とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

予断を許さないコロナ感染症

2022年03月26日 | 日記

 令和4年1月から実施されていた「まんえん防止等重点措置は、3月21日をもって全ての都道府県で終了したと政府が宣言した。
 今回の第6波では、感染力の極めて強いオミクロン株により、年明けから急激な感染拡大をもたらした。初期には20代・30代の若年層の感染者が急増し、その後、10代・20代以下の子供、高齢者へと広がっていったのが特徴だった。
 全国的に第6波はピークアウトしたものの、減少がなだらかで、これから年度末の人流異動の多くなる事が気にかかる。
 酒田市に限ってみれば10歳未満の感染者数が減少傾向にある様には見えない。例えば3月25日の感染者数32名中、10歳未満が10名で、前日の24日は33名中14名が10歳未満。23日の感染者数は8名と少ないが7名が10歳未満だった。22日も16名中10名で、保育園や小学校の臨時休業がどこかに存在する状況だ。
 そんな中、庄内県政懇話会で昭和大医学部客員教授二木芳人氏の講演があった。「新型コロナ感染症、ここまでの総括と今後の展望」の演題で、いつもテレビで拝見している論調を生で聴くことが出来た。
 「オミクロン株の一番危険な事はワクチンが効かなくなる事で、2回目接種した人の発症予防効果は5か月経つとほぼゼロ、3回目では2か月で半分になる。臨機応変に対応できない行政の見直しが必要だ。治療薬が開発されて、いずれ風邪レベルになると思うが、あと一年でそうなるとは思えない」と結んだ。

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ウクライナ国旗の色に灯台をライトアップ

2022年03月19日 | 日記

 酒田市は13日夜から日和山公園の県有形文化財・木造六角灯台にウクライナ国旗の色、青と黄でライトアップを始めた。ロシアがウクライナに侵攻して3週間になる。連日報道されるロシアの無差別攻撃のひどさに世界はウクライナに人道支援が必要だと変わって来たように思う。
 酒田市は昭和54年にソ連のジェレズノゴルスク・イルムスキー市と姉妹都市契約を結んで交流を続けている。最近では姉妹都市契約は結んでないが、サンクトペテルブルグ市との交流を深め2019年に日露地域交流フェスティバルへ使節団を送り、高校生同士の交流や企業、個人の交流へと発展している。
 山形新聞の報道によれば、今月11日にサンクトペテルブルク市から市長宛に「西側諸国がロシアを傷つけ、信頼できない情報を広げている。強力な友好関係の継続的な発展を求める」との書簡が届いた言う。
 酒田市の思いは港町酒田のシンボルである日本最古とも言われる木造六角灯台にウクライナ国旗の色でライトアップをした事である。ウクライナに人道的支援や必要な行動で寄り添う決意が分かった。
 25日夕刻足を運んだ。灯台の前にはカメラ片手に大勢の人がいた。遠い他国の惨事に市民の関心は深い。

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東日本大震災から11年

2022年03月12日 | 日記

 忌まわしい東日本大震災から11年が経った。経ってしまった11年なのか、もう11年なのか未だその傷口は癒えない。
 2011年3月11日14時46分宮城県沖13キロメートルを震源とするマグニチュード9の日本周辺における最大級の地震だった。震度7や6強の揺れもさることながら、500キロに及ぶ巨大津波は全てを破壊し飲み込んでしまった。特に福島原子力発電所のメルトダウンで大量の放射線物質が漏洩した原子力事故は心を凍り付かせた。
 地震発生日は金曜日、議会中で私は県議会副議長だった。4期目の選挙直前で酒田で選対会議の予定があった。議会を終え帰宅を急ぎ山形自動車道に入った。運転中、何か目まいを感じた気がしたが、それが東日本大震災の発生だった。直後に山形自動車道は通行止めになり、私が最後の自動車かも知れない。酒田の同僚議員は帰宅が深夜になったと聞いている。
 酒田に着くと停電だった。信号機が動かず警察官の手信号だった。渋滞で車が動かない。夜は寒さに震え、車の中の暖房とテレビニュースで過ごした。
 太平洋側で物流は動かず、日本海側から物資が運ばれた。ガソリン不足が顕著となり、スタンドは連日の長い行列で一人20リットルの制限付きである。選挙に入ってガソリンの差し入れが有難かった思い出が残る。
 私の心に残る大地震は1964年(昭和39)新潟中越地震もある。新井田川の底が見えたと言われている。この時、酒田3中の生徒が避難中に亡くなっている。
 地震は必ずまたやって来る。それがいつ、どこに、どんな規模かは分からない。

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大雪で白鳥に異変

2022年03月05日 | 日記

 最上川河口付近に国内有数の白鳥飛来地として知られている酒田市の「最上川スワンパーク」がある。今冬も多くの白鳥が飛来し庄内地方で冬を過ごした。ところが、北帰行直前になって白鳥に異変が起きている事が分かった。
 酒田市によると先月下旬ころから「白鳥が死んでいる」という市民からの問い合わせが急増してるという。3日までに酒田市が死んでいると確認された白鳥は「60羽」にものぼり、去年の7倍以上の数に上っていると言う。
 白鳥が多く飛来するのは、広い庄内地方に餌となる落穂が豊富にあるからと思われる。晩秋から我が家周辺の田んぼにも多くの白鳥が集団で飛来し餌を獲っている。ねぐらへの行き返りの朝晩は「ガァー、ガァー」と鳴き声がうるさい程である。
 大雪の今年は落穂が拾えないほど雪が厚い。あぜ道など少し土が出ている所に白鳥がどっと集まり、餌をあさっている様子が見られた。その白鳥が少し痩せている様にも見え「白鳥も大変だなあ」とは感じていた。
 シベリアに帰る長旅に備え体力を蓄える時期である。自然の厳しさがここにも表れた。今日あたりから雪解けが進み、田んぼの土が現れ始めた。そこへ、白鳥が一斉に集まって餌を獲っている様子があちこちで見られた。
 大丈夫だろうか。間もなく白鳥は北へ帰る

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