とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

いよいよ参議院選挙

2022年06月24日 | 日記

 いよいよ参議院選挙が始まった。山形選挙区は全国で32選挙区ある一人区のひとつで、自民党公認候補が決まらず全国的な話題となった。かつて自民党山形県連は、手上げ方式で候補者を決めていた経緯がある。岸参議院議員が現職であったにもかかわらず手上げ方式を採用し、自民党員予備選挙を経て公認候補となった事を思い出す。
 全県一区で新人を当選させるには自民党の巨大組織を駆使しても難儀なことである。相手は現職で6年間の実績を積んでいる。選挙民とのつながりは充分過ぎるほどある。そこを突破するには用意周到な準備と有権者に届ける強烈なインパクトが必要で、その上知名度も欠かせない。
 県内有権者の目から見るとスタートの遅れが気にかかる。中央政界の駆け引きの材料となったのか、選定作業の失敗かの説明が充分果たされていない不満さが残る。このモヤモヤ感が最後まで引きずってしまう危険は大きい。
 各政党の公約で、消費税やガソリン税の引き下げが目に付く。財源の手当なしに取り敢えず国債で賄えと言われても、日本の未来が心配だ。選挙目当てのバラマキを国民の評価は厳しい目で見ている。日本の価値が下がっている。その脱却を図る政党に一票を投じたい。

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酒田市の山居倉庫

2022年06月18日 | 日記

 酒田の山居倉庫は明治26年、旧庄内藩酒井家が米穀倉庫として建てたものである。当時は14棟だったが現在は12棟で、一棟は「庄内米歴史資料館」2棟が「酒田市観光物産館酒田夢の倶楽」として使われ、9棟の現役米穀倉庫も今年で役目を終え、国の史跡となった。
 日本海に注ぐ新井田川を東側に従え、威風堂々の山居倉庫は貴重だった庄内米の集積場所として栄華を偲ぶには充分である。広大な倉庫の屋根は断熱を考慮した2重構造で、倉庫の西側には陽射を防ぎ、季節風から守るための41本のケヤキ並木が、今様に言えば映えるスポットとなっている。
 山居倉庫の存在を国内および全世界に広めたのはNHk連続テレビ小説「おしん」である。脚本の橋田壽賀子さんとNHkスタッフが山居倉庫を訪れた瞬間にドラマ化が決まったと聞いている。内陸の貧しい農家に生まれた「おしん」は、コメ一俵で身売りされ酒田のコメ問屋、加賀谷に奉公に出されて生きてゆく「おしん」の生涯を描いたドラマである。
 山居倉庫で「NHk文化祭~感じる未来酒田から世界へ」と題したイベントが6月5日から29日まで開催されている。いろいろな公開放送も行われているが、未来の放送機器やドーム型スクリーンの映像体験などもあり、次世代放送の進化に触れる事が出来た。未来のメデアに夢が膨らむ。

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人形劇「ジャックとふしぎな豆のつる」に大歓声

2022年06月11日 | 日記

 北平田保育園に用があって出向くと「これから人形劇が始まります。観劇しませんか」と誘われ、園児と一緒に後の席で観ることにした。
 本格的な音響とライトが設置され舞台は出来上がっていた。カーテンで会場を暗くして人形劇は始まった。最初の演目は「トッドとミミ―」。ジャックの飼っているいる犬のトッドが野良猫のミミ―と仲良しになる話しで、言葉のない短い劇だった。園児はトッドとミミ―の仕草に大はしゃぎで盛り上がっていた。
 次は本番の「ジャックとふしぎな豆のつる」が上演された。有名なイギリスのイソップ物語である。お母さんと二人暮らしのジャックは、市場に牛を売りに行く途中で怪しい占い師と出会い「どんな望みもかなえるこの魔法の豆は、土に埋めて一晩たつと朝にはつるが天まで伸びる。そのつるを雲の上まで登ると、きっといいことあるぞ」と言われて牛と豆を取り換える話である。
 園児たちは物語を知っているのか、つぎつぎとドラマを先読みして大声で叫び喜んでいた。空想の世界には無限の楽しみがある。
 人形劇団クスクスは秋田県本荘市を拠点に秋田県、山形県(庄内地方)岩手県・青森県・宮城県の一部を含む広範囲に人形劇を上演するプロ劇団で、主に幼児から小学校低学年を対象としている。北平田保育園でも年に一度組み込まれていると聞いている。

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先の見えない円安と物価高

2022年06月04日 | 日記

 このところの物価上昇が日常生活に暗い影を落とし始めている。輸入品に頼り切った日用雑貨の値上がりが目につくが、全ての品薄感や値上り感が異常である。生活は根底からの仕切り直しが必要となった。
 その主因は、莫大な穀物と資源エネルギー供給国であるロシアがウクライに侵攻した戦争にある。世界はロシアをルール違反とし、西側諸国は経済制裁のペナルティを課しているが、戦争は100日を超え、終戦の気配すら見えない。今、世界の物流は大きな転換点を迎え日本の在り方も問われている。
 日本は大幅な円安状態が続いている。アベノミクスで始まった日銀の大規模金融緩和政策は9年にも及び、デフレ脱却のため「2年間で消費者物価上昇率を年率2%に引き上げ、通貨供給量を2倍に増やす」としたが、通貨供給量だけが約束通り増えたがデフレ脱出は出来ていない。
 金融緩和は長期金利をマイナスまで下げ、金融機関への圧迫となった。コロナもあり国債発行は増加を続け財政赤字は膨らみ続けている。経済を立て直す金融面での打つ手はもう無くなった閉塞感がある。日本経済の弱体化を反映し、かつてない円安が輸入品価格を更に押し上げている。
 財政規律は国の根幹に関わる。

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