とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

倉庫壁面に歓迎アート

2017年05月31日 | 日記

 外航クルーズ船の初入港を前に、酒田市と港湾関係者は着々とその準備を整えている。来年、5万kwの木質バイオ発電の操業を予定している「サミット酒田パワー」は、木質ペレットの備蓄倉庫を建設中で、その倉庫の海側壁面いっぱいに山居倉庫を描き、その白壁部分に「WELCAME TO SAKTA]の英字で書かれている。
 この倉庫は、長さ240m、奥域15m、高さ10mの巨大なもので、カナダから輸入される木質ペレットの貯蔵庫である。そもそもクルーズ船が入航する小湊埠頭は、外国木材の輸入ふ頭だった。外材の輸入が無くなった現在、殺風景なロケーションは関係者の課題であった。このことで、酒田港の賑わいとクルーズ船を歓迎する市民の気持ちを一緒に発信することが出来る。
 酒田共同火力発電所は工場全体と高い煙突のライトアップを既に実施している。官民挙げての酒田港の振興は佳境に入りつつある。

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北小跡地に大規模園芸ハウス団地

2017年05月27日 | 日記

 酒田市旧北平田小学校跡地に大規模なトマトハウス4棟が竣工した。これは、小中学校の再編が進む中、増え続ける廃校の跡地利用が行政の大きな課題の解決策のひとつで、先進事例として注目されている。
 北平田地区は、典型的な稲作単作地帯であり、農業の生き残りを掛け山形県最大規模の組合員102名、経営農地面積430haで農事組合法「ファーム北平田」を立ち上げた。その法人が小学校跡地に、先進的な技術を駆使した園芸部門に取り組み、新規雇用を生み出し、地域活性化の一助にとスタートしたものである。
 ハウスの幅18m、奥行き45mが4棟建設され、ミニトマトや高糖度のトマトが栽培される。室内温度が上がると曇る特殊な調光ビニールが取り入れられており、温度センサーで開閉する遮光幕も装置化されている。
 学校跡地の半分はトマトハウスとなり、残りの跡地は多目的広場として地域の憩いの場として残されている。

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鳥海山の魅力

2017年05月20日 | 日記

 初夏の天気に誘われて、鳥海ブルーラインを経由し、大平山荘・鉾立山荘まで行ってみた。鉾立山荘は丁度五合目、鳥海登山の玄関口として賑わっている。ここは標高は1150mで、更に上は登山道になる。御浜の山小屋は七合目で1700m、鳥海湖と高山植物が楽しめるが、長坂道、万助坂と呼ばれる難所がある。頂上付近には150人収容できる「御室」とよばれる頂上宿泊所があり、夏は鳥海登山客でにぎわっている。
 鉾立は秋田県で、ちょっと下の大平山荘は山形県遊佐町である。昼食は大平山荘と決めていたが、客が少なく鉾立の人気振りと違っていた。
 鳥海ブルーラインのパーキングエリアには県内外の車で満杯だった。山菜取りやスキーを楽しむ姿が見受けられ、鳥海山の魅力が満載である。酒田まつりの上日枝神社の神事に参拝してからの事である。

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庄内浜の魚の味

2017年05月13日 | 日記

 庄内浜で獲れた魚が、今年初めて山形市公設地方卸売市場でセリにかけられた。県内内陸部へ消費が広がるきっかけにと、関係者の期待は大きい。
 そもそも海岸距離が短い庄内浜は、水揚げされる魚種は多いが漁獲量が少ない宿命を持つ。庄内浜にビッグな水産加工会社が無いのもその背景にある。ただ、日本海を九州から北海道まで日本海を縦断するイカ釣り船団11隻が、酒田港で賑わう出航式は浜の風物詩となっている。庄内浜漁獲高の半分はイカが占める。
 昔、庄内浜の魚を内陸に届けたのは「浜のアバ」と呼ばれた背負いの魚行商人だった。早朝に仕入れた魚を陸羽西線経由で、それぞれの地域の檀家を回って商いをしていた。その人数は一車輛いっぱい程だったと言われている。
 魚は調理が面倒で、骨や内臓の処理も難しく敬遠されがちである。しかし、そこが旨さの秘訣でもある。大きな魚の切り身もいいが、小魚を焼いたり、煮つけたりは庄内浜の味覚である。最近は小魚の干物もブランド化している。これがまた旨い。健康食品である魚料理の普及をねがう。

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政務活動費の役割

2017年05月05日 | 日記

 地方自治体は、選挙で選ばれる首長と議員の二元代表制である。予算提案権や執行権、人事権を持つ首長の執行部局は膨大なスタッフで組織化され、細分化されている。各種行政委員会もあり、大きな権限が付与されている。
 その組織と議論する議員は相当の知見を有する。秘書機能が認められている国会議員と違って、地方議員は全てが単身である。そのための調査、意見交換、多種多様な懇談会、県議として要請のあった各種会議や祝賀会も不可欠な政務活動である。
 更に、新聞、雑誌、専門書、懇話会、セミナー等で幅広い知識や先見性を身につける努力など、多忙を極める。政務活動費は、それを補完するものとして認められている大事な要素だ。プライベートを除けば殆どが政務活動と言える。
 政務活動費は各自治体の裁量で決める事が出来るが、充当が不適当な経費と判断されるものは、政党活動、選挙活動、後援会活動、私的経費等がある。政務活動費は公金であり、透明性が一義的であり、山形県では手引書を作成し、すべてに領収書の添付を義務付け、報告書に、いつ、どこで、誰と、何をしたか公開している。

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