とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

梅雨に入ったら晴天

2017年06月24日 | 日記

 三日前、庄内地方も梅雨入りしたと思われると、気象庁の発表があった。ところが、次の日から気温も上がり、最高気温が26度の快晴となり、今日も晴天である。宣言とは真逆の天気になるとは皮肉なものである。
 今年の6月中旬は、梅雨の様な曇りや小雨の寒い日が10日間も続き、農作物にも少なからぬ影響がある。5月10日ごろに植えた稲は、6月終わり頃、最高分けつ期に入る。この低温の影響で茎数がやや少なく、草丈もやや短い。水田は根の伸長を助けるためや稲刈りで、ぬがらない様にするために落水をする。その作業が一週間程度遅れている。
 最近増えてきた直播の稲も成長が遅い。しかし、収穫に関係のない草花はいたって元気である。あじさい、バラ、ヒペリカムが咲き誇り、間もなく盛夏を迎える。

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山形県の空港事情

2017年06月18日 | 日記

  

 山形県には県管理の空港が2つある。昭和39年に山形空港は開港し半世紀を超えている。ピーク時の平成3年には年間搭乗者が74万人を数えた。その後、山形新幹線開通の影響などで東京便の減便や福岡便、大阪便、名古屋便、札幌便の運休や機材の小型化等により利用者数は激減し、平成23年以降は11万人台で推移していた。
 山形空港存続に危機を感じた県や関係自治体が、大胆な優遇策をとり、東京便の増便や名古屋便の再開などが功を奏して、平成26年から再び登場者数が増加し、平成28年には25万人を超えるまでに伸びた。
 一方、山形空港より遅れる事20年。1県1空港の原則を破って庄内空港が開港したのは平成元年である。空港誘致は困難を極めたが県を中心に関係者の努力が実って実現できた貴重な空港である。「陸の孤島」と揶揄された庄内は、ようやく近代化され企業立地が進み始めた。
 一時、年間搭乗者数が40万人まで伸びた。その後の低迷で平成18年に新千歳便、19年に伊丹便が廃止となり東京便のみとなった。
しかし、東京便は好調で、平成19年にナイトスティの実現により1日4便に増便され、更に今年の夏季便から大型便の就航となり、昨年の年間搭乗者数37万以上が期待されている。
 山形空港には多額の補助金が投入されている。一方の庄内空港は違う。東京便のみ全日空だけのフライトでの実績である。大型機材は貨物も積める。山形県農産物輸出の起爆剤となり得る

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帰りは電車で

2017年06月15日 | 日記

 昨日、鶴岡市内料亭で懇談会があった。飲酒をしなければ自家用車で、1時間程度の距離にある。結局、帰りは電車で帰る事として会場までは車で送ってもらった。
 帰りは、20時15分鶴岡駅発酒田行の羽越線普通列車に乗る事にした。鶴岡駅から酒田駅まで500円である。自動券売機で切符を買って3番ホームに出た。定刻通り電車は正確に来た。大半は部活帰りと思われる高校生である。満席ではないが席の大半ははうまっている。特急「いなほ」とは違い市民の足、生活感がある。藤島駅で高校生がどっと降りた。次の西袋駅でまた降りた。余目駅では降りる人と乗り込む人が同じくらいで、結構賑わいがある。
 20時51分酒田駅に着いた。36分の乗車時間である。駅までの不便さはあるものの、考えてみれば電車ほど安全で安い乗り物はない。それに定時性が保証される価値も大きい。利用客が増えれば利便性は更に良くなる。
 国鉄が分割民営化されて30年になる。鉄道の良さを実感した短い乗車だった。

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地域と共に遊佐高校90周年

2017年06月11日 | 日記

 鳥海山の裾野に建つ山形県立遊佐高等学校は激しい時代の変遷を乗り越え、地域密着型の高校として生き残りを掛けて遊佐町と共に頑張っている。
 昭和2年に遊佐実業公民学校として開校し90年になる。昭和23年に県立遊佐高等学校となり、昭和28年に通常過程設置となる。
 昭和30年に農業科、32年に家庭科を設置したものの昭和42年に家庭科は生活科となり、農業科は昭和52年に募集停止となる。その後も昭和60年に生活科を園芸家政科に変更、63年にはその園芸家政科も募集停止となり、廃止された。
 平成9年に普通科1学級減となり定員80名、更に平成25年に1学級減の定員40名となった。更に、平成27年に全日制の普通科を総合学科に変更。1期生19名の入学となり定員の半分以下である。2年続けて定員の半分以下となると、遊佐高等学校の募集は停止され、廃校となる。
 そこから遊佐町を中心に関係者は「遊佐町に県立高等学校を残そう」と立ち上がった。きめ細かな支援策を展開、PRが功を奏して平成28年には入学者が40名に倍増。今年は39名の入学で、創立90周年を迎える事が出来た。
 少子化による県内の高校再編が進む中、遊佐高校は地域に守られて元気に学んでいる。来年からは県外からも生徒募集が出来る。
 疲弊する農山村、少子高齢化は小規模校を直撃する。時代に翻弄される地域の悩みは深い。

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白竜湖付近を高速道工事は進む

2017年06月08日 | 日記

 福島から秋田へ山形県の背骨を貫通する東北中央自動車道は急ピッチで工事が進められている。約9キロメートル、東北最長の栗子トンネルは今年開通の見通しである。
 赤湯トンネル(1776m)も数メートルを残し掘削が完了する。トンネル工事はハッパ工法がとられ、24時間体制で工事が進められている。視察で工事現場に入る事が出来た。ハッパで岩盤を砕き、鋼鉄のシールドで補強、セメントで固定し、長いアンカーボルトを岩盤に差し込み更に補強する。漏水シートを貼って仕上げコンクリートで整える作業を繰り返し、1日数メートルづつ進んでいく。最先端から仕上げ工程までを見る事ができた。
 赤湯トンネルの南側、白竜湖付近は全国でも有数の軟弱地盤で、地底岩盤まで100mもあると言う。工事は真空圧密工法がとられ、シートで密閉状にした道路地盤にパイプを差し込み真空ポンプで水分を取り出すと言うもの。300日位ポンプを動かし、路盤が安定した所に盛土で高速道路を造っていく手法がとられた。
 山形県高速道路のミッシングリンク解消の先が見通せるようになってきた。ただ、庄内側は止まっている。

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