とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

大川周明博士の碑前祭

2018年10月28日 | 日記

 大川周明博士の顕彰碑は酒田市日和山公園近くの日枝神社随身門前にある。大川周明は酒田市出身の思想家で、近代日本の西洋化に反対し、アジア諸国の独立やコーランの翻訳などで知られている。
 大川周明顕彰会は毎年この顕彰碑の前で博士の偉業を讃え碑前祭を行っているが、今年は雨のため日枝神社社殿で行われた。雨だった記憶はないが社殿で行われたのは2度目と聞いた。
 神事の後、大川博士が毎日手を合わせていたと言う阿弥陀如来像が公開された。大川博士の直系に当たる大川賢明さんの話によると、この阿弥陀如来像は大川博士著書「日本2600年史」の印税を断った事から、出版社がその代わりに贈ったもので、箱書きには「朝雲」と書かれていることから、作者は山崎朝雲と思っていると説明された。 ならば、8桁の3倍くらいの価値があるのではと「げすの勘ぐり」が始まった。大川博士没後、奥様から親族の手を経て、顕彰会に預けられていたもので、その関係者も亡くなられ現前田会長が顕彰碑に近い海向寺にお願いして、安置されることになった。前田会長は「即身仏とともに、多くのひとに拝観してもらい、大川博士の功績を知ってもらえればいい」と感想を述べた。

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みちのくウエストラインを急げ

2018年10月20日 | 日記

  

 日本海と太平洋を最短距離で結ぶ、地域高規格道路石巻・酒田道路は「みちのくウェストライン」とも呼ばれ、沿線地域の要望高い道路である。日本を俯瞰しても必要性は充分認められる。
 なぜ進まないのか。人口密度が低く小都市が点在している事があげられる。要するに交通量が少なく、費用対効果が小さいとされているからと思える。インフラの整ってない所は住みにくく人口減少が進む。費用対効果の悪化が更に進みそのスパイラルに陥っている。
 日本は貿易立国である。石巻港は太平洋に窓を開けている。カナダ、北米とは一番近い距離にある。一方、酒田港は日本海、中国、韓国、アジア、ロシアに近い。石巻港から入った資材に付加価値をつけて、酒田港からアジア大陸に出す。同様にアジアからカナダ・アメリカへの最短コースになる。
 インバウンドについは、内陸部に魅力的な場所はいくらでもある。観光ゴールデンルートは見飽きているし、新鮮な場所探しが始まっている。この秘境こそがこれからの注目点となれる。先ずは道路がなければ行けないのだ。
 県境またぐ道路は県の温度差もある。先般開催された衆議院第二議員会館の石巻・酒田道路の整備促進懇談会は両県関係国会議員8名の出席だった。小野寺五典代議士が道路局長を伴ってきた。局長は「両県と充分話し合って頑張る」だった。両県が動かないと進まない事になる。

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「雪若丸」が店頭に

2018年10月15日 | 日記

 庄内の稲刈りはほぼ終えた。育苗から約半年、5月上旬の田植えから天候と向き合いながら、丹精込めて育てた稲の一生の終着点である。米価は大切な要素ではあるが、何といっても豊穣の喜びが一番である。
 収量と米質に緊張が走る。今年は夏の高温障害と日照不足の影響から厳しい結果となった。未熟米が多く、収量はやや不良である。品種でも違いはあるが、総じて結果は良くないとの声が多い。
 今年にデビューした「雪若丸」は「つや姫」の弟品種として脚光を浴び注目されている。粒の大きさと白さが優れ、味があっさり上品さが売りである。まさに銀シャリと言える。やがては山形県を代表する品種になり得る風格がある。
 米の消費量が減り続けている中、農家が達成感を味わえる多収穫の稲作は終焉を迎えたのかも知れない。

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山形県少年少女スポーツ交流大会

2018年10月07日 | 日記

 山形県少年少女スポーツ交流大会・相撲競技が酒田市相撲場で開催の案内があったので行ってみた。主催が山形県・山形県教育委員会・酒田市・酒田市教育委員会である。
 参加児童生徒の少なさには驚いた。米沢相撲教室スポーツ少年団チーム8名。舟形相撲クラブ少年団チーム4名。三川チャレンジ相撲スポ―ツ少年団一人の計13名である。その中に女子選手が一人含まれている。酒田市は参加チームもなかった。
 聞いてみると、参加資格がスポーツ少年団に登録している事。指導者がきちんと備わっている事で、わんぱく相撲などとの違いは、発育発達途上にある少年少女をスポーツを通じて育てることが目的であるという事だった。
 スポーツ少年団は、スポーツを通じて、青少年の体と心を育てる事を目的に山形県では昭和38年に結成されている。地域に根差したスポーツ少年団として、時代を担う健全な心と体を持った青少年の健全育成を理念とし、団員、指導者、役員一体の意義を唱えている。
 山形県スポーツ少年団には33種目の競技が登録され、その他に野外活動なども含めて35種目で活動している。
 それにしても、相撲競技山形県大会の出場選手が13人には驚いた。野球など加入チームの多い種目もあるが、少子化が進む中、参加資格も含め考える時期に来ている。

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日東道のミッシングリンクにいら立ち

2018年10月01日 | 日記

 東北を縦貫する高速自動車道は2本である。太平洋側に伸びる東北自動車道は、さいたま市を起点に青森市までの679.5㎞で、1987年に全線開通して、沿線の地域の発展をけん引している。
 一方、日本海側を縦貫する日東道は、新潟市を起点に、秋田市(川辺JCT)までの250㎞は、今だ開通見通しが立たず、供用率が70%程度で、遅れが目立っている。特に山形県、新潟県境の40.5キロは気の遠くなる状態にある。
 先般、日本海東北自動車道山形・秋田県境区間建設促進大会が秋田県にかほ市で開かれた。遊佐象潟道路17.9キロは秋田県側が象潟インターまで供用されており、県境まであと僅かな距離である。山形県側は、酒田みなとインターから遊佐インターの11.9キロで総工費310億円と見積もられ、着工して9年になるが、供用の見通しも立っていないことに、いら立ちすら感じている。その先の遊佐インターから県境までつながらないと、秋田県と一体にはなれない。山形県側はどうなってるんだ、とお叱りをいただいている。
 基調講演は片山善博氏だった。地方創生は地域の生み出す力をつける事。交付金で商店街の2割増し商品券を発行しても、一時しのぎ。過疎化が進み、買い物難民が出るなど国策はピンとがずれている。鳥取県知事時代に貧乏県の会長を務めた。地域が力を発揮する土俵を作ることが政府の仕事だと思っている。
 庄内・由利本荘が一同に会して、気勢を上げた。

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