公表した。20年との比較で東京都を除く46道府県全てが減少、平均で17%の減少率である。11県が30%以上の減少と見込まれ、東北では秋田・青森・岩手・山形・福島の順で宮城を除き全ての県で30%を超える。他に新潟、山陰、四国、和歌山などで超えている。
 各県内の市区町村の格差はもっとひどい状態である。山形県の場合は35市区町村の内、22の市区町村で4割以上の人口が減少、その内半分を超えのが14市町村である。特に県全体で0~14歳までの人口は半減する。政治の原点はここにある。どんな国をめざすのか政治の出番である。政治不信は国を滅ぼす。
 明日はクリスマスイブ。「酒田みなとライオンズ」では一足先にクリスマスパーティーを行った。子供たちも参加する家族例会でサンタクロースは子供たちへのプレゼントが仕事。ビンゴゲームに20人程の子どもたちも大はしゃぎ。全員にシクラメンのプレゼントがあり、楽しい一夜を過ごした。

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中島潔展の酒田市美術館

2023年12月16日 | 日記

 可愛らしさの中に何となく郷愁を誘う子供たちの絵を描く「童画」の中島潔展が酒田市美術館で、11月18日から開らかれている。
 どこかでは見たことはある独特な郷愁を誘う可愛らしい「童画」がたくさん展示されていて中島潔展の雰囲気に満足させてもらえる。しかし、大胆な構図の大型な大作展示もたくさんあった。今回は90点の作品が展示されているという。そこには、令和の時代を前向きに生きる女性の美しさを見つめなおし、大胆な構図で表現しようしていると感じられる大作もあった。
 中島潔の代名詞ともいえる「童画」に新しいテーマの「女性画」も加わり、酒田会場に特別出品と書き下ろした「酒田舞娘」が展示されていた。展示会初日に中島潔画伯本人がお見えになり、酒田舞娘の歓迎を受けられたと報じられていた。
 会場には本人の履歴が書いてあった。なんと私と誕生年と誕生月が同じでビックリした。驚いて近くにいた会場監視の女性にその事を伝えると「うそー。若い~」と大げさに驚いていた。中島画伯の事か私なのかの確認はしていない。

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防犯に中高生の「地下道アートギャラリー」

2023年12月09日 | 日記

 JR酒田駅に東西をつなぐ歩道専用地下道がある。ここに管内の中・高校生美術部員などの絵画を展示する「地下道アートギャラリー」がある。今年も展示替えがあり話題となった。
 遊佐町を含めた市内12校の中高生たちが庄内の自然や文化をテーマに、鳥海山や庄内平野の美しさ、観光名所やマスコットキャラクターなどの絵が展示され、往来する人々に安らぎを与え人気スポットになっている。
 「地下道アートギャラリー」は酒田地区防犯協会連合会(会長矢口酒田市長)が犯罪防止を目的に企画しているもので、今年で20回目となった。この企画の発端は、2003年にこの地下道で発生した恐喝未遂事件をきっかけに、暗い地下道を明るい雰囲気にし、防犯の役割を狙って実施されたものである。
 開所式で矢口市長は「地域の魅力と希望を込めた絵が犯罪のないまちづくりにつながることを期待する」と述べている。

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冬の訪れ羽黒山の「松の勧進」

2023年12月02日 | 日記

 冬の訪れを告げる出羽三山「松の勧進」が庄内一円で始まった。山伏たちが「ぼーぼれろ~」とほら貝を吹いて「門付け」て浄財の寄進を願うもので、羽黒山の正月行事「松例祭」の実行費用のためとされている。古い伝統行事で家の前でほら貝を吹いてもらう事が「五穀豊穣、家内安全」を祈祷したご利益があると信じられている。
 先日のお昼前、「ぼーぼれろ~」とかすかに聞こえた。2重サッシなので良く聞こえないが出て見ると、市松模様の山伏が立っていた。寄進をした後、世相を聞いてみた。「ほら貝を吹くと、夜勤明けでうるさい。子どもにうるさいとお叱りを受ける。留守宅が多く昔の様ではない。待ってる家と、そうではない家もあり伝統ですが大変です」
 庄内を代表する出羽三山の伝統行事を維持する苦労を知る事が出来た。庄内の観光拠点だ、郷土の誇りだといいながら、そこに住む人がしっかり支える気持ちでなければ伝統文化は消えてしまう、もろいものであると肌で感じた。

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