とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

年賀状の無配と誤配

2014年12月31日 | 日記

 明けましておめでとうございます。今年も皆様と共に良い年でありますように、そして、変わらぬご厚誼をよろしくお願いします。
 元旦には年賀状をたくさん頂いた。一枚一枚丁寧に拝見した。懐かしい人。職場の変わった人。家族が変わった人など、顔が浮かび私と関わってくれた人々との記録であり、ほっとする時間でもある。
 年賀状は昭和25年(1950)に1億8000万枚から始まったと何かで読んだ。2003年のピーク時は44億6000枚に成長したものの、年々減少傾向が強まり、今年は33億枚と推定されている。単純に一人当たり枚数は25枚の計算になる。今後どう変化するのか、人口減少と世相も絡み見通せない。日本郵政の知恵の出し所だ。
 ところで、誤配はたまにはある。数年前に、近所の方が私宛の賀状を届けてくれた事があった。今年は、元旦に2枚、三日に一枚の誤配があった。それに、東京からの一通が届いていない。彼は元旦に届くように出していると言うので、今日まで待ってみたが配達されない。誤配された分と配達されない年賀状もあるので、酒田郵便局に電話をした。「すみません。誤配の分は配達のものが取りに行きます。配達されなかった方の住所教えて下さい。時間がかかると思いますが、調査します」との事だった。
 私の出した年賀状は届いているのだろうか。私宛の賀状はどっかに誤配されてないだろうか。4枚の間違いは確率にすれば、すごい事である。日本郵政の信頼に関わる大事である。

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今年を振り返って

2014年12月31日 | 日記

 速いもので今年も終わりを迎えた。異常天候による災害は年々ステージを上げ、まさかと思われる被害が日本列島各地を襲った。山形県も例外ではない。先ず、自分の命は自分で守る智恵と隣近所と助け合いの精神を日頃より培う気持ちが第一だと思う。幸いなことに庄内は大きな災害を免れた。
 山形県を売り込んだ山形DC、東北六魂祭、全国育樹祭など大型イベントがあり、モンティデォの天皇杯準優勝、J1復帰など山形県の発信力は充分発揮できた一年でもあった。産業面では山形大学が飯豊町にリチウムイオン電池研究開発拠点整備に着手。鶴岡では人工くも糸関連で新会社が発足。酒田は花王酒田工場での紙おむつ生産が軌道に乗り始めるなど、先端技術も含めた新しい産業が芽を出し始めた年でもあった。今後の発展に期待が膨らむ。
 何と言っても米価が未曽有の下落に陥った事が悔やまれる。国、県の農業対策は農地集約、大規模経営、付加価値の一本やりで、市場で勝てる産地づくりである。論理的には納得できるものだが、概ねの兼業農家が農業を営むには、それなりの理由がある。常識的に赤字農業は消えるはずが、どっこい農業を続ける不思議さがある。大都市から農産物を介して還流する富は大きい。
 日本の食料基地を自負する山形県として、国に言い続ける事がある。コメは市場原理のみではなく、しっかりした計画生産で管理する必要がある。自然淘汰はあまりにも痛い。山間の奥まで行き届いた国土は、国の宝であり、国民が望んでいる姿である。
 最後に山形3区の総選挙。支部長・幹事長会議で私は「政治は芸術だ。妥協の知恵はないか」と求めたが、結果はご案内の通り。心のしこりが消えるには、気の遠くなる時間が必要だ。良い年だったのかどうかかは、それぞれの人にある。
 
 

 

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庄内の地域創生を語る

2014年12月27日 | 日記

 酒田市本間市長と庄内町原田町長と遊佐町町長の3トップが地域創生を主題に話し合った。国は、過度に一局集中した人口問題を是正しようと、総力を挙げて取り組もうとしている。しかし、妙案はなく、地域の智恵をバックアップする姿勢を取っている。やる気を出せ、知恵をだせ、知恵がなければ国から人も出す、と鼻息は荒い。
 日本を俯瞰すれば、人口減少率は新幹線の利用可能か否かで明暗ははっきりしている。日本を縦断する新幹線効果は沿線都市との比較で一目瞭然である。10万人都市で新幹線利用の恩恵を享受できない都市は20と言われている。山形県も同様の傾向である事が酒田市の調査で分かった。
 3人の話は佳境に入り、庄内の魅力は山ほどある。宝の山も黙っていれば世界に発信できない。発信の手段は陸羽西線に山形新幹線を乗り入れる事が最良であるとの結論に達した。
 本間市長は、キロ4億円程度で整備できる庄内延伸は、高速道路キロ40億円、フル規格新幹線は80~100億円と試算すれば、高速交通手段としては、格安で実効性の高い事業であると言っている。原田町長は、庄内延伸によるデメリットはない。このままだと20年先に庄内の人口は19万人になる。庄内一体となって運動を進めねばならないと熱気を帯びて話した。
 時田町長は、山形県4ブロックがひとつになる手段として、大事なインフラだと思う。県土の一体性を高め、福祉の向上や観光産業の振興をもたらすものであり、山形県全体のポテンシャルの底上げになると語った。
 庄内の未来に対する首長の思いが熱かった。国の地方創生へ自治体の知恵が示された。27年度中に計画が示す事が出来れば、国の政策に組み込める可能性は高い。官民一体の士気を示す時だ。

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選挙の一票

2014年12月21日 | 日記

 ブログの更新が遅れてしまった。書きたい事はいっぱいあるのに、やっぱり心の余裕がないとパソコンに向かう気になれない事が良く分かった。2日から県議会が始まり、同時に総選挙と重なり悩ましき時間を過ごした。
 選挙は有権者の心理が投影されるドラマの様に見える。選択基準はそれぞれの思いで投票するのだが、結果は自分の心のどこかに潜んでいた小さな思いがデジタルで表示された気持ちになる。
 我が家にも投票行動の電話リサーチがあった。投票日の出口調査もあった。投票締め切りの8時を過ぎると、開票も始まらないのに一斉に当確者予想速報が報じられて、政党別勢力分野がグラフに映し出される。概ねの結果予想が報道されるが、不思議と大体の傾向は外れないのには驚く。投票率が下がる要因が、こんな所にあるかも知れない。自分の投票が、体制に影響しないと考え始めると、自分の一票の価値が小さくて見えて「まあ、いいか」となりそうな気分である。
 選挙がある度に、投票率の低さを更新する傾向にある。成熟社会の現象ととらえるのか、どうせ政治なんてと考えるのかは分からない。約4割程の棄権者のリサーチをする方が、投票行動の調査よりは興味深いように思える。
 国権を左右する国民投票が実施されたら、投票率はどうだろうか。まさか総選挙の様に低いままにはならないと信じるが、棄権の責任は重くなる。選挙の結果に「たら」「れば」は通用しない。次に向かって何をするのか、そこが問題だ。

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コメ農家の厳しい懐具合

2014年12月06日 | 日記

  大幅下落の米が出荷されて3ヶ月。県内3万戸と見られる米販売農家の懐具合に影を落とし始めた。農協の営農口座で決済している大多数の農家が頭を抱えている。
 先ず、コメ代金が振り込まれると、最初の決済は圃場整備費返済金を含めた土地改良区費である。次は農地購入や農機具購入などで借り入れた制度資金の返済日が来る。あとは、カントリーエレベーターの乾燥調製料や農薬、防除費用やその他生産資材が引き落とされる。ギリギリの綱渡りで口座は動く。コメ代金収入は年一度きりで、直接支払交付金や転作奨励金など多少の政府交付金ははいるものの焼石に水程度である。しかしこの口座は来年の再生産の資金でもあり、生活費でもある。
 農協の営農口座は貸し越し特約があり、限度額までは資金として手続きなしで口座は動かせる仕組みになっている。入金のあてがあれば一時的には助かるものの、借用金である事に変わりはなく、常態化すれば、金利の高い借入金となり、経営を圧迫する。
 農家は、他目的の預金を取り崩したり、共済積立金を解約して営農口座に入金し急場をしのぎ、自身で乗り越えようとしている。そのことは、農協の統計を見れば明らかである。先の見えない米作農家の状態がいつまで続くのか厳しいものがある。
 山形県はいち早く、500万円を限度に無利子融資をきめたものの生産資材に限るとか、決済の終わったものはダメとかで機能は果たさず借り手がいないのだ。絵に描いた餅である。
 選挙用に自民党が出した「米農家の皆様へ」のチラシは、20万トンのコメを民間と一緒に隔離する。減反を強めて来年から放出するという急場しのぎ対策で、なるほどとは思えないのだ。
 農家不況はボデーブローのように県経済に影響を与える。
  

 

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