とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

庄内・ハルビン定期便の再考

2008年03月27日 | インポート

Photo  遅れていた中国、ロシアの経済ポテンシャルの向上は目をみはるものがある。それに、対岸各国の貿易額は、右肩上がりに増え続けている。それを見据えた日本列島は、否応なしに対応が熱くなってきた。遅れていた日本海沿岸貿易港は、千載一遇のチャンスとばかりあの手、この手の売り込み合戦が始まった。しかし、インフラの遅れと物流ノウハウの欠如は厳しい現実でもある。
 そんな中、3月25日に国土交通省東北整備局の主催で、「日本、中国、ロシア日本海沿岸貿易促進国際フォーラム」が酒田市で開催された。3ヶ国の貿易関係者が、一同に会してのフォーラムは初めてであり、大勢の通訳を投入した会議も、さすが国土交通省だなと言う感じであった。3ヶ国の物流拡大に向けた課題は決して少なくない。そのためにも3ヶ国合同による協議機関の必要性が強調された。お互い信頼の醸成を高めるためにも、人的交流が不可欠であることも共通の認識であることが確認できた。
 フロアからの意見として私は「姉妹県省である黒竜江省のハルビンと庄内空港の定期航路の開設に向けて、山形県は50便以上のチャーター便を飛ばした。ところが、黒竜江省からは誰も来てくれない。お国の事情も変わったことでしょうから、相互交流と定期便への再考は出来ないか」と質した。康副庁長は、「今年、黒竜江省のトップが訪県するので、その時に言って下さい」との事だった。チャンスは、あるかも知れない。

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大任を終えて

2008年03月20日 | インポート

Photo  昨日で、議会運営委員長の私の任期は終えた。公開の場である議会運営委員会は、各会派で詰めた後の会議なので、殆ど10分程度で終るのが常である。その前段で行う会派協議会が、実質審議の場であり各会派の思惑がぶつかり合う場でもある。私は、午前8時半には議会に登庁していた。私も入って5人の代表者で議論が続く。過去には、午前4時ごろまで果てしない議論が続いた事もあった。私の任期中、飲酒運転議員の問題がいつも焦点だった様に見えるが、実はもっと深い議論がされていた。時代に対応した議員のあり方が、本命である。村山議員が今月で辞職する。最後の議運の場で謝罪があり、わたしは委員長として「ご健勝にてお過ごし下さい」と声をかけた。
 人は、色んな場面に遭遇する。ニューヨーク・ヤンキースの松井選手の言葉が脳裏をかすめた。「一度のミスも、スランプの無い選手などいるでしょうか。絶対にいません。成功してしてきた人々は、才能だけではなく、失敗を乗り越える力があるのだと思います。僕は、生きる力とは、成功を続ける力ではなく、失敗や困難を乗り越える力だと考えます」皆さんに助けられて大任を果たし終える事が出来た。それをを見透かすように、春風が私の顔をなでてくれた。

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一点集中 全面展開

2008年03月14日 | インポート

006  2月22日から始まった、来年度の予算を審議する今期定例会の実質審議は今日で終わった。東北地方の太平洋側は、大規模工場群の進出予定ラッシュで、大変貌しつつある。それも、100ha規模の工場用地を狙っている。東芝、関東自動車、セントラル自動車、デンソー。正式発表されてない工場立地も、数多い。
 わが山形県は、情報収集にやっきだ。まだまだアンテナが低い。議員の質問も、ほとんどこの事に触れている。県内の工場用地の点検を始めるとの答弁もあったが、他県との比較で言えば、スタートラインにもついていないレベルである。「花のない所に、チョウやミツバチは来ない」と語った関東自動車の社長の言葉は重い。おかげ様で、対岸に近い酒田港が見直され始めた。皆さんから言及してもらえた事は、画期的なことである。山形県の花は、以外にもこんな所に咲いているのかもしれない。
 今日の質問で、企業誘致は「一点突破、全面展開」が大事だと、中川議員の質問には感動した。わたしの好きなフレーズである。数年前の私の年賀状に「一点集中、全面展開」と書いた。一点を突破する事が先ず肝心である。出来そうな一点を集中して成し遂げれば、道は開ける。県民の力を、一点に集中出来るかが勝負の別れ道になる。

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議会質問の舞台裏

2008年03月07日 | インポート

Img_1018  「春は名のみの 風の寒さや」3月も半ばになり、さすがに日差しは強くなったものの、風は冷たく、まだ雪もちらついいている。今年の春は遅い。「もう少しの辛抱」と言い聞かせじっと春を待っている。議会が長くブログもご無沙汰している様で、何かリズムが狂った感じだ。
 3月5日に一般質問をした。一部は山新に報道されたが、質問項目は5項目で、持ち時間は答弁含めて60分。この中での時間配分が細かくチェックされる。今回の私の場合、質問字数が6、750字。60秒あたりの読む字数が230字で、合計29、3分。知事答弁が1回で、3分。副知事、部長答弁が9回で18分。答弁人数が7人で、入れ替る時間が、ひとり0、5分の3、5分。総時間数が53、8分になるので、「ゆっくりめで質問してください」となる。
 仕上がりは、約55分。先ずは予定通りの結果だ。期せずして酒田の桜プロジェクトの皆さんがわざわざ議会へ傍聴に来てくれてうれしかった。山形在住の酒東同期生も傍聴席から手を振ってくれた。出来栄えはさておいて、無事終えてホットした。

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