とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

古賀誠氏の講演

2017年07月31日 | 日記

 大沼みずほ参議院議員の国政報告会が山形市で開かれた。大沼みずほ議員は宏池会に所属している。宏池会は保守本流と自負し、派閥名は保岡正篤が中国の古典より命名されたとされ、池田勇人、前尾繁三郎、大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一などの首相を輩出した名門派閥である。
 宏池会会長の岸田文雄外相が講師予定だったが、防衛大臣兼務となった事から、ミサイル問題で省を離れることが出来ず、前会長で名誉会長の古賀誠氏の講演となった。
 保守本流の意義から講演は始まった。保守本流とは軽装備の経済重視政策、所得倍増論と思っていたが、古賀名誉会長は「人づくり」であるとした。「かごに乗る人、かつぐ人、そのまた草鞋を作る人」人には、それぞれ大事な役割がある。汗かいて、手柄は人にあげる。これが保守本流の考え方である。
 恩師大平正芳氏が、貧苦の中、門閥も無い私を「それが財産だ」として政界に送りだしてくれた。人を大切にするのが政治だ。批判だけではなく、責任を持つ覚悟が必要だ。安倍政権はしっかり支えていく。
 しかし、光の部分と影の部分もある。安倍政権は少し、周辺、側近の人たちが持ち上げ過ぎたのかな、と思う。重要な問題はしっかり議論し、周辺への目配りが大切だ。日は東から登り、西に沈む。平和で家族を大切にする政治が大道である
 とつとつと話す言葉が心に残る。当たり前の事が大事だと教えられた講演だった。

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45年振りのインターハイ

2017年07月29日 | 日記

 全国高校総体夏季大会「南東北インターハイ」の総合開会式が、皇太子殿下を迎え、天童市山形県総合運動公園総合体育館で行われた。
 インターハイは文字通り高校生が主役である。式典会場に入るには厳重なセキュリティチェックがある。しかし、中に入ると揃いのTシャツ姿の高校生が幾重にも並んで「こんにちは」と声を掛けてくれた。目のやり場がなく「ご苦労さん、ご苦労さん」と頭を下げて会場へと入った。
 式は選手入場から始まり、高体連会長が開会宣言して県知事、天童市長が歓迎の挨拶。皇太子殿下より「お互いの友情を育み、地域の方との友情を深め、高校生活の良い思い出を作って下さい」とお言葉があった。
 本県の高校生430人による公開演技が圧巻だった。それは5部構成で、ハンドベルや創作ダンスから始まり、コミカルな徳内ばやしの舞、ヒップホップダンスと和太鼓、第4章では、酒田市出身の故岸洋子さんの「夜明けのうた」が山形北高生のピアノ伴奏とソロの熱唱に感動を呼んだ。酒田西校生の書道パフォーマンスは「躍」を中心にした熟語5文字を立ちながら大きな筆で書いた。
 最後は出演者全員の花笠音頭の踊りで賑やかなフィナーレとなった。帰りは入場以上に生徒の見送りに送られて帰途についた。

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自民党批判がここまで

2017年07月23日 | 日記

 後援会主催のビアパーティが開催された。17回目になる。日頃お世話になっている皆様にご案内した、いわば身内の会である。私はあいさつで「長年、酒田の元気は港からと訴え続けてきた。その芽が今花開こうとしている。外航クルーズも8月2日に初入港する。岸壁延伸も工事中であり、東埠頭上屋を港の賑わいに利活用する改築に向けた話し合いが始まった。日東道や酒田新庄道路の早期開通は港の振興に欠かせない。
 山形新幹線の板谷峠の改良に合わせて「中速鉄道」への改良する案も議論すべき時期にきた」等と述べた。
 テーブルを回ると、自民党の支持率低下が中心の話題である。「党員だが辞めたい」との直接抗議に「長い目で見てくれ。政策の受け皿がない政権の驕りだと思う」と党員継続を頼み込むしかない。それにしても官僚メモを、破棄したとか、調査したが見つからないとかの連続は、国民奉仕者としての自覚を疑う。

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無人ヘリの防除が始まった

2017年07月21日 | 日記

 稲作の無人ヘリ防除が始まった。オペレーターが無線機でコントロールする最先端技術である。3~4mの高さからローターのダウンウォシュ効果で、農薬は葉先から根本までしっかり付着し、その効果は高い。
 200mを一直線に飛び、戻ってくることを繰り返しながら防除は進む。1ha数分の速さである。オペレーターの習熟度が最も大切で、養成にかなりの費用と、資格を取るのに30万円位はかかると言われている。
 無人ヘリは小型といえども自重が95㎏あり、全長が3・6m、幅0・8mが農薬を積んで飛ぶわけだから、細心の注意が必要な事は言うまでもない。それに、炎天下の作業である。
 一昔前は、粉末で散布する農薬散布だった。一斉に始まると粉末が飛散して視界をさえぎり交通安全の面や、住宅街からの苦情などもあり、急速に液状の農薬を散布する無人ヘリへと変わった。農作業にもイノベーションが進んでいる。

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低コストの「中速鉄道」に注目

2017年07月16日 | 日記

 日本の鉄道網に「中速鉄道」の考え方が、鉄道アナリストや学者の間で広がりつつある。「中速鉄道」とは時速130キロから200キロで運行する鉄道の事で、コストが整備新幹線の5分の1の安さにある。
 整備新幹線は時速200キロ以上で運行する鉄道の事であり、フル規格とは全線高架で複線である事は言うまでもない。東北新幹線の営業速度は、時速260キロ程度で、当然止まる駅は極端に少ない。在来線は切り離されるので、残された在来線は自治体の負担が大きく問題も提起されている。
 先般、酒田市で開催された「鉄道高速化講演会」で東京大学名誉教授の曽根悟氏は「高速鉄道技術を持っている国で、中速鉄道がないのは日本だけ。この考え方を全国に広げたい。その先鞭を山形県が付けてほしい。東京・庄内間は2時間40分程度で結ばれる。建設期間は7年もかからない」と強く訴えた。
 一方、東京大学工学部卒業後JRに17年間勤務していた株式会社ライトレール社長の阿部等氏は「空力特性、低重心車輛に優れた新車輛の導入や、板谷峠の新建設など今考えられる速度向上、安全、効率化を結集させると充分可能である。事業費は数千億円程度と見込まれる。山形新幹線は県の発案で出来たもの。同じ発案で中速鉄道の第1号を実現して欲しい。これは全国に広がる」と呼びかけた。
 鉄道は移動手段で船に次ぐ低コストの乗り物である。地方創生の基本インフラでもある。

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島カフェが港に上陸

2017年07月15日 | 日記

 巨大な構造物と出船、入船で賑わう港風景は一流観光地に引けを取らない魅力がある。潮騒とサンセットのコンビネーションは癒しの空間でもある。
 酒田港をもっと身近に感じてもらおうと国、県、酒田市で構成する「みなとオアシス連絡協議会」が港湾緑地に社会実験としてカフェをオープンさせた。駐車場にテントを張る建築確認の厳しさや、移動キッチンカーの保健所認可の手続き、トイレ問題など高いハードルを乗り越えてのオープンである。
 運営は離島飛島で島カフェを運営していた合同会社「とびしま」である。飛島で使っていたキッチンカーを酒田港まで運ぶ手段にも苦労があったと聞く。先ずはオープンにこぎ着け、キッチンカーを「うごかへ」と名付けた。今後は、各地コミュニテーのイベントなどを移動して「カフェ」の気分を味わってもらう狙いだと言う。
 定時的には毎週金、土、日の6時から10時までの営業となる。酒田港にまたひとつ、名所が増えそうである。

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酒田・遊佐線に道路美化活動功労賞

2017年07月09日 | 日記

 主要地方道酒田・遊佐線20.2キロの道路改良は、まだ完了していない。飽海地区は南北の道路が弱く、通勤時間帯に酒田市街地に入る混雑は常態化している。
 そんな中で、庭田集落を縦貫していた酒田・遊佐線に庭田バイパス工事約600mが、平成2年に開通した。喜んだ庭田自治会は平成13年にバイパス出入り口南北2カ所の緩衝エリアに、一年草の花の植栽を実行し、通行車両の評価が広がった。その勢いは更に進み平成19年に歩道路肩法面に水仙の定植を始め、平成21年にはコスモスを植え、県道法面は花いっぱいになった。
 平成28年に環境衛生事業功労賞は酒田市から、29年に道路美化活動功労賞が庄内地区道路協議会から表彰された。自治会、PTA子供会、婦人会、はつらつ会(老人クラブ)集落上げて定植・管理を実施している。
 長年の植栽から路肩が少しづつ崩落を感じていた庄内総合支庁は今年の春に路肩の法面整備を行い、新しい路肩法面に7月7日に植栽を実施した。庭田の県道沿線は花いっぱいで皆さんをお迎えしている。

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藤井四段の特需

2017年07月02日 | 日記

 中学3年の藤井聡太四段が、昨年の12月プロデビュー依頼負けなしの29連勝記録は、歴代最多連勝記録として日本国中に将棋ブームを巻き起こした。日本の伝統文化の一角に火をつけ、日本文化の奥深さをアピールできた効果は大きい。
 将棋の駒の産地である天童は、うれしい悲鳴を上げている。天才少年一人が発掘されただけで、勝負めしとして食堂のメニューが報道され、これも全国に影響がある。天才棋士と言われ、同じ14歳でプロデビューした77歳の加藤一二三9段は「藤井特需」だとして、将棋解説に連日登場している。
 日常語に将棋から生まれた言葉は多い。王手をかける、詰んでいる、将棋倒し、捨て駒になる、高飛車な振る舞い、成金、飛車角落ちの勝負、待ったなし、持ち駒がない、上手なやつ、下手に出る、先手必勝、後手に回るなど切が無い。
 伝統文化の振興は県議になって日常活動のひとつである。特に将棋の駒の産地を持つ山形県会議員として日本将棋連盟に加入し将棋界の情報を収集してきたが、市民オンブズマンに切り捨てられた。
 伝統文化と言えば、先日、酒田観光物産協会の総会があった。酒田の伝統文化を観光に活かす議論もなく、市長も欠席の総会だった。形骸化した総会は意味がない。

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