とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

奥田シェフのメジカ料理を楽しむ会

2012年04月29日 | インポート

003 鶴岡市郊外、櫛引のイル・ケッチャーノはアル・ケッチャアーノの姉妹店で、同じ所にある人気レストランである。そこのオーナーシェフ「奥田シェフのメジカ料理を楽しむ会」が開催され、ちょっとホットなニュースになった。
 メジカはオフーツク沿岸の定置網で捕獲される。日本海東北沿岸でふ化されベーリング海で成長した銀鮭の事で、高級魚でめったに大衆の口には入らない魚である。それを奥田シェフが料理するとなればやっぱり話題にはなる。
 高橋新栄水産代表取締役が奥田シェフに話かけたのがきっかけらしく、尾形桝川漁業生産組合長がOKを出し、遊佐町が後援して実現することとなった。レストランには県内各層の好奇心旺盛な面々で溢れた。北海道紋別からも駆けつけてくれていた。副知事のあいさつは「鮭が取り持つ北海道との縁を大事に生かしたい」と企画に賛意を表した。
 メジカは奥田シェフの手で見事なイタリアン料理に変身。2時間の昼食タイムはアッと言う間に過ぎ去った。尾形さんや奥田シェフはテレビ新聞各社の取材でタレント並みの扱い。尾形さんから企画を相談されていた私たち「人柄会」は抱き合って成功を喜んだ。

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ウエストラインの実情を訴える

2012年04月21日 | インポート

001 庄内酒田も、新庄を中心にした最上地域も、海運・東西南北の物流が行きかう交通の要所として栄えた街である。物流の進化はその手段を革命的に変えた。その結果、高速道路網に取り残された両地域の産業の衰退は顕著で、山形県の足を引っ張っている状況にある。
 

  大震災をきっかけに、国土軸は二本であるべきとの認識が高まり、関係者の努力も実を結び日東道は遅まきながらも目途がついた。しかし、ウエストラインと呼ばれる酒田・新庄・石巻高規格道路は一部着工はされてるものの全線開通には程遠く、30年先の事と予測されている。宮城県の東北道沿線に東北トヨタ自動車が本格操業を始め、東北全体の経済を押し上げようとしている流れに乗るにはあまりにももどかしい。
 

  庄内・最上選出の県議団有志は、国交省の道路局に実情を直談判したいと考え岸参議院議員にお願いした所、早速、菊川道路局長、尾藤大臣官房審議官、増田道路局環境安全課長、それに4月まで山形県県土整備部長だった鹿野道路局交通安全政策分析官と意見交換する機会を持つことが出来た。
 

  先ず、このウエストラインがマイナーであることが分かった。県議団は熱心に食い下がった。工期期間がかかりすぎる事、着工している新庄・酒田道路の狩川~草薙間は予定路線である事。宮城県側は、先ず47号線の難所を改良して欲しい事など訴えた。土地勘が少ないと思われたが、熱心にメモをとって下さり反応は良好だった。
 道路局長に酒田への案内を申し上げた所、快諾してくれた。百聞は一見にしかず、である。熱意をもってお願いをしていかねばならない。

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大中巻き網漁船と沿岸漁業が協定締結の快挙

2012年04月13日 | インポート

Img_1284 昨年、飛島を視察し島民代表者と、意見交換した時の事だった。漁業関係者から「近年、沿岸漁業資源を対象とした大中型まき網漁船の操業が多くなり、飛島の漁業は打撃をうけている。ほとんどの離島は、6海里までまき網漁船禁止区域になっているが、飛島だけは3海里になっている。なんとか全国並みの6海里に拡大して欲しい」と、せっぱ詰った要望だった。
 私は、県議会で対策を急ぐよう質した。利害が対立する難しい問題である。県の水産室の精力的な国への働きかけで、国の担当官が飛島を訪問し、漁業者からの実態調査が行われ、当事者間の話し合いに立ち会い、あっせん作業が進められていた。
 国は、一方的な大中まき網漁船の禁止区域の沖だしは困難であるとしながらも、今年の2月15日に庄内総合支庁水産課で、国、県立ち会いのもと、大中まき網漁業者と沿岸漁業者(飛島・県漁協)との調整会議がもたれた。
 そして4月11日、国、県立会いの下 ①操業中の沿岸漁船から一海里以上離れる事 ②夜間は飛島から4海里以内には立ち入らない事 ③漂流、停泊、洋上補給等は6海里以上で行う事とした。沿岸側で要求した違反した場合の措置を明示する事は沖合側も了承し、協定が締結された。
 なお国は、本協定が遵守されるよう当該海域への監視船の重点派遣や、VMS(操業位置監視システム)の活用や、通報などで的確に対応するとしている。
 6海里の禁止区域とはならなかったものの、国の監視が強まり、豊かな飛島沖の漁業資源は、私たちの手に戻った。水産室の努力に感謝。

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暴風吹き荒れる

2012年04月05日 | インポート

004 庄内は強風地帯。それなりの対策はしているものの風速40mを超える暴風には驚いた。4日午前1時24分に観測された風速41、4mは史上最高記録だった。開通したばかりの日東道、あつみ温泉・鶴岡間が6時間にわたって全面通行止め。国道7号線もトラックの横転や越波で11時間もストップとなり、その他の国道、県道の主要道路が10数か所も倒木などで一時全面通行止めとなるなど前例がない事態となった。
 復旧はしたものの停電は山形県内で3万9000戸にも及び、県民生活に甚大な影響を与えた。住家被害や公共施設の被害も多発し暴風の激しさを見せつけられた。
 農業被害も多岐に渡ったが、特に種まきを直前にした育苗パイプハウスの倒壊が多発し、県内で3000棟を超えた。建て直すにしても、資材がない、時間がないのダブルパンチで農家は途方にくれている。このままでは田植の遅れや、田植が出来なくなる農家も出かねない異常事態である。営農体型をどうするのか、その対策が急がれる。
 見過ごされそうなのが廃ビニールの処理で、莫大な損傷したビニールは産業廃棄物となる。処理費用は1kg当たり30円程度で、農家の負担は重い。豪雨災害、豪雪害、暴風害と連続して発生する自然災害の受難に行き場のない農家の心は疲れ切っている。農業を守る苦しみを国民、県民と共有し、明るい農村を築きあげたいと痛感する出来事だった。

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楽しめる日本海東北道 温海まで開通

2012年04月02日 | インポート

008 日沿道が日本海東北道と改名されて、3月24日に鶴岡・温海温泉インターチェンジ間25.8kmが開通した。2001年に着工して10年余りの工事期間経て、工事費総額は1193億円である。山形県の直轄負担金も当然、応分に負担している。
 トンネルが5本。中でも温海トンネルは6,2kmで東北一の長さと言われている。工事費を抑えるため、鶴岡JCTはハーフジャンクションとなり、温海ー酒田方面は直接乗り入れが出来るが、温海ー山形方面はいったん7号線に降りて、再度自動車道に乗り換える必要がある。 スムーズな乗り入れのため、共用される7号線の工夫が肝心だ。トンネルの連続する鶴岡西IC-温海IC間は危険物積載車両は通行が出来ないので注意を喚起する必要がある。
 開通式に参加できなかったので、酒田みなとICから温海ICまで走ってみた。高速道は防風柵も全線に配慮され、ゆるやかなカーブやアップダウンがうまく組み合わされており、なかなか快適である。所々に日本海が開け、庄内平野ののどかな穀倉地帯を縦断する醍醐味を満喫できる、日本でも数少ない楽しめる高速道路である。日本海東北道全線開通まで10年余り、サービスエリアを何処にどうするのか、楽しみが増える。

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