とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

大震災の中の県議選

2011年03月31日 | インポート

002  巨大地震の影響は全国に及び、隣県である山形県は特に、親族を含めた被災関係者が驚くほどたくさんいる。県も対応に奔走しており、地震災害対応資金の創設や、酒田港からの家畜飼料の仮設テントや放射線量測定器の充実など、議会が開けない中で専決処分された。そんな中で県議選は明日告示を迎える。自粛ムードの中、自分の考えだけはしっかり訴えて審判を仰ぎたいと思っている。
 今回の東日本巨大地震は日本の形を考える上で大きな教訓となった。合理化を追求する余りに、過度な拠点生産はもろい面をさらけ出した。ガソリン、灯油に代表される生活物資。コンビニから飼料、機械部品の果てまで太平洋側に集約され、そこに災害が発生と同時に日本中の物流が混乱をする構造は近代国家として恥ずべきことである。日本海側は雪国と言うハンディはあるもののそれを乗り越えた大動脈を構築し、日本海側と太平洋側へ均衡ある生産拠点を持たなければ、安定した国家とは言えない。そこを横断する太いパイプで結ばれて初めて悠久の日本が存在する。そして、安価だけに群がる国民性に警鐘を鳴らす必要がある。安全、安定にはコストがかる事を今度の災害で私たちは学んだ。そして、大災害になれば何万倍の費用が掛かることを知った。
 地産地消、自給自足を基本に互いを太いネットで結ぶ安全安心な県土づくりを提唱していきたい。
 選挙前のブログはこれが最後。皆さんのご支援を心からお願い申しあげます。

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東日本大地震が発生

2011年03月13日 | インポート

002  2月11日午後2時46分、マグニチュウド9.0の巨大地震が三陸沖に発生し、日本中が地震で揺れた。議会を終え帰宅を急ぎ、山形自動車道を運転中であった。目まいをしているのかと思うほどグラグラする。「私の体に異変が」と頭をよぎったが、前の車がスピードダウンを始めたので私も習った。カーラジオの国会中継が中断され、三陸沖で大きな地震が発生したことが放送された。どうやら大地震であるらしい事を繰り返し放送している。私は酒田で約束の時間があったので、一目散に帰路を急いだ。高速道路のゲートが閉鎖される直前の事である。
 酒田に到着するや、その凄さが分かってきた。停電で交差点は警察官の手信号で大渋滞が発生していた。どうにか約束の時間には到着した。会社は停電で騒然としていた。「よく来たなあ」と労をねぎらわれたものの、電話が不通で連絡も取れず地震の情報交換で話は終わってしまった。
 一晩中寒さの中での停電は堪える。それに電話の不通で連絡が取れないことも加わって動きが取れない。かろうじてメールでの通信は遅れてつながるので、家族が何処にいるのかが分かった。カーテレビで大体の被害状況を把握し、夜は温かいうどんを食べて布団にくるまって、早く寝た。文明のもろさを実感している。

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選挙まで一か月

2011年03月05日 | インポート

004  県議選の告示まで一か月を切った。マスコミは各選挙区情勢を報道し始め何かと気忙しい毎日が続いている。まあ当たり触りのない記事でもあるのだが、一字一句に本人は神経をとがらせてしまう弱さはある。一番怖い言葉は「地盤を固め、他地域に支持拡大」「厚い支持基盤」などいかにも優位であるような表現である。本人も分からないのに、もっともらしく活字になると言葉が一人歩きを始める。それが落とし穴となり結果はマイナスに働く。
 選挙の基本は自分の考えを有権者に訴え、支持してもらって初めて清き一票となる。しかし人間である悲しさは、情緒が優位に立つ所にある。あの人もあの人も当選して欲しい。あの人は大丈夫そうだから、あの人を助けてあげようとのバランス感覚が働き、とんでもない結果を生む。選挙は上り坂、下り坂でもない「まさかの坂」があると言われるゆえんである。
 選挙はたくさんの人を巻き込み、膨大なエネルギーを必要とする。本人はもちろんのこと、周辺の人もへとへとになってしまうものだ。当選の一字を目指して、力を合わせて選対が動いていく様は見事なものだ。皆さんの努力を裏切ってはいけない重圧を背負い今日も活動を続ける。事務所は朝から晩まで人の出入りが激しさを増して行く。

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