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コロナの時代の柿酢健康管理法

2020-06-26 03:54:56 | 暮らし

 竹富島と船である。ヨットなども走っている。何故かぼけ写真になってしまったが、それもいいかと思う。見えるより見えない方が見えるものもある。梅雨明け以来、二週間も晴れが続いている。こんな晴天続きはめずらしいことだ。

 コロナで注目されたのが、免疫力である。長年、自給的な生活を目指して心土不二を心掛けてきた。と言っても大して徹底したものではない。こだわっていると言うことになると、不健康なことになる。つまり、健康オタク病になりかねない。よい加減がいい。

 免疫を高めるには食べ物には注意した方がいい。毎日柿酢を10CC飲む。柿酢は自分で作ったものだ。ブログの中の記事に連携したので見てもらえると写真で様子が分かる。作ると言っても、熟した柿をただ採ってそのまま甕や瓶に入れただけでできる。

 木の下まで甕を運び、そこで木から充分に熟した柿をもぎながら、柿のへたも一緒につけ込んでしまう。もちろん洗わない。そのまま、寝かしておいて、飲んでいる。今飲んでいるのは2015年に作ったものを飲んでいるのだから、5年間熟成したものだ。柿酢でお腹が痛くなったというようなことは過去10年近く一度も無い。効果があるのか無いのかは、あと30年待って貰うしかない。100歳まで生きたら、柿酢のおかげだと言いたい。

 柿酢はとても酸っぱくて、ただでは飲めたものではない。この時期の美味しい飲み方は、保温ボトルに氷と石垣島の黒砂糖をスプーン二杯入れる。そこに10CCの柿酢を加えて、水300CC入れる。これを絵を描きながら飲んでいる。前はファミマのカフェラテを飲んでいたのだが、コロナ対応でファミマに行けないので、柿酢飲料に変えた。週に一回ぐらいは泡盛ソーダーの代わりに柿酢ソーダーで我慢をしている。

 朝食には、納豆卵キムチ入りを必ず食べる。納豆卵には買ってきたキムチを入れる。実は石垣島には美味しいキムチが売られているのだ。これは常備している。自家製味噌の味噌汁も食べる。今は海藻とタマネギを入れる。タマネギがある間はそれだけを食べる。今年はタマネギは余り採れなかったが、半年はあるだろう。

 そして小食が決めてである。タンパク質はおおめで、デンプン質は少なめ。歳をとり若い頃と同じものを食べていたのでは、燃焼しきれない。それで、夜ご飯は食べないことにした。本当のところは夜のご飯は泡盛に変更しただけである。体重は55キロにコントロールしている。1日朝と晩に2回計測して、確認する。一応体脂肪や、内臓脂肪なども記録できるタニタの体重計である。55,5キロを超えたならば、食事を控える。それでも増えるなら、泡盛を自粛にする。

 30年間ほぼこの状態を維持している。と言うかそれより前はひ弱な40キロ台だった。中学生の頃に40キロ台にやっとなって、そのままであった。せめて50キロを超えたいとは思っていたが、不健康な暮らしをしていたので、痩せこけたピーひょろだった。山北で始めた自給生活で、身体を酷使しよく食べた結果55キロまで体重が増加した。

 毎日食べると言えば、果物とヨーグルトである。ヨーグルトは家で作っている。今はマンゴーヨーグルトか、パイナップルヨーグルトである。何しろマンゴーが一個300円で昨日は買えた。マンゴーというものは毎日食べても飽きないものだ。7月いっぱいは美味しいマンゴーがある。

 そして運動である。運動は毎朝の太極拳、八段錦、スワイショウ、膝蹴り体操、腹筋80の一通りを50分間全力で行う。今できる自分の力を出し切るつもりで、本気でやる。形だけの健康体操ではない。終わったら鏡の前で、裸になりぬれタオルで体を良くこする。そして体組成計に乗って体を計測をする。常に変化を確認している。

 体を拭きながら、体の状態を観察する。内観法で体の中を感じてみる。おかしなことは無いかぐるりと感じてみる。そして外観からも見苦しい体ではあるが、一応観察する。まるでボッシュの絵に出てくるような年寄である。それは情けないとしても受け入れるほかない。

 この体操の主たる目的は今日の絵を描くためである。良い絵を描くということは自分らしく描けたときのことなのだ。自分になるためには、その時の心境が実に難しい。様々なことで心が揺らいで行く。朝の運動は気持ちを統一できる。絵を描いている間は、洗われた頭でいられる。

 お寺では朝の一香の時間が参禅の時間である。俗人の合理主義者である私としては、参禅よりも運動を禅のつもりで行っている。立禅というが、動禅と言うつもりである。俗物には動禅の方が気持ちが静かになる。頭の中が洗えるという感触がある。

 頭の中におかしなものが滞っていると、ろくな絵が描けない。見えているものも見えない。見えていないもの、隠れているものを感じて見なければならないのが、絵の描き方だから、よほど心落ち着けて、風景に反応しなければならない。反応を良くするための朝の運動である。

 そして散歩をする。今は街の中は歩けないので、絵を描きに行った場所で歩く。絵をしばらく描いたらば、周りをうろうろしている。これを繰り返している。今はあまりの日照強さで長くは歩けないのだが、できるだけ日陰を見つけて歩く。

 この散歩の不足分を夕方、拭き掃除をする。アトリエの床を磨く。歩数計で言えば、1000歩位は拭き掃除をやる。掃除はまさに健康法である。キレイになるのは床だけではない。アトリエで絵を見ると言うことは重要である。アトリエがキレイでなければ絵を見ることなど出来ない。

 そしてよく寝ることになる。出来れば8時間は寝たい。昼寝もいい。絵を描いていて、車の中で寝てしまうこともある。24時間の内3分の1の8時間は寝る努力をしている。眠くなればいつでも寝る。最近は7時頃に寝る日も多い。まだ昼間のように明るいが眠くなる。

 精神の健康が、絵を描くことになる。絵を描いていると、生きていることがすばらしいと思える。生きている自分が描いたものがある。その絵は自分である。良くとも悪くとも自分である。すこしづつであるが、自分に進んでいる。この充実が絵を描くことにはある。心の免疫力を高めている。

 良いものを食べ、精一杯の運動をする。そしてよく眠る。最後に絵を描く。この4つと実はもう一つある。それが唄を唄う事である。三線を弾きながら、好きな歌を大声で歌う。大声を出すと言うことはとても良い。しかし、そんな機会はなかなか無い。

 10曲ぐらい覚えた歌があるので、順番に唄う。そして新しい唄も練習する。今の練習している曲は「山河、今は遠く」作詞:岡本おさみ作曲:知名定男を練習している。楽譜がないので、聞いて唄うのだが、まだ工工四の拾い出しができない。岡本おさみさんの作詞で有名なものは襟裳岬である。文学的な詩になっている。

 この5つの免疫を高める方法を達成できた日は何か充実感がある。こんな良い日が続くといいなあと思いながら眠れることになる。そうか、もしかしたらブログを書くというのも入れてもいいのかもしれない。そうなると6つのことになる。

 
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柿酢の作り方:2015

2015-10-21 04:07:30 | 自給

柿酢づくりをやった。と言っても庭の富有柿が熟したので、それをもいで入れただけである。30分ぐらいの物だろう。これだけのことをやっておけば、2年後お酢になっている。毎年のことで新しいことはないのだが、やってみたが上手くゆかなかったという人の話を聞くことが重なった。なぜ失敗するのか、気づいたことがあるのでまず書いておく。それは柿から果汁が染み出て、その液体に全体が浸るまでにカビさせてしまうということのようだ。最初の1週間の状態で悪くなる。そのためには熟柿柿が良いということになる。木で熟すのを待って、そのまま瓶に入れるだけである。ふたは密封している。ときどきビンを振り回して、早く液が全体に上がるようにする。上がらなくても液が被るようにする。中では小さな泡が少しづつ湧き上がっている。液は濁っている。今日の様子では、ほぼ上の線まで液が来ている。つまり1週間ぐらいで液が覆ってしまう方が良いということなのだ。写真では15と書いてあるが、16日の雨の後に仕込んだはずだ。強い雨が降って、柿がきれいになった後にやることにしている。

こちらが去年の物である。暗いところから出してきて写した。又すぐに戻した。柿酢を作るのは本来光は良くないと考えている。だから壺で作った方が良いのだが。中の様子が良く見えるように、瓶でやって見ている。ついでだが下に敷いてあるのが、柿渋染めの結城紬である。ムラがあるのは意図的なもので、何度か洗いながら落ち着くように考えている。去年の柿酢はすでに完全にお酢になっている。前の物を使っているので、もう一年暗い所に置いておく。上部にこんにゃく状の物ができるのは、光と酸素の影響らしいという経験を聞いたので、早速暗いところに置き変えて、蓋は密閉している。こんにゃく状の物が出来たからと言って、お酢がだめになることはないのだが、今は出来ない方が良いと考えている。一年物のお酢の味は、2年物より少しきつい感じがあるが、柿の果物感はむしろ残っている。だからこの段階で使ってもいいとは思う。ドレッシングに使うならこの方がおいしいかもしれない。

柿のヘタは昨年は取ったが、今年はそのままである。おととしもそのままである。今年の試みとしては、富裕柿で作ったということだ。何しろ今年は柿の当たり年で、あちこちに大量に実っている。食べきれるものではないので、甘柿の方を柿酢にすることにした。渋柿の方は下に敷いてある布を染めた柿渋になってしまった訳だ。絞った柿渋も縁の下の暗いところにしまってある。1年たった柿酢も同じである。ときどき味見をするときだけ蓋を開ける。その程度の酸素で十分だと考えている。ふたを閉めたまま、瓶を振ってかき回す程度である。棒を入れてかき回して作るような方法は時間の短縮法なのだと思う。ゆっくり時間をかけても構わないと考えれば蓋をしたままの方が良い。まあ、発酵で蓋をするのかどうか。かき回すのかどうか。この辺は良いものを作る分かれ目である。ただ醤油の経験で密閉方式で3か月に一回ぐらいのかき回しで良いものが作れる経験をしてから、密閉の良さを考えるようになった。そういえば、私は味噌づくりでもかき回すことはしない。

自給生活は手間をどれだけかけないかの工夫だと思う。あれこれ面白いことがあるので、全部に手間をかければきりがない。上手く手抜き法を工夫するのも大切である。雑菌を必要以上に畏れて、消毒だ、手を洗えと、瓶は熱湯消毒だなどと、神経質になるなら面倒なことになる。ちなみに瓶は日に晒してからしまう。気楽に、ダメでもともとぐらいの気分でやってみる。発酵の感触を知れば、雑菌など畏れることはないということがわかってくる。問題の一番は、保管する環境だと思う。鶏の餌の発酵を町場でやると失敗事例が増えるということに気づいた。山の中でやれば、失敗が減少する。町場にはよい菌が少ないのだろう。だから、除菌とか、衛生管理とか、神経質にならざる得ない。自然の調和というものは微生物が司っている。そいうことを教えてもらうために、お酢を仕込むわけだ。自然の持つ時間の経過と、自分の時間との波動を合わせて、命移ろいということを感じる。

 追記 ——瓶がいっぱいになるほど、柿を加えた。そうしたら泡が上がっていたので、あふれ出た。それで200CCほど取り出した。まさか水位が上がるということはどういうことだろう。柿の中に気泡が出来ているのだろうか。取り出した液をなめてみたが、なんとなく酸っぱいような。

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柿酢の作り方 2014

2014-02-05 04:18:10 | 自給



山北の傾斜地 5号 昨日の絵の続きの一枚。抽象にも見えるが、抽象画ではない。













柿酢は2年おきくらいに作る。毎年作っても余るからである。いつもは甕で作っている。甕は家の外に於いてあった。今年はガラス瓶で作って、机の上に於いてある。柿酢が出来てゆく経過の写真を取ろうと考えている。上の写真は1月の11日に柿を木からもいで、詰めた所である。柿は渋柿である。木に付けたまま、落ちる直前という感じである。柔らかく熟すのを待っていた。ヘタを取り去るのも簡単に取れる位の状態である。瓶を抱えて、脚立に乗ってもぎながら詰めていった。ヘタの取りにくいのもあったが、ヘタをつかんで力を入れたら手で取れる位には全部が成っていた。ヘタは以前は付けたままだったが、今回はヘタはいらないと思って入れなかった。これをガラス瓶に一杯に成るだけ詰め込んだ。最後は少し押し込んだくらいの状態である。柿を洗うことはない。ただし、よく雨の降った日の翌日を狙った。10分ぐらいの作業で終わった。瓶には中ブタはした。小さな注ぎ口は空けてある。赤い蓋は載せてあるだけだ。これで、経過を眺めている。





すぐに水分が染み出し始め、翌日には下の方5ミリほど水分が溜まった。3週間で一番上まで水が来た。写真は2月3日のものである。柿の木にはすでに柿はない。液は濁って来ている。小さなあぶくが少しずつ上がっている。1週間ほどした時に、3か所に白い糸状菌のようなものが付いた。そのままにして置いたら、湧いてきた水分に埋もれている。いつもこういう白い菌糸は発生する。液をなめてみると、甘く、少し酸っぱいような液である。どうも味から言って、このまま置いたらお酒に成るのかというような感じの液である。香りは柿のほのかな香りと、乳酸発酵をしているような甘酸っぱい香りがしている。又3週間ほどしたら、この続きで写真を撮り報告する。




3月9日の様子
だいぶ水分が上がってきた。柿が浮かんでいる感じだ。すでに酸っぱい香りがしてきている。液はまだ白濁している。上部の水面にでた部分に白いカビがある。先日、だんだん出来てくるトコロテンのような物体は、お酢に成る菌ではないとのことを言われた。しかし、いつもぶよぶよの物体が出来てきた。そして、お酢に成っている。どういうことだろうか。今回のものを継続観察をしてゆく。



4月16日の様子
柿はやや沈んできた。白濁はさらに進む。



6月26日の様子
完全に沈んだくらいで、さしたる変化はない。



7月24日の様子
較べてみると濁りが濃くなってきた。なめてみたら、酸っぱくなっている。しかし、柿酢というにはまだまだである。



9月3日の様子
この所見た目の変化はないが、味はどんどんお酢らしくなっている。もう使おうと思えば使えるような味だ。



10月31日の様子
ほぼ完成だが、まだこのまま置いておく。次の柿を仕込む時期が近付いた。



2015年 1月5日の様子 仕込んで11カ月経過した状態。完全にお酢である。かなりきつい味だ。色は沈殿が進み、透明になっている。

2015年 5月7日の様子 仕込んで1年3カ月経過したものだ。お酢である。入れた柿が黒ずんできた事と、お酢の透明度が増した。もういつ使ってもいい状態であるが、他のお酢もあるので、2年ぐらいで使う事になるのだろうか。

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柿酢の作り方

2008-01-03 05:48:48 | 自給
「柿酢」はあえて作り方と言うほどのものはないのだが、3回目も上手くできたので、このやり方でもできると言う事で、記しておく。柿は渋柿の野生種。実は小さい。木は隔年で良く実る。今年は当たり年。昨日やったのだから、年明けまで木で熟す。時間があれば、いつの時期でもさして違わない。採ったら洗わず。ヘタも取らず。そのままかめに入れる。かめを柿の木の下に持って行き、採るそばからつめてしまえば世話がない。硬いのも崩れたのも入れていい。そのまま、室内に1年間置いておく。温度など気にせず、そのままで構わない。かき回すとかもいらない。不思議な状況になっていると思うが、気にせず、布でこす。濾したらば一升ビンに分けて、又1年保存する。それだけで良い。他の事をあれこれやりたい人はやったらいいが、やらないでも出来る。3回成功しているので、別に何もしないでも一緒であると言うのが、結論。

自給は出来うる限り時間をかけない。これに尽きる。インターネットで調べると、それは多種多様に、薀蓄が語られている。28度にして1週間、その後は30度にして。等など販売用の能書きとなれば、言いたい事を言う。ほっといたら出来ましたでは、偉そうじゃない。面倒なことは、一切しないでも出来る。かき回すとか、ヘタをとるとか、潰すとか。ミキサーにかけるとか、お酢を加えるとか。手間をかければ切りがないが、自給には何もせず、がいいに決まっている。これで充分と言うか、充分すぎるほど、格別においしい。味は個別なものだから、誰にでもおいしいかは知らないが。私はこれ以上おいしい酢を食べたことがない。まぁそのような幸せということ。柿酢のマヨネーズは特においしい。今のところ油はシードオイル。油の自給も検討材料。

畑の作付け計画を立てる。畑は4つに別れている。
先ず下の畑150坪。山際に一列竹の子芋を植える。トマトは毎年の主力だが、今年は中玉の予定。そういえば、中段の畑のトマトはまだ枯れない。丈夫なものだ。オレンジ色程度の実がまだ付いている。可哀想だから、あれはスープにしよう。もう一度、トオモロコシの早期栽培も挑戦する。去年もできたことはできたのだが、ハクビシンかタヌキにやられた。家のそばなら、大丈夫かもしれない。胡瓜、なす、オクラ、ジャガイモ、ニンジン、ピーマン、インゲン、大根、さつまいも。この辺はいつもどおり。スイカかマクワウリにも挑戦はしよう。
庭の畑50坪にはアスパラを少し本格的に作ろうと思う。ニガウリもここだ。ミョウガと、青じそ。屋根にカボチャ。
上の畑100坪には山葡萄を植える。山形に注文した。
中の畑100坪は果樹園。下草のように菜花が出てきているが、これが端境期に役立つはずだ。

自給用の畑と言う事だと、人間一人、年間200キロの野菜を食べるとしても、15坪もあれば、計算上は可能だ。私の今までのところの経験では30坪が、一人の実用的面積だ。余り狭いと手間がかかる。苗や種蒔きの問題もある。いずれも、上記の畑は広すぎる。これは、自給探求園の農場だ。自給自足に関心を持った人が、体験してもらえる畑にする予定。だから、この自給時間の累計も、普通に一人の為に時間というより、家族分の時間ぐらいと考えておいたほうがいいだろう。

昨日の自給作業は、引き続き「ミカンもぎ」と「柿酢作り」で1,5時間累計3.5時間
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