とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

鈴政の寒だらセット

2018年01月28日 | 日記

 湊酒田に寿司割烹「鈴政」がある。庄内浜の地魚をメーンに活きのいい店内雰囲気も手伝って人気スポットとなっている。常任委員会県内視察で酒田が宿泊地となると、決まって「鈴政」のリクエストが出る。魚料理は酒田の代名詞でもあり、県内外から足を運ぶ人も多い。
 庄内浜は今、寒だらが旬である。「鈴政」で昼食時に「寒だらセット」を2月下旬まで、一日20食限定、予約して食べる事が出来る。「寒だらセット」は、ふうふう熱い寒だら汁に、ちらしずしがセットされたもので、寒だら汁は、鱈をどんがら、だだみ、肝など一緒に煮込んだ味噌仕立てで、別格の旨さがある。庄内浜の地魚いっぱいの「ちらしずし」との相性もいい。昼食時店内は、県内外からの、通と思われるお客でいっぱいだった。
 「寒だら祭」は庄内各地で開催されるが、酒田市は27日28日の両日である。寒だらは、庄内の伝統的な魚で今の様にメジャーな魚ではなかった。相馬大作市長時代、予算編成時に商工会議所会頭や初孫の社長などと、夜行列車に寒だらを詰め込み、東京霞が関で官僚たちに振る舞って評判となり、これは「酒田の味になる」と寒だら祭を始めたのがきっかけである。政治の先見性を問われる典型の祭でもある。

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自動運転の実証実験

2018年01月20日 | 日記

 

 高齢者の自動車事故が後を絶たない。高齢者の定義も分からないのに肩身が狭い。ブレーキとアクセルを踏み違えて店に突っ込むニュースに触れる度「高齢者でなくて欲しい」と祈る。
 新車は安全機能の進化が急ピッチで進んでいる。車間維持装置や追突防止のシグナルも驚くほど精度が高い。センターラインやサイドラインを踏みそうになると、警告音が鳴る。峠道の曲がりくねった道でセンターラインの無視を続けると、「あなたは疲れています。休憩を取りましょう」と、コーヒーカップの絵が現れる。これには笑った。追い越し車が近づくとサイドミラーにランプが付く。車庫入れや縦列駐車も自動運転できる。
 国交省が自動運転の実証実験を行うと報道があった。全国13か所の中に、高畠町役場とJR高畠駅の10キロを巡るコースが選ばれた。この中に9ヶ所の停留所を設け、商店街や銀行、公共施設にアクセスできる。農産物を預け、道の駅の直売所に出荷できるようにもなる。一週間の実証実験ではあるが自動運転技術はそこまで来ている。
 高齢者が招く自動車事故などと言われない事を願う。不便な田舎で不可欠な交通手段は、やはり自動車だ。

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雪国

2018年01月14日 | 日記

 酒田市は豪雪地帯ではないけれど雪国である。今冬最強、最長の寒波が襲った。日本海の水蒸気をたっぷりため込んだ雲が、山脈を越える時に雪となって降り、寒波が連続的に流れ込んだため、記録的な豪雪が長く続いた。
 信越線は、三条市付近で4両編成の電車が立ち往生し、乗客430人が15時間にわたって閉じ込められたと大きく報じられている。JRの対策が適切だったかが焦点になっている。15時間もの間、代替輸送の手段がとれなかったものか。自衛隊、警察や自治体に救援要請が出来なかったのか。何処にでも起きうる事態だけに、教訓として分析する必要がある。
 「雪国」は抒情をくすぐる世界でもあるが、現実は危険と隣り合わせである。高齢者の雪下ろし事故が相次いでいる。90歳の方が雪下ろしで屋根に登らなければならない切迫感に心が痛む。
 酒田の強風にも参った。昨年の暮れ、庄内空港が強風と吹雪で終日欠航の歴史的な日に出くわした。電車に切り替えたものの、新潟までは通常運転。しかし「いなほ」の運転は、分からないと告げられた。新潟宿泊を描きながらも乗った。その日、新潟から秋田行き「いなほ7号」一本だけ定刻で出発した。しかし、村上あたりから、いったん停止や徐行運転の連続。5時間程かかってようやく酒田に着いた。秋田まではバスの代替え輸送となった。
 太平洋側は雲一つない晴天。鉛色の空が我々の住む酒田の現実である。

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酒田水協の初競り

2018年01月06日 | 日記

 酒田水産物協同組合の初セリが5日早朝に行われた。日本海は年末からのシケ続きで、青森産の魚介類が主で、地魚がない。5日は船が出ているから、明日はタラがたくさん並ぶだろうとの期待が込められていた。
 海流の変化なのか、サケ、イカ、サンマの3大魚種の漁が少なく、悩みの種だと買人がつぶやいていた。そういえば、名物のハタハタも小振りが多く、昔の様な大衆漁感が無い。
 庄内浜の地魚は、庄内の味の代名詞として君臨している。地魚は地場で食べるのが旨い。それには、庄内に足を運んでいただく事が一番である。内陸の県会議員を酒田の魚でもてなすと、うなり声をあげて「旨い」と必ず言う。それが嬉しい。
 そういえば「寒だらまつり」が間もなくやってくる。相馬市長時代の創作イベントで、当時は「タラの値段が上がる」などの苦情もあったが、今は真冬の名物風景として、すっかり定着している。更に、庄内全域に広がっている。
 魚種豊富な庄内浜の味と食を守り続けたいものである。

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