とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

陸羽西線2年間運転取りやめ

2022年02月26日 | 日記

 2月22日山形新聞の「陸羽西線運転取りやめ」の見出しにビックリした。経営改善が見通せないと見られるローカル線陸羽西線は廃線の爆弾を抱えてるだけに、不吉な予感がよぎった。
 報道をよく読むと、国道47号線の高規格化に伴う高屋道路のトンネル工事が、陸羽西線の下を交差するため工事の安全上5月24日から約2年間にわたり陸羽西線新庄・酒田間全線で運休すると言うものであった。
 当初計画から経年劣化した鉄道トンネルの補強工事をしてJRの運行に支障ないように道路工事を進める予定だった。補強方法などについて検討を進めてきた「施工技術検討委員会」はトンネルが通るエリアは、玉石が混じり、地滑りの危険性もある地盤で、より安全な工事のためには陸羽西線の運行を止める必要があると判断したとしている。
 陸羽西線は5月24日から約2年間運休となる。せっかくの運休期間に陸羽西線をグレードアップする事は出来ないのか。バスの代替え運送の定着化を口実に廃線の危険性もある。庄内と内陸を結ぶ唯一貴重な鉄路の利便性と可能性は広い。
 かつて鉄道は東京への時短競争に力点が置かれ、そのコストで判断されてきた。時代は変わった。ゆったり、安全、安心に拠点を結び、高齢者を包み込む鉄路が求められている。
 鉄道の安定性こそ拠点交流の基礎だと思う。

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春よ来い。早く来い

2022年02月19日 | 日記

 今年の積雪の多さには驚いた。酒田は雪が横から降ると言われ幹線道路には防雪柵が整備され雪を吹き飛ばす工夫がされている。寒波で強風の地吹雪は全国ニュースに取り上げられる事もしばしばで、それが酒田の冬である。
 その分積雪は少ない。寒波の間の暖かい日には雪が融け、積雪が気にならない程度になる。そんな雪国の生活スタイルが出来上がっているが、今年は異常だ。
 年末の寒波で大雪になった。それが融ける間もなく雪が降り、そこへ週一程度で強風寒波がやって来る。そして地吹雪が襲いかかるサイクルが続いた。道路除雪も大変だが敷地内除雪も大変である。屋根から滑り落ちる雪が軒下に届きそうな高さまでになった。これほどになった事は私の記憶にはない。
 立春も過ぎて2月も中旬、17日の夜から大雪となった。朝までに29㎝の積雪があり、酒田市の積雪量は46㎝と公表されている。今日は暖かいが、21日には寒波襲来が予報され、また大雪になる見通しである。
 春よ来い。早く来い。雪国の切ない希望である

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厳冬の「玉簾の滝」

2022年02月12日 | 日記

 酒田市の名所「玉簾の滝」が氷瀑したとテレビニュースで報じていた。寒い日が続く今年の冬のシンボルとして放映されたものと思う。高さ63mもある滝の氷瀑はどんなものか見学する事とした。
 鳥海山麓にある「玉簾の滝」は酒田市街地から車で30分程の所にある。鳥海山の豊富な湧水で安定した水量と、山形県一の高さで市街地から近いとあって、人気のスポットとなっている。
 この滝は弘法大師の神のお告げで発見命名されたとされ、その後修験場となり深い杉木立に御嶽神社が鎮座している。地元自治会や神社関係者の尽力で、夜間にライトアップもされ手入れが行き届いている。
 建国記念日の午後「玉簾の滝」に向かった。駐車場は秋田、山形、宮城、埼玉など県外ナンバーの車の多さに驚いた。そこから滝まで10分程雪道を歩くことになる。積雪は肩程まであるが、人が行き違えるような幅できれいに除雪されていた。
 カメラやペットを片手に、行く人帰る人の家族連れで賑わっている。「こんにちわ」とあいさつを交わしながらやっと「玉簾の滝」に着いた。氷瀑で滝底が見えず、高さの実感はあまり感じられないが自然が織りなす造形に感動した。
 コロナ禍でマスク姿の家族連れが一時の憩い楽しんでいた。

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大雪の中、河川工事

2022年02月05日 | 日記

 酒田本港で直接日本海に注ぎ込んでいる県管理の二級河川新井田川は、山居倉庫の側を流れ市街地をゆったり北上している。市民のオアシスとして沿線自治会の美化運動も活発で、桜並木の満開は圧巻である。
 昔は、貸しボートで賑わったものだが、今は高校の部活で時々カヌーの練習風景が見られる程度だ。中心市街地に入るためたくさんの道路が必要で、新井田川には無数の架橋がある。ここから眺望する鳥海山は映える。
 新井田川は市街地を3キロほど北上し、東へカーブして3キロほどの短い川であるが5本の支流があり、3700haの水田を涵養し役目を終えた水を海に返す役目を担っている。雨水もいったん水田で貯水して排水口から新井田川へと流れる。
 庄内平野の勾配は千分の一と言われている。川の流れがゆったりしている。そのため河道への土砂堆積が多く、浚渫が必要となる。放置すれば雑木が生えたり、マコモの増殖で洪水の原因になる。
 河川管理の予算は圧倒的に少ない。放置すれば災害との背中合わせとなる。治水は国の基であり政治の基本である。
 そんな中、新井田川の支流「寺田川」で堆積土砂の撤去工事が大雪の中始まった。少しでも前進である。

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