最上川河口は、日本一の白鳥飛来地として知られている。今年も白鳥は忘れずにやって来た。10月11日5時半、23羽 昨年より2日遅れの第1陣の飛来と、発表されている。その白鳥がわが田んぼにも来た。「おー、いらっしゃい。落穂いっぱい食っていけや」と思わず声をかけたくなる。庄内平野には、約4万ヘクタールの田んぼがある。落穂は、3%位と試算されているので、1ヘクタール180キロの落穂がある。この4万倍のモミが白鳥のえさになる事になる。実に7200トンの庄内米である。日本一の飛来地になれる秘密がここにある。今年は、雪がないので白鳥にとってはありがたい年になりそうである。
ところで、白鳥を撮るのはなかなか難しい。警戒心が強く、近ずきそうな気配だけで逃げてしまう。車には、慣れているのか、かなり近寄れる。車からやっと撮れたのがこの写真である。今年の飛来数は9100羽を12月1日で、超えたという。飛来数のピークは12月末だそうであるので、どの位になっているのやら。