とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

クリン草が真っ盛り

2012年05月31日 | インポート

002 庭先の200株ほどのクリン草が見ごろである。赤紫の花の輪が日々増えて、今は5重くらいになった。今ながめないと損だよと言わんばかりに、五重塔のてっぺんの九輪に似てきて面白い。もう50センチ位に成長した。
 そもそもは、3年くらい前にプランターに植えられたクリン草をもらって眺めていた。その種がこぼれ、自生したものである。昨年は花が咲かなかった気がするが今年は一斉に開花し、その株数も一気に増えている。クリン草の生命力に驚かされる。この種がこぼれ、来年はどんな群生に広がるのか想像するだけで楽しみが増える。
 クリン草は日本全国に分布する山野草で、サクラソウ科の植物で大型なので人気がある。庄内では玉川寺境内のクリン草が有名であるが、わが家で、こんなに群生するとは思ってもいなかった出来事だ。
 今年は車庫の屋根裏にツバメが数十年ぶりに巣を作った。ツバメが減っているとの報道に接したばかりだったので、大事に見守ろうと思っている。つがいで巣作りを始めたのだが、まだ卵は産んでいない。春も真っ盛りで木の芽や昆虫が動き出した。自然は不思議な営みにあふれている。

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先ず、国道47号線の改良を急げ

2012年05月27日 | インポート

001 久々に、新庄市まで国道47号線を全線運転した。最上川沿いに道路が切られ、右側には急峻な出羽丘陵が切り立っている。その間を縫うように陸羽西線の線路が右になったり左になったり交差している。
 全線が追い越し禁止で、所々に速度規制がある。トンネルはないものの数多いスノーセットと急カーブが連続的に続く。55.6キロにたっぷり1時間はかかった。走行車両は以外と多く、まず切れ目がない。特に大型車両が目立つが、トレーラーは少ない。カーブとスノーセットを嫌うらしい。
 国道47号線は酒田と仙台を結んでいる。大震災以来その重要性が遅まきながらも認知された様だが、日本海側と太平洋側を最短で結ぶ動脈で、地域振興に欠かすことが出来ないと沿線の自治体は以前から国に要望を繰り返してきたが、聞く耳持たずだった。
 東北トヨタが東北に生産拠点を移し、年間50万台の生産に間もなく到達する。その物流を、仙台港だけではさばききれないのは明らかであり、全県あげてこの動脈の整備に取り組むべきで、一刻の猶予もない。
 地域高規格道路、酒田・石巻線の進捗も遅すぎる。日本産業の形を決める正念場を目前に、両道路の期成同盟化総会が新庄市で開催された。形式にとらわれず、政治的にしっかりした担保をとる活動が急務である。

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港町酒田の宵祭り特設ステージ

2012年05月20日 | インポート

009 今年の「酒田祭り」は絶好の天気に恵まれた。一番町から日和山公園までの商店街通り約2キロは、露天商がびっしり並び祭の雰囲気を盛り上げている。切れ目ない人通りで、行きかう肩がぶつかってなかなか思うように歩けないほどだ。酒田大火復興のシンボルとして酒田の象徴になった2対の獅子頭を先頭に、山車行列がメインとなる。
 宵祭りの夕暮れに、日和山公園のイベント広場まで人波に乗せられて久しぶりに歩いた。大道芸の猿回しの場所には人垣が多くて背伸びしても見えない位人気スポットになっていた。小さい頃に露天で売ってるおもちゃの刀が欲しくて、駄々をこねた思い出がよみがえってきた。子供たちが欲しがりそうなものばかり次々と並んでいるので、家族は大変なのかも知れない。お化け屋敷もあった。今は見る気もしないけど、好奇心旺盛な子供の頃は見たかったなあと思いながら日和山公園に着いた。
 特設ステージを中心に2千人位の人が思い思いに芝生に腰を下ろして舞台を見ていた。高さ20メートルの山鉾が夕陽に照らされて圧巻である。「前に進もう」とそれに書いてある。こんな素晴らしいロケーションで伝統芸能やパフオーマンスが繰り広げられるのだ。
 和太鼓演奏の後に、こども歌舞伎の「白波5人男」の上演である。役者全てが小学生であるにも関わらず、見事な歌舞伎役者になりきっている。見栄を切る動作が遠くからもはっきりと見えた。口上はピンマイクでないため声が拾えない。会場が広すぎる。でも、会場から大きな掛け声がかかり雰囲気は絶好調。
 後に聞いた役者の話では、足が震えたそうだ。

 

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ゴールデンウイークに縁のない農家

2012年05月06日 | インポート

003 ゴールデンウイークが終わった。サラリーマンにとって連休が続く黄金の週は、日常の仕事から解放され、思い思いの休日を楽しんだことだろうと思う。大都会から帰省する民族的大移動で交通機関の満席はニュースとなる。高速道路も大渋滞で、マイカー家族の疲れた様子が映し出されると「大変だな。ご苦労さん」と言いたくなる。
 一方農家は、まさに農繁期に入る。猫の手も借りたいゴールデンウイークである。種まき、育苗、田起し、代掻き、田植と一気に忙しい。冬の間のなまった体がなかなか思い通りに動いてくれない。農家は、春や秋の行楽シーズンには縁のない仕事で、遠くで楽しむ姿を楽しむだけである。
 育苗は、なかなか厄介な作業で気温変化を育苗ハウスの開閉で温度調整をするのだが、一日の中でも晴れたり、曇ったり雨になったりで油断ができない。低温の次には異常高温の日が来る。ハウス内の温度は急激に高くなり、苗が枯れたり、高温障害で使いものにならなくなる。ハウスの管理は一瞬の気もぬけない作業だ。ストレスは最高潮に達する。
 今年のゴールデンウイークに長男が一年ぶりに一人で帰省した。2泊3日の夜は、午前2時まで酒飲み談議である。つもる話に花が咲いた。これが我が家唯一の花見だったようだ。花見の出来ないゴールデンウイークに一花咲かせた気がする。
 

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